〇日本文化
...が、少しずつ形を変えて浸透しているので、日本文化的なもの(米とか)に執着がある方にはオススメの地域です。日本の製品がけっこうスーパーで手に入りますし、日本料理店も多い。本土から転校してきた方を、アラモアナSCにある日本食のフードコートに案内したとき、ものすごくありがたがってました。
食べ物だけでなく、家に入るときは靴を脱ぐ習慣とかも日本から輸入されています。ホームステイやコンドミニアムなどで実感できるかと。
日本とは徹底的に違う文化ではやってく自信がないという方にはオススメですが、逆に、日本的なものを留学中に見たくないという方は、本土とか他国を選ばれたほうがよろしいかと(ついでにワイキキ界隈では日本語もしょっちゅう耳にします)。
〇けっこう寒い
常夏、といったイメージのハワイですが、あまり暑くはないです。たまに寒いです。気温は日本の初夏とか初秋くらいでしょうか。日差しだけは強いので、日焼け止め必須なのですが。
屋内は寒いことが多いです。冷蔵庫か何かのように。ベトナムから来た子は、「寒すぎて風邪引いた」とか言ってました。
〇居住環境
ホームステイ、寮、コンドミニアムと一通り住んでみましたが、長短いろいろです。
HS: 現地の家庭の一例を見ることができます。外国人が知らなかったアメリカやハワイの事情、とか教えてくれたり。会話もたいていは英語なので、会話の練習になります。また、家族と仲良くなればいっしょに色々な場所に連れて行ってくれたり、面白いイベントに参加できたりします。生活リズムは、多少なりとも家族のそれに合わせる必要が出てきます。洗濯は週一回(自分の場合週末のみでした)、とか、夜中にお風呂に入ってはいけないとか。
寮: ルームメイトとともに住むので、こちらも英語を使う機会が多いと思います。また、YWCAには現地の方々も入居されていたので、夕食時などロコの方たちと会話をする機会がありました。いろんな人と知り合えます。
ルームメイトとの生活リズムの違いに苦労する、という方は多かったですが。あと、YWCAに限っては少し不便な場所にあります。オヒア(もう一つの学生寮)はワイキキど真ん中ですが。
コンドミニアム: 一人暮らしの場合、生活リズムは完全自由なのですが、家賃がとんでもなく高いのと(ワイキキの家賃はだいたい月1000ドルくらいです)、探すのにけっこう苦労すること(インターネットや新聞を活用しましょう。ワイキキのいろんなところに置いてある無料の雑誌なんかにも、不動産情報が載ってたり)、英語を使って会話しないのが難点。気心知れた学友と、2DKをルームシェア、というような形で住む方も多かったです。
〇返品・交換文化
アメリカのお店は、不良品をかんたんに交換してくれます(不良品率もけっこう高いですが)。買ったあと「こいつぁ駄目だ」とか思ったらお店に持って行ってみましょう。レシートあれば変えてくれます。
〇Don't be shy!
ってよく学校で言われました。何も言えないでいたり、遠慮してたりすると、アメリカではモロに損することがあります。アメリカじゃ謙虚は美徳でもなんでもないとジョナサンが言ってました。
このくらいでしょうか。
留学にっきはここで終わりです。これまで読んでくれた方、ありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです。
一人で外国に出てみる、というのは、いろいろな人やものとの出会いの機会になると思うので、これから留学される方、がんばってください。
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グラデュエーションにて、いつもは強面なジョナサンが、超いい笑顔で卒業証書くれましたよ。ありがとう!
↑これ。
クリスティーンと。いい姉ちゃん、という感じの先生でした。
イレーナと。とても親切に教えてもらえました。
みんなで。
この半年間のことを思うと、なんか色々感慨深いです。つらいことも大変なこともたくさんありましたが、それ以上に、できなかったことを乗り越えて得たものがいっぱいありました。新しい発見とかもいっぱいありました。日本にいたころは見えなかった日本が見えたり、とか。
いい仲間や先生たちにも恵まれて、ほんとうによかったです。みんなが助けてくれたおかげで、今の自分があるんだと思います。
担当していただいた先生たち、オフィスのみなさん、クラスメートや仲間たち、留学ジャーナルの中島さん、高砂さん、それから家族の皆、ほんとうにありがとう。
それから、「ブログ読んでるよー」と言ってくれた方々もありがとう。励みになってたりしました。
次回、留学生活のまとめやります。
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そして、自分は今セッションで、ELSでの学習自体を終えるわけです。
そういうわけで、今日はELSの総まとめのような記事を書いていきたいと思います。
さて。ハワイに数ある語学学校のうちの一つ、ELSですが、ここらではとても厳しいことで有名です(入学して知りました)。宿題の量だったり、出席日数だったり、授業の難易度だったり、といった意味で。他の学校に行ったことはないのですが、他の学校で学ぶ友人知人の話を聞いている限り、ELSより遥かに日常に即した英語の学習に力を入れていたり、宿題なんかほとんどなかったりするらしいです。(そのぶんELSはしっかりしていますが。)
なので、ハワイでバケーションを楽しみたいという方には向かない気がします。
メインターゲットは、アメリカの大学を視野に入れた方、です。ELSはアメリカの大学生たちに混じって戦っていける英語力+大学で通用する技術(論文の作成とか、情報収集能力とか、議論のやりかたとか)をつけさせることが目的の学校なのです。入るのはかんたんでも出るのが難しいアメリカの大学でやっていくためには、かなりの英語力が要求されるようです。
上記のとおり、ELSは「英語を使った応用」を学ぶ学校なので、上のクラスに行けばいくほど授業で扱うテーマが堅く難しくなっていきます。社会問題や環境問題、国際問題など。108でいきなり「人工授精について(むろん英語で)話し合え」とか言われたときは、ほんとにどうしようかと思いました。しぜん、英語云々以外の問題にも頭を悩まされるようになってくるわけです。
また、宿題やエッセイなどで読み書きの能力はかなり鍛えられますが(日本語に直さずとも理解する能力とか、思ったことをそのまま英語で書く能力とかは、けっこうつきます)、その反面、「英会話のやり方」を教えてもらえるわけではありません。会話力や単語力など、「基本的な能力は身についている」こと前提で授業が進んでいくため、基本能力は独自に身に着けなければならないのです(初級レベルなどでは習えるのかもしれないですが)。
そのためには、とにかく英語を「使う」ことが大事です。クラスメートや先生、大学の生徒さんたちと会話したりしながら、「使い方」みたいなのを自分で掴んでいくわけです。
それから、当たり前ですが授業はすべて英語で行われます。なので、英語をほとんど聞き取れない状態で入学した方々は、同じレベルで何度も足踏みしたり、相当苦労されていました。留学を考えておられる方は、日頃から英語のCD聞いたり単語を覚えるなどして、英語力をある程度高めておくことをお勧めします。
そんな感じです。
ものすごく厳しいふうに書きましたが、先生もスタッフさんも、わからないことがあれば親切に教えてくれる方が多いです。困ったことがあれば物怖じせずに声をかけることが大事だと思います。
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クタクタになりながらどうにか日々を乗り切ってるかんじですが、無事乗り越えることができたら、「あー、あんときは大変だったなあ」とか思えるようになるはず。たぶん。
現在、112という最終レベルにいるわけですが、総合的な自分の英語力不足に未だ悩む日々です(周りが凄い人だらけなぶん、余計に)。ほんとに英語使えるようになるだろうか、と。
けども、3か国語話される方がおっしゃるには「言語の習得に終わりはない」らしいので、じわじわ継続していくしかないんだろうなあと思います。なにか習得する場合は、たいていそうだと思いますが。投げ出さず、前進しなければ。
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ハワイを訪れたことのない彼らのため、レンタカー借りて面白そうな場所につれていく感じのけっこういい加減なツアーです。
交通量の多いオアフ島で車を運転するのは初めてなので緊張しましたが、他島での運転や、オアフ島でのバスの旅などの経験が役立って、ナビなしでも問題なく走ることができました。
今回の旅の目標は、『あまり混んでおらず、かつ、ふだん見れないような光景が見れる場所』です。
と、いうわけで。
なぜか魚が大好きな母のために、魚群が大量にいる池を案内したり、
遊弋する魚雷かわいいイルカさん見たり
洞窟に行ったり、
ビーチに行ったりしました。
物凄いマイナーどころ(?)ばかりなので、ハワイらしいところをちゃんと案内できたか、と言われればちょっと謎なのですが、楽しんでもらえたようで何より。
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今回(?)は台湾の人々について、です。
ELSに入ると、意外と多いのが台湾出身の生徒たち。中国じゃなく、台湾です(中国人留学生は、うちの学校では少ないです)。一緒にすると怒られるので注意。
留学されるとわかると思うのですが、この台湾勢、フランクで親切な人が多いです。困ってる人を自然に助けれたり、ほぼ初対面でも無理のない感じにフレンドリーだったり。いい人だなあ、と思う率が圧倒的に高いです。
漢字がけっこうお互い通じるので敢えて漢字使って筆談したり、自分の名前の台湾語読み教えてもらったり(逆も然り)。交流が楽しいです。
そんな台湾の方々ですが、親日派(?)が多くて驚きます。授業中に使うニックネーム(先生がこれで呼んでくれます)に日本名を使ったり、日本はもう3回も行ったよという人がいたり、日本語を独学でやってたり。もちろん全部の台湾人がそう、とかいうわけではないんですが。東アジアで、ここまで日本に親近感を持ってくれる人々は、珍しい気がします(あくまで、自分の感じた限りですが)。
その理由は、いったいなんだと思いますか。
諸々あると思うのですが、若い方は、日本のアニメ好き、という方が多いです。むこうでもワ〇ピースとかナ〇トとか、日本の人気アニメがけっこう人気あったりします。忍者という単語に対する食いつきのよさと言ったら......(日本には今だに忍者がいるのかと聞かれました)。
日本に帰ったら、日本語勉強する台湾人の友だちにコミックス送ってあげようとおもいます。
そういうわけで、思わぬところで日本文化(サブカルチャー?)の広がりを実感する日々です。
ちなみに、韓国の方々もけっこう日本の漫画作品読んでたり。
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ジョナサンのガイドで、教会の他にも州議会の建物やイオラニ宮殿など、ダウンタウンの名所を巡ります。
議会の建物にて。
イオラニ宮殿の庭に復元された小さいヘイアウの説明をするジョナサン。ハワイにまつわる色んなお話をしてくれました。
教会内部。海から運んだ珊瑚で作られてるらしいです。
2階の壁には、歴代の王の写真がずらっと。
授業との関連で、教会の裏にある墓地で古いお墓を見たりもしました。お墓には色々なデザインが、こめられた故人へのメッセージが、ドラマがあるなあと、改めて思ったふしぎな時間でした。
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このままじゃあいかんなあ、ということで、会話の上手い生徒の喋りを分析してみました。
結論としては、語彙力が違います。
語彙力といっても、難しい単語を数多く知っているというのではなく(マニアックな難しい単語なら、日本人のほうがよく知っている場合があります)、場面に合わせた単語の選び方が適切なのですね。決して難しいわけではないけども、中学レベルよりちょっと上、くらいの単語を自然に使います。
それから、単語力もそうですが、熟語やコロケーションなど、簡単な単語をつないだ表現に幅があると思いました。自分のブログを読み返してみても、難しい単語なんか出てこなくとも自然な日本語に(たぶん)なっています。英語も同様で、日常会話にでたらめに難しい単語を差し挟むことなんか滅多にないんじゃないかなあ、と思いました。
そういうわけで、簡単な言葉を組み合わせた表現(so farとかそういう)の学習に力を入れていきます。
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ワイキキからだと22、とか23のバスで行けます。よ
↓こんな具合です
屋台がいっぱい並んでて、ピザとかソーセージとかジュースとかトコブシとか、色々食べ物買えます。
コーヒーやマカダミアナッツなどのお土産物、新鮮な野菜なども売ってます。
ソーセージの屋台。旨いです。
わりと便利な立地なので、朝ここで何か食べてからダイヤモンドヘッドに登ったり、ハナウマ湾にいったりする人もいるみたいです。
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今回、ついに最終セッションです。長いようで短い半年だった......と感慨もひとしお。まだ終わってないですが。
そういう具合で、今回は112(最終関門)に挑戦です!ここで上がれればすごくキリがいいのですが、とても難しいらしいので気合い入れてかねば。
でも今回の先生は難しさに定評のあるJonathanです。周囲のみんなから「奴ぁ手ごわいぜ」とか吹き込まれてちょっとビビッてたり。
しかし、やっぱり授業があると生活にハリがでます。1か月ぶりなんでついてくのに必死ですけども。
それよりなにより、友だちに会えたことが一番うれしかったりします。フェイスブックなどで連絡取ってたとはいえ、顔合わせるの1か月ぶりの人もたくさんいたので、みんなの顔見て「あァ、帰ってきたなあ」とかほっとしてます。
。
↑ここのところ天気の悪い相生ワイキキ。
雨期は2段階あり、今がその二段階目らしいです。晴れますように...!
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それを集めればなんかもらえる(金の缶詰とか)、ということもないのですが、、、、、
集めてみましたw
お店でおつりもらうたび心ときめかせながら裏を見たり、「地味な趣味だなー」とか「銀行行って来いよ」とかいうお言葉とともに友だちに交換してもらったり、コインランドリーにいたおばちゃんにスマイル(苦笑)つきでいただいたり。いろんな方法で集めきりました。
集めきったことより、集める過程が楽しかったです。改めて並べてみると、色々思い出があって感慨深い......。
協力してくれたみなさん、ありがとうございましたー
50州以外にも、イエローストーン国立公園などの名所、ゲティスバーグなどの歴史的な場所、米領サモアなどの植民地(?)など、まだまだ種類はあるのでもう少し楽しめそうなかんじですが。
]]>ワイキキ周辺ででかいボートに乗って、うろうろ航海しています。〇か月目にして初めてワイキキビーチで遊んだという...。
↑自分。スタンダップパドルのインストラクターさんが撮ってくれました。
足腰が弱く、運動神経が絶滅している自分にとっては立ち漕ぎははじめ困難でしたが、慣れたらわりとどうとでもできるようになりました。
ワイキキにはけっこう高い波が来るので、ある程度沖にでればサーフィンも出来るのですが、のんびりしたい自分はパドルボードのほうが好きです。
適当に沖に出て、ただ座って視界いっぱいに広がる青い世界を堪能するのは最高に幸せな感じなのです。波があり海があり、そのなかに佇んでいると、世界に自分独り、という気分を味わえるわけです。哲学者御用達。
冗談はさておき、たまにイルカとか見れるのでいろいろお得(?)ですよ。
たまに危険な目に合うので油断禁物ですが。ときどきマジで命をかけた大冒険の航海になります。不意打ちでやってきたでかい波に襲われたり、岩礁に打ち付けられかけたり。自分の如き初心者は一人でやると本気で危ないなあと思います。
]]>カウアイ島といえば......ということで、今回はナ・パリ海岸行について書こうと思います。
カウアイ島の北西部に位置するこの海岸、険しい山々が並んでいて、車では立ち寄ることができません。なので、通常はヘリ、船、あるいは徒歩で近づくことになります。今回自分は、クヒオハイウェイの突き当りから徒歩でトレイルを歩いてみました。
ナ・パリ入口あたりにそびえる山。
付近には洞窟なんかもあります。
洞窟内部(なんか月面風味)
クヒオハイウェイ突き当り付近のタロ農園駐車場に車を止めると、出発です(観光客に人気がある場所らしく、駐車場確保がとても困難でした)。
赤土の山道を、ひたすら登っていきます。ところどころ山水が流れているため、ぬかるみがひどい箇所もあります。汚れてもいい格好で挑みましょう。
このトレイル、アコーディオンカーテンのようなナ・パリの山襞に沿って進んでいくのですが、一つ目の襞の頂上あたりからは、きれいなビーチを見下ろすことができます。リーフが発達しているため、シュノーケルとかできそうな感じです。
鬱蒼と緑の生い茂る山道。まさにジャングル。カウアイ島にしかない植物を、ここで見ることができると地元のお姉さんが言ってました。
こんな道をひたすら歩いていきます。2マイルほど進んだ先にあるハナカピアイ谷までは、そう難しい箇所はない為、ご年配の方々も歩かれてました。
遥か遠くに連なるナ・パリの山々
こういう具合に、緑深い山々や、北に広がる茫漠たる海を楽しめる、よいトレイルです。
このトレイルの終点はカララウビーチと呼ばれる美しい場所なのですが、踏破に2日かかる上、ベテランの方々でさえ危険な難易度のとても高いコースらしいです(ので、ピクニック気分の素人はだいたい2マイルくらいで引き返すみたいです。自分含)。
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基本的にクヒオハイウェイ一本道なので、カウアイ島はナビなしでも走りやすいです。地図で町と町の位置関係をだいたい把握しておけば、なんとかなりました。
自分の逗留してたワイルアからワイメアまで、1時間半くらいでしょうか。ワイメアの町に入るとちょくちょく看板が出ているため、すぐに行き方がわかりました。
延々、緑灰いろの斜面や草原なんかを望みながら山道を登っていきます。
カウアイの山道は、マウイのハレアカラほどカーブが多いわけでもなく、整備もきっちりされていてとても走りやすかったです。
そして、ワイメア渓谷展望台へ。
見渡す限り、こんなかんじです。
この巨大な大地の裂け目には、幾筋も地層を確認することができます。 牙のように隆起する赤い岩山の斜面にはところどころ緑がこびりつくように生えていました。
太平洋のグランドキャニオンとか呼ばれているだけあって、実物はすごいもんですよ。
山道をさらに登ると、行きあたった先にはPuu展望台へ続くトレイルが。こっからは車で進めませんので、徒歩です。
右手には緑滴るワイメア渓谷を、左手にはナ・パリ海岸を拝みながら尾根を歩いていくわけです。海からの風と開放的な景観が、自然と足取りを軽くしてくれます。......が、なめてかかると痛い目を見る、とんでもないコースだと後に判明しました。
しょっちゅう降る雨のせいで足場が悪い+起伏がものすごく激しい、という、けっこうな難度のトレイルなのでした。行き会う人々みんな服や靴泥まみれにしてました。
↑ナ・パリの山襞
大変ですけども、行き着いた先にある景色はけっこうな壮観ですよ。Puu展望台では、両翼に180度以上広がる光景を堪能できます。
そこまでたどり着く人もそう多くないため、風のにおいや木々のさざめき、なにより眩暈がしそうなほどの眺望を独り占めした気分になれるわけです。哲学者とか孤独を愛する人とかはぜひ(要体力)。
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今回はカウアイ島に行ってきていましたので、2、3回くらいに分けて旅行記を書いていきたいとおもいます。ネタ切れのための寸稼ぎ、とかは思っても言わないでください。ね。
さて。小さい島土のなかに峻嶮な山や谷を持ち、瑞々しい緑にあふれたこの島カウアイ島は、別名『箱庭の島』と呼ばれています。その名にふさわしくコンパクトな島のため、たぶん2時間半くらいあれば一周できてしまうでしょう。北西部がナ・パリ・コーストなる断崖絶壁に阻まれているため、島を一周することは残念ながら実質不可能ですけども。
ここカウアイ島は、ハワイのなかでも最も古い島とか言われており、ハワイ人がタヒチのほうから渡ってくる以前に住んでいた、メネフネと呼ばれる人々の作った建造物(池とか)が残っています。
メネフネは、夜中にカヌーを建造してくれる小人として知られていますが、ハワイの有名な画家カーネさん曰く、それはヨーロッパ人の好みに合わせて後世に作られた伝説にすぎないそうです。ほんらいはハワイ人たちよりも何世紀か先にハワイに到着していた先住民であり、太平洋に広く分布したラピタ文明の末裔とかなんとか。ロマンいっぱいです。
まあそれはともかく、そういう伝説やら遺跡の情報やらその他いろいろやらを詰め込んで、楽しい休日の一幕が始まったわけです。
降り立ったのは、島の南東部にあるリフエ空港。
交通手段は、今回もレンタカー一択です。知らない場所を運転するのは、もうそれだけでどこか恐ろしくもあり心躍る経験であり、自分にとっては旅の醍醐味なわけです。......が。レンタカー屋さんの受付にていきなり「ナビついてる車、今SUV以外ないわー」とか言われてしまいました。......ないわー。
しょうがないので、今回はナビなしで走ることに。先祖伝来の凄まじい方向音痴+助手席で地図を読んでくれなさる神がついてない自分は、もうその時点で絶望的です。前日(それなりに)一生懸命作り上げた旅のプランが、崩れていく音がしました。
機械に依存しきっていると、思わぬところで痛い目見るという教訓ですね☆
そういう経緯から、今回は地図を全力で記憶し、チラ見しながら走るという原始的なドライブを楽しんだわけです。...ホテルに着くまでにものすごい遠回りをしましたよ。
さて。先ず初めに訪れたのが、島の東部を流れるワイルア川です。この川を遡った先に有名なシダの洞窟があり、船かカヤックでのみアクセスできることになっています。
運転に体力を消耗しきっていた自分は、船を選びました。チケットは川べりで買えますよ(予約とか不要)。
ゆったりと流れるワイルア 川。山間の静かな谷を、曲がりくねりながら下っています。ワイルアの意味は、『二つの流れ』らしく、二本の流れが途中で合流しています。
遊覧船に乗れば、ガイドさんのお話や楽器の演奏を聴きながら優雅に遡っていくことになります。
川岸には、タロイモの畑やハワイ原産の木々などを見ることができました。
そして行き着いた先にあったのが、
シダの洞窟です。そそり立つ絶壁が大きく削られ、天井からは細いシダたちが垂れ下がっています。湿っているためか、空気がひんやりしてました。
船もいいですが、体力のある方はカヌーも楽しいかと。
次回へ続く
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