魔のBook report
本日で無事、Master2(111)クラスが終了しました。
先月からマスタークラスに上がって以来
ホントに日々、課題に追われている毎日でした。
ご存じの方もいるかと思われますが
我がELSでは、Master3(112)クラスを最後まで取り
(最低3セッション分のインテンシブコース(1日6時間)含む)
かつ、最後のミシガンテストをパスすれば、
TOFFLのスコア無しで
提携する大学にそのまま入学することが可能になるのです。
その為、マスターコースにいる生徒達も
大学編入を考えてる人が結構いたり、
母国の大学で英語を専攻していた人たちがいたりして
授業も、課題もハイレベル。
以前こちらでお話しした、プレゼンテーションを含め
難易度の高い課題が出されます。
その中でも、かなりの魔物が…Book report.
こちら、セッションの最初の週に先生と共に本屋へ行き
200P程度のネイティブスピーカー向けの本を選び
それを2週間程で読んだ上で、その本についてのエッセイを書くというもの。
エッセイの内容は、作者の紹介、作品の要約、
ストーリーについてや登場人物についての考察、自分の意見、結論orまとめ
などなどと言った構成で、だいたい2ページ半(850 words)ほど書かなくてはなりません。
一見簡単そうに見えるかも知れませんが、この2週間で
本を1冊読み終えるというのが、本当に大変なのです。
というのも、この課題の他に前出のプレゼンテーションの準備やら
日々の授業の予習、R&Wのエッセイなどをこなす傍らで
毎日15P程の文章(しかもネイティブ向けなので、単語も高度なものが多い)を
内容を把握しながら読まなくてはならず、
正直、かなり息切れがしましたが
なんとか!!こなすことが出来ました。
今回選んだ本は、こちら↓
↑装丁がとても綺麗。
J.D.SALINGERのthe CATCHER in the RYE。
そもそも、日本にいた時から気になっていた小説だったのですが
翻訳された日本語に違和感を覚えてしまう自分にとって
洋書はなかなか手が出し辛く、いつか原書で読みたいと思っていたのです。
内容は、あたしがここで言うまでもないと思うのですが
青春小説!という感じで、かなりのスラング(というか、汚い言葉)が多く
おいおい… と、日本人のあたしが突っ込みを入れたくなる言葉使いで
当初抱いていたイメージをかるく覆されたのですが
読み終わってみたら、なかなか面白かったです。
舞台もNYのManhattanなので、知っている場所が随所に描かれていて
嬉しかったし!
短い間で読まなくてはいけない分、
細部を味わっている余裕がなかったのが残念ですが
1冊を読み終え、レポートを書き終わると
かなりの達成感が味わえる事は確か。
(課題でもないと、なかなか一生懸命に読むこともないでしょうし)
この、魔のBook reportは
Masterの3クラスはいずれのクラスもやらなくてはならない課題の1つなので
今から、次は何を読もうか、ドキドキ(良い意味でも悪い意味でも)しております。
とはいえ、次は絶対もっとページ数の少ない本を選ぼう!
と、心に決めている私なのでした…
↑こちら、本文部分。文字がレトロな感じでとても可愛い。
ちなみにページ総数は、277ページでした。