留学成功の秘訣

大学留学体験者のケース

今月の成功者

-- Photo -- 染谷武志さん(23)大手旅行会社勤務

「いい経験になるかな」くらいの気持ちで出かけた留学で、「変化した自分」を実感。語学学校を経て、短大で旅行・観光学の学位を取って帰国。出遅れた就職活動に戸惑いながらも、短期決戦で臨んだ大手旅行会社から内定を獲得した染谷さんは現在、新入社員として忙しくも充実の日々を送る。
↓
成功のポイント
 
染谷さんのステップアップ

2002年3月
日本の高校を卒業。同時に浪人生活もスタート。
2003年5月?12月
米国ラスベガスにある、Community College of Southern Nevada (以下CCSN)キャンパス内にある語学学校(FLS)に入学。途中、1ヵ月間だけ系列校に編入し、再びラスベガス校に戻る。
2004年1月
CCSNに入学。専攻はTravel&Tourism(旅行・観光学)。
2006年5月
CCSNを卒業。
2006年6月
日本帰国。直後に留学ジャーナルの帰国者向け『就職活動基礎セミナー』に参加。
2006年7月
ディスコ社主催の『東京サマーキャリアフォーラム』に参加。
2006年9月
現在勤務している会社の秋採用の募集広告を新聞紙上で見つけて応募。
2006年10月
筆記試験、数回の面接を経て、内定獲得。
2007年4月
約2ヵ月間の入社前研修を経て、大手旅行会社に入社。
そのときどきの「やりたい」を優先。自分の心に正直な行動が天職へと導いた。
「人生は短く、世界は広い」と留学生活で実感。自分の目で見た世界を、お客様と共有するのが夢です。

アメリカの短大で旅行・観光学の学位を取得し、今春、念願の旅行会社への就職を果たした染谷さんは現在、主に外国人を顧客対象にした部署で、ツアーコンサルタントとして活躍する。「日常業務の約7割は英会話」というタフな職場だ。

アメリカへの留学を決めたのは大学浪人中。明確な目的があったわけではなかったが、「進路の選択肢のひとつとして、一度体験してみるのもいいかな」と。思えば、このときの直感が染谷さんの今を決めたことになる。昔から英語が得意だったわけでも、特に旅行に興味があったわけでもなかった。新たな可能性を広げたのは留学だった。

2003年5月、留学ジャーナルでのカウンセリングを経て、米国ラスベガスに飛び、Community College of Southern Nevada (以下CCSN)のキャンパス内にある語学学校(FLS)に入学。「渡米前、英会話はほとんどできなかった」と染谷さんは明かす。実際、米国入国時に入国管理官の質問にトンチンカンな返答をしたため別室に移動させられ、日本語のできる管理官がやってくるまでの数時間、足止めされた経験を持つ。

「管理官からは、『ほんとに留学するのか』と繰り返し尋ねられました。『こんな英語力で』と心配したのかもしれません。いつか見返してやるって思いました」

英語での苦労はさらに続く。渡米直後、英語が通じず最初の一週間で引きこもりがちに。そんな彼を救ったのはホストマザーと、その息子。染谷さんより1歳年上になる息子は、買い物や映画、野球観戦などに染谷さんを連れ出してアメリカ暮らしの楽しみを教えてくれた。「英会話にも少しずつ自信がついて、本当に助かりました。今でもメールなどで交流を続けるくらい大切な存在です」

協力的なホストファミリーに恵まれ、つまずきを乗り越えた染谷さんは異文化生活にも順調に馴染み、FLSでの学習もスムーズに進んだ。月日が流れるにつれ、「アウトゴーイングでオープンマインドにどんどん変化していく自分」に、誰よりも自分自身が驚いたという。

そのうち英語力もつき、友人も増え、生活にも気持ちにも余裕が出てきたこともあり、週末や休暇を利用して旅行を楽しむようになる。国立公園も多く、見どころ満載のアメリカは観光地に事欠かない。どこもそれぞれ特徴があり、行けば行くほど興味が広がった。「自分がこんなに『地図好き』だったなんて知りませんでした」

楽しいとはいえないエピソードもまたよい経験になった。あるとき旅先の田舎町で、有名な観光地への道を確認しようとレストランに入ったところ、彼の姿を見るなり、すべての客が店から出て行き、店主もまた、「そんな道、知らない」の一点張り。「観光地はすぐ近くのはずなのに変だな」と思ったものの車に戻り、同行の友人と話すうちに気づいた。「人種差別って、本当にあるんだな」

とはいえ、落ち込むどころか、「世界は広い」と興味はますます強まり、「もっといろいろな場所を見たい」とすっかり旅のとりこに。CCSN進学に際し、旅行・観光学を専攻したのは自然の成り行きだった。日本の大学受験のときにはコンピュータグラフィックや情報処理に興味があったし、将来を考えるとビジネスやアカウンティングも役立ちそうに感じたが、「ダメなら途中で変更すればいい」と、当時最も興味のあった「旅行」への思いを最優先したのは大正解。実践的で興味深い授業は楽しく、旅行の世界にますますのめりこんでいくことになる。

 

「旅行ばかりしていた」と言うが、努力のかいもあり、特に大きな苦労もなく、しっかりと学位を取得。プラクティカル・トレーニング制度を利用して現地で就労体験を積む選択肢もあったが、「サッカーのドイツW杯を日本で見たい」と開幕直前に帰国。これもまた、染谷さんらしい選択といえるかもしれない。

もちろん、就職について気になったのも事実。留学中は全く対策していなかったため、帰国して真先に頼ったのが留学ジャーナルのキャリアカウンセリング。「おじぎの仕方など面接のテクニックから、キャリア説明会といったイベントの日程や参加の仕方など基本から教えてもらった。就職活動の『始めの一歩』でした」と振り返る。

アドバイスを受けて、他社主催の「キャリアフォーラム」に参加したり、就職サイトでエントリーするなど、出遅れたなりに就職活動を開始する。第一希望は旅行会社だったが採用活動をすでに終了した会社も多く、固執せずに銀行や貿易関連なども含めて約30社ほどにエントリー。そのうち約10社の面接を受け、手ごたえを得た企業もあったが、内定はなかなか出ない。

気がつけば9月になっていた。ふと目にした新聞で、現在勤務している大手旅行会社の秋採用開始の情報を知り、迷うことなく即応募すると、筆記試験からトントン拍子に進み、4度の面接を経てわずか1ヵ月で内定が出た。米国滞在中や一時帰国時などを利用して情報収集だけでも早く開始していれば、もう少し余裕を持った就職活動ができたのではと反省もあるが、見事希望の仕事に就いた染谷さんは、「やりたいことを優先して突き進んだのがよかったのかも」と話す。

今春、晴れて新社会人として入社。ツアーコンサルタントとして配属されたのは、主に日本在住の外国人を対象にした部署である。航空券の手配から、宿泊、観光案内といった日常業務の70%を英語でこなす。それだけでもタフに聞こえるが、たとえばアジア人と欧米人では名前の発音や綴りが微妙に異なるなど、単に「外国人」としてひとくくりにできないほど顧客層は幅広い。また、日本人客の多くは旅行会社に幅広いサービスを求めるが、外国人客は旅慣れしている人も多く、的を絞った質の高さを求めるように思え、気は抜けない。

最初は戸惑ったが、留学で培った英語力と異文化体験を生かせる現場ではないかと手ごたえを感じ始めているという。「顧客へのアドバイスは、『自分だったらどうするかな』という感覚を心がけたい。自分の体験に根ざした旅のアドバイスを提供できるように、休暇がとれれば、世界各地をできるだけたくさん旅して歩きたい」と夢を語る。

また、写真も趣味だという染谷さんの夢は、尽きない。世界にはまだまだ知られていない魅力的なところがたくさんある。そんな現地の魅力を伝え、多くの人に興味を持ってもらうには写真はうってつけだ。「旅先で撮った写真を自社のパンフレットに掲載して、お客さんと感動を共有したい」と目を輝かす。

これまで、「やりたい」という気持ちを大事にして、自分の道を切り開いてきた染谷さんなら、さまざまな夢も、肩肘張らずに自然体で、さらっとかなえてしまいそうだ。



キャリアカウンセラーが分析

  旅行会社に就職が決まった染谷さんは、就職成功のポイントとして『旅行学を専攻した』ことを挙げてくださいました。お客様を想定して世界の地図や時刻表を調べ、旅行の企画を立てたりと、実践的な授業内容は、入社後、実際に働き始めて思い出されることもあるそうです。しかし、企業は授業で学んだ専門性に加え、単に机上で勉強していただけではない染谷さん自らの『旅行者としての経験』もみているはずです。実体験を元に語られる『旅の素晴らしさ』は、説得力を持ってまっすぐに面接官に届いたことでしょう。

これらはまさに、就職活動でアピールすべき3つのポイント?? 『やってきたこと』を通じて『できること(できそうなこと)』や『(将来)やりたいこと』を伝える??。それが成功した事例と言えます。

自らを『あまり緊張しない性格』とおっしゃる染谷さんですが、帰国直後に『帰国者向けの就職基礎セミナー』でお会いした時の、私の第一印象は『他人に緊張感を与えない人(オープンマインドな人)』というものでした。この性格や印象は染谷さんが本来持っていらっしゃる個性なのかもしれません。しかし詳しく聞いてみると、留学を通じて大きな変化や成長もあったようです。留学当初、英語が通じず引きこもりそうになっていた時に、ホームステイ先の家族に親切にされ、徐々に心を開いていった経験。学校で知り合った様々な国籍の友人たちと、時には日本ではしないような議論をすることもあったそうです。このように多くの人との関わり、解決のために向き合わざるを得ない状況を通して『コミュニケーションの本質』に気づき大きく成長したのでしょう。

成功のポイントとして、3つ目に挙げた『ビジネスの場の経験』は、比重として大きなものではありませんが、入国の際に英語が通じず足止めされたほど英語ができなかったという染谷さんが、英語での面接も受け、現在業務の約70%で英語を使う仕事に就いているという点で挙げました。染谷さんは知り合いを通じて数日間ずつ、ホテルや、お寿司屋さんでの勤務を経験したそうです。その時を振り返り、「生活に慣れてきて友達とのコミュニケーションには問題なくなったんですが、お客様と話すのは友達と話すのとはわけが違うんです。コミュニケーションの難しさや、新たな発見がありました」とおっしゃっていました。社会人としてのマナーや言葉遣いに戸惑うのは日本語でも同じですが、社会経験を持たずに留学される場合は、チャンスがあれば、就職活動の前に、『お客様と接する経験』や、『社会人・ビジネスマンとしての在り方』を経験しておくとよいでしょう。その際にもぜひ、「自分に与えられた仕事が全体の中でどんな役割なのか、どんな成果を求められているのか」を『雇う側の視点』で考えてみましょう。そして自主的に目標を決め、業務が終了した時点でどのくらい達成できたかを確認する。こうした意識を持てる人は業界職種に関わらず評価が高いのはもちろんのこと、チャンスを掴んでいける人といえます。

「留学は、99%の人が自分の知らない世界を知る経験だと思います」と、染谷さんはおっしゃいます。留学を通じて感じた世界の広さと感動、困ったときに自分が受けた親切(ホスピタリティー)、それらを今度は旅行というサービスを通じて、染谷さんが多くのお客様に伝えていかれることでしょう。

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