眞野さんに留学のメリットを伺った際に、学長から贈られたアリストテレスの言葉を紹介してくれました。「Pleasure in the job puts perfection in the work」(仕事を楽しむことができれば、その成果を完全に近づけられる)。将来をかけた留学の途中、勉強に追われすぎ鬱屈しそうになったときに、その土地でしか楽しめない娯楽やまわりの景色も楽しみながらバランスをとった話をしてくださいました。アリストテレスのこの言葉は、勉強や仕事をハードに行っている人にこそ響く言葉であり、35歳でこれまでを振り返り、「楽しめることが何であるか」、それを見つけて仕事にすると決心した眞野さんの真摯な生き方に響く言葉であるように感じます。翻訳・通訳の仕事は、常に新しいことを勉強しながら、その経験がいつか必ず活きてくる仕事です。時には大変なことがあるかもしれませんが、今後も楽しみながらライフワークを完璧に近づけていかれるのではないかと思います。