最終的に、留学期間や費用、生活面なども考慮し、アメリカ・カリフォルニア州のPepperdine University Graziadio School of Business and Managementを選択。2006年7月からMBA留学がスタートした。約30人のクラスのうち3分の1が留学生だったが、ネイティブとは対等扱い。英語力のハンディは大きく、月曜から木曜まで1日4時間から8時間続く授業に予習復習を含めると深夜まで机に向かわないと追いつかない。「とにかく、勉強だけの毎日。まず、学習習慣を取り戻しリズムをつかむまでに半年くらいかかった」と振り返る。だが、ビジネスの基礎知識を網羅的に学べる環境は充実していた。渡米2年目には少し余裕ができ、大学の広報活動を手伝う校内アルバイトにも挑戦。必修科目のインターンシップでは、日系のコンサルティング会社で約5ヵ月、ウェブサイトの立ち上げなどいくつかのマーケティングプロジェクトを任され、アメリカで貴重な実務経験を積むことができた。