イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館
日本にいるとき、「もうすぐボストンに住むことになるの」といろんな方にお話ししました。
すると、たくさんの方々から、「ボストンには良い美術館がたくさんあるわよ」と、
「うらやましいわねぇ~」という目線とともに、言われました。
でも私、ここで白状しますと、あんまり美術(とくに絵画)に興味がないんです・・・。
ですが、そんな私ではありますが、ボストンに住むたくさんの方々が、
「イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館はイイ!!絶対行った方がイイ!!」と
絶賛するので、「ほんとかなぁ~?」と半信半疑ながらも行ってみました。
その感想は・・・・・「うん、ココは本当にイイ!!(*^ー^)ノ」
私は、どうも、絵画を1品1品見て回らないといけない、美術館特有のあの雰囲気が
あまり好きではないのですよね。
でも、この「イザベラ美術館」は、美術館全体の雰囲気がとてもいいので、
真剣に絵画を見なくても、「そこにいる」だけで、気持ちのい~い時が過ごせるのです。
どこがどういう風に、他の美術館と違うのか。
それについては、この美術館の生い立ちから説明しなくてはなりません。
この美術館を創設した「イザベラ」さんは、ボストンの大富豪で、世界各国を回って、
いろいろな美術品を集めていました。いわゆる、個人コレクターですね。
そこでイザベラさんは、自分の持っている美術品で、美術館を造ろうと考えたわけです。
でも彼女は、普通の美術館にはしたくなかった。彼女なりの持ち味のある美術館にしたかったのです。
そこで、「豪華な邸宅に、自分の好きなように美術品を飾る」という方法で美術館を造ったのです。
ですから、他の美術館のように、絵画が「時代ごと」や「地域ごと」に分けられていたり、
美術品の説明書きがあったり・・・というようなことが一切ありません。
まるで、お金持ちの豪邸に招かれたような気分になれる、そんな美術館なのです。
この美術館の、とくに素晴らしいところは、その中庭です。
中庭自体も美しいですし、中庭から入ってくる自然光によって、部屋の内部がやわらかい光で
映し出されるのも、とてもいい雰囲気でした。
美術館の中は完全撮影禁止でしたので、写真を掲載できないのが残念です。
ですが、美術館のお土産屋さんで買ってきた中庭のポストカードを写真撮影してみましたので、
それを掲載してみますね。
↓↓こちらは、美術館の外側で撮影しました。私の服装にも注目してください!
撮影日は10月4日です。この洋服、福岡なら11月中旬くらいに着ていたものですヨ・・・。
イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館は、ボストン美術館の目と鼻の先にあります。
ボストンに来られた際は、是非お見逃しなく!!
実際、ボストンに長く住んでいる人は、ボストン美術館より、イザベラ美術館の方を
お勧めする人が多いんですよ!