こんにちは。名古屋留学ジャーナルカウンセラーの青柴です。
学生時代からアメリカ留学を夢見て、いつか実現しようと心に決めていました。しかし、アメリカの大学に長期留学できるほどの資金もなく、自分の目標が何であるかを明確にできずに悩んでいました。そんな時に、新聞で「スクールインターン」を見つけ、に非常に興味を持ちました。結果的にこの試験を受け、1年間アメリカのノースカロライナ州の小学校で日本を紹介するという目的で渡米することになりました。
ホストファミリーは小学校校長のホストマザーと、チアリーダーで活躍する高校2年生の女の子の黒人家庭でした。私の行く数週間前に、ジャズミュージシャンとして日本でツアー活動もしていたお父さんが亡くなってしまったのは残念でしたが、そのような状況でも私を明るく迎えてくれたこの家族のおかげで、私のアメリカ生活のスタートはこの上なく楽しいものとなりました。住宅地の周りも黒人だけの居住地であったのですが、とても環境のいいところで、明るくフレンドリーな隣人ばかりだったため、違和感を感じるどころか、自分が日本にいる時に抱いていた黒人のイメージを大きく覆され、親近感を持ったことも、アメリカ生活の最初で得た価値のあることでした。
1年間のスクールインターン中、約3ヵ月ごとに異なる学校へ派遣され、その度にホストファミリーも移ることになりましたが、どの家族でもとても良くしていただきました。また、小学校では1年を通して自分で授業のプログラムを作成し、先生方の協力を得て、生徒達からも慕われながら授業を進められました。多くのことを体験し、学ぶことができたのは一生の宝となっています。随分その頃から時間も経ちましたが、未だにホストファミリーとの交流は続いています。
最初は英語もさほどできず、日本でも多くの人前で話す経験がなかった私に大きな自信をつけてくれたこの経験が、今も留学カウンセラーとしての仕事に大いに役立っています。好奇心を旺盛に未知の世界に飛び込むことはとても大切だと痛感しました。それはこれから留学される方にもぜひ心得ておいて欲しいので、カウンセリングやオリエンテーションでも皆さんにお話をしています。
1人でも多くの留学される方が、期待以上の成果を得られることを願って日々仕事に励んでいます。