私、留学ジャーナルで留学しました。
「英語もどちらかというと苦手科目で、なにも分からなかった私。留学ジャーナルの無料カウンセリングに行って、 短期語学留学を体験。翌年には語学留学し、今は帰国して英語を活かした仕事をしています」 こんな声がたくさん届いています。先輩たちの声を聞いてあなたの成功する留学に役立ててください。
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留学を決めたのは、転職を考えていたタイミングでした。キャリアップのために、グローバルな顧客を担当できる営業になりたいと思ったんです。前職で海外企業に営業する機会もあったのですが、英語に自信がなかったので通訳者を介さざるを得ませんでした。自分のスキル不足が原因で通訳分のコストがかさんだり、契約から売上創出までに時間がかかったりしたことが悔しくて。
目指すは英語を使って自ら営業でき、グローバル市場やニーズに合わせた提案ができる人。日本で仕事をしながら勉強する方法もありましたが、僕の性格上、両立は無理だろうし世界の文化や習慣、嗜好を体感するのも難しい。そこで思い切って仕事を辞め、留学に舵を切りました。
留学先を絞っていく上で興味を持ったのがカナダのCo-op制度です。専門学校などでの専門コースの受講と、学んだことを生かした就労が認められるもので、実践のチャンスがある点に引かれました。
この制度の対象になる学校とコースをいくつか比較し、バンクーバーにある専門学校の国際貿易コースに決定。これは12ヵ月の就学と12ヵ月のCo-op(実習)で構成されたコースです。国際貿易トレーニングフォーラム(FITT)認定のディプロマを取得できることと、1年間のフルタイム就労後に資格試験に合格すればCITPという貿易国際資格も得られることが決め手でした。ディプロマがきちんとした学校で学んだ証に、CITPが教わった知識やスキルが確実に身に付いている証明になると考えたわけです。
【わたしの留学の目的&目標】
●通訳なしでも仕事相手と英語で話せるようになる
●国による文化や考え方の違いを知る
●国際貿易の資格を取る
僕は留学後、まずは語学学校に12週間通いました。専門学校の英語力条件をクリアするためです。入ったのは中上級レベルのクラスで、自分よりも高い英語力を持ったクラスメートばかりでした。みんな日常会話は難なく英語でできるし、授業中もどんどん発言する。一方僕は全然聞き取れないし口を挟めない。国際貿易コースの入学日が限定されていたので、それに間に合うように1段階上のレベルまで力を付けなければという焦りもあり、最初の1ヵ月は本当につらかったです。カナダに来る意味はあったのかと弱気になる日もありました。
それでも専門コースに進みたい気持ちは消えず、放課後も全く遊びに行かずオンライン英会話を受けたり、図書館で洋書を読んだり、ネットフリックスで映画を見てシャドーイングしたり。とにかくできることをやって3ヵ月目に入った頃、先生の話の内容を理解できるようになりました。分かる単語や文脈から推測できるようになった、の方が正しいかもしれません。アイスブレイクとして連想ゲームをする先生もいたのですが、積極的に加わって楽しめるようになった時も成長を実感しましたね。
無事に専門コースへと進んだ後は、国際貿易はもちろん、マーケティングやコミュニケーション、経営管理の基礎などを学んでいます。科目によってどうしてもやる気にムラはありますし、基本座学なので欲を言えばもっと話す時間が欲しいですが、修了に必要な科目は12ヵ月目までにちゃんと取り切るつもりです。
今まで受けた中で面白かったのは国際セールス&マーケティングの授業でしょうか。国際市場で製品やサービスを販売するときに気を付けること、マーケティングリサーチの方法、効果的な販売戦略の立て方など、営業の仕事にすぐにでも生かせる内容ばかりでした。
授業がない日にはアルバイトをしていた時期もあります。今後実習先を探す際、選考でカナダで従事した仕事の有無や内容を問われると聞いたためです。先生からも貿易に何かしら関わるバイトをしておいた方がいいとアドバイスされ、コーヒーショップ・ブレカベーカリー&カフェの工場で商品の梱包担当として働きました。梱包は輸出入や運送過程の一部分ですし。ただ20時~翌4時の深夜帯のバイトで体力的にきつい日もありました。
実は専門コースに通いながら続けられるバイトを見つけるのって結構難しいんです。なぜなら学期ごとに時間割が変わり、長期間コンスタントにシフトに入りづらいから。巷に曜日や時間固定の求人が多いのでなかなかマッチしないんですよ。僕も工場のバイトは1学期間で辞めざるを得ませんでした。
それと僕は語学学校に通う期間分ホームステイをした後、シェアハウスへと引っ越しました。入居可能時期の1ヵ月前にならないと物件情報サイトに募集が出なくて、「この1ヵ月のうちに決めないと住む場所がなくなる!」というプレッシャーがすさまじかったです。
最初に住んだ家はオーナーに不条理な面があり3ヵ月ほどで退去。今いる2軒目はオーナーの人柄はいいですが、家賃が月1050ドルと高く、きれいさや広さの面で不満が残るのでまた引っ越そうかなと考えています。
目標達成度は50%くらい。まだまだ理想のレベルではありません。これからミートアップに参加するなどして本格的にスピーキング力を鍛えたいですね。色んな文化を知るのも目標なので、コネクションも広げていくつもりです。
実習期間中に就きたい仕事は営業補佐や貿易事務など。日本帰国後の仕事につながるような職種を体験したいです。履歴書を書いたり、面接の練習をしたりと今後準備に取り掛かります。
勉強以外のことで言うと、旅行をしたいなと。この1年は勉強を優先していたのでバンクーバー郊外にすらあまり行っていないですし、国境を超えてアメリカのラスベガスを観光したい気持ちもあります。昔訪れた時は年齢的に入れなかったカジノに行きたいです。
留学って自分次第で良い経験にもムダにもなると思っていて。軸がしっかりしていれば、何が必要か考えて行動できます。現地では心が折れそうになることもありますが、「あの時、留学してこれを成し遂げると自分で決めたから」と立ち直れる。僕はそうでした。
逆に目的も目標もなく、あってもブレブレな人ってやっぱりあまり成長できない気がします。実際、学校にもそういう学生がいますが、授業に出ていても無気力というか活力がないというか。だから留学前に未来像を描き目標を立てる作業に時間を割くことをおすすめします。
【大人の留学の魅力】
社会人って留学に当たって目的をしっかり定めると思うんです。それが強みじゃないでしょうか。留学するべきと思った理由、挑戦したいことが具体的にあれば、留学先で壁にぶつかっても乗り越えられます。それと学びが仕事につながるイメージを持てるのも働いた経験があればこそ。“自分のため”の留学だと思えます。
TEXT : Ryugaku Journal
※本稿は『留学ジャーナル2024年5月号』の記事を抜粋・再編集したものです。
※記事の内容は、取材を実施した2023年12月時点の情報です。
片田 雅樹さん(31歳)
語学学校、専門学校
2023年1月~2024年3月(予定)
ホームステイ
Canadian College of English Language、Canadian College
キャリアアップのために、グローバルな顧客を担当できる営業になりたいと思ったのがきっかけです。