
私、留学ジャーナルで留学しました。
「英語もどちらかというと苦手科目で、なにも分からなかった私。留学ジャーナルの無料カウンセリングに行って、 短期語学留学を体験。翌年には語学留学し、今は帰国して英語を活かした仕事をしています」 こんな声がたくさん届いています。先輩たちの声を聞いてあなたの成功する留学に役立ててください。
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日本で想像していた留学生活は実現できています。でもやりたいことはどんどん出てくるので、いつまで経っても目標達成率100%にはならなそうです。私の場合、留学の大元のきっかけは中学時代に「英語をしゃべれる人ってかっこいい」と思ったことでした。高校卒業までずっと英語は不得意でしたが、留学制度が整っている日本の大学に進学。1年生の夏休みにカリフォルニアに語学留学しました。
現地滞在中、オレンジコーストカレッジ(OCC)に通う友人から現地生活についていろいろ話を聞き、私もアメリカの大学に通いたいと思うように。このまま日本の大学にいても英語を話せるようにはならないかもと思っていたこともあり、帰国後すぐに留学の準備に着手。専門的に勉強したいことがなかったのと、英語力が足りていなかったので、まずはOCCの英語コースに入学しました。コロナ禍でオンライン授業がほとんどでしたが、英語力は着実にアップ。1番上のレベルを修了後、4年制大学編入を目指してOCCで教養科目を学び始めました。
ここでも初めの1年はオンライン授業のみ。大変なことも多かったですが、グラフィックデザインという分野を知れたのは大きな収穫でした。コロナ禍に自宅で動画編集にはまり、「自分で何かを作る」科目を探して見つけたんです。日本の大学に通っていたらきっと触れる機会のなかった分野だと思います。入門クラスではデザインや画像の制作・編集ソフトの使い方を習得。求めていた「作る」重視の学びができ、デザイン関係の仕事に就きたいという気持ちが生まれました。
2年目の科目で好きだったのは写真です。カメラの使い方、現像方法を先生が一から教えてくれました。対面授業が再開されていたので、教室でクラスメートと一緒に作業できて楽しかったです。最終課題は「写真3枚で自分を表現しなさい」というもの。フィルム2本分撮影して、その中から選びました。
専門性を少しずつ高めると同時に、それ以外の分野の科目も履修しなければならず、苦労もありました。生物学は1回目のテストの点数がすごく悪かったんです。生物が得意な友達の助けを得ながら必死に勉強して、最後には良い点数を取れるようになりました。
編入先は、グラフィックデザインが専攻できること、ロサンゼルスまたはオレンジカウンティ辺りにあること、知名度のある大学であることを条件に探しました。アート専攻はどの大学にもありますが、グラフィックデザインがなかったり、あっても副専攻に位置付けられたりしていることもあるんです。最終的にカリフォルニア州立大学ロングビーチ校(CSULB)に決めました。
CSULBでグラフィックデザインを専門にするには、入学後に選考で合格する必要があります。まず人文学コースでスタジオアートを専攻し、その間にポートフォリオを提出。私は無事に合格し、昨年8月からグラフィックデザインの勉強を本格的にスタートできました。1クラス20人前後と少人数で、先生もクラスメートもお互いをよく知っていてアットホームなのが良いところです。
授業内容はより高度です。例えばコンセプト開発という科目では1学期に3つの課題が出ました。それぞれクライアントや、商品を手に取るお客さんのバックグラウンドを考えることから始めます。次に、使いたい色柄やフォントを集めてムードボードを制作。その後、ラフを3パターン以上手描きする、パソコン上でデザインを作る、色を付ける、という作業を経て完成です。一番大変だったのはハンバーガーショップのメニュー作りでした。ランチ用、デザート用、キッズ用を、統一感を持たせつつ作り分けるのが難しくて。出来上がった作品はクラスで発表して、みんなから意見をもらいます。
デザイナーとして働かれている先生方は実社会で通用するかという目線でアドバイスをくれますね。中には厳しい方もいて、フィードバックが赤字でびっしり書き込まれていることも。細かいところまで見てもらえるありがたさを感じつつ、「こんなに直す部分があるの!?嫌だ!」とも思っちゃいます(笑)。
今年の夏は希望制の海外研修にも参加しました。ヨーロッパ3ヵ国を訪れ、現地の大学生やデザイナーと交流した盛りだくさんの2週間。デザインの勉強になったのはもちろん、コミュニケーションに関する悩みを解消できて有意義でした。
アメリカに来て4年が経ちますが、実は常々「英語で表現している自分は、本当の自分ではない」「英語ではありのままをさらけ出せない」と感じていたんです。研修の最初の数日間は初対面の参加者と打ち解けられず、来なければ良かったとすら思いました。しかしある時、日本語の話題になったことがきっかけで距離が縮まり、いつの間にか日本語を使うときと同じ感覚で思ったこと、考えたことをそのまま口に出せるように。英語だから親密になりにくいと勝手に決め付けていたのは、他でもない私自身だったと気付きました。
直近の目標は学校の外に知り合いを増やすこと。学期中は学校と家の往復で終わってしまっていたので、なんとか時間を有効活用して出会いを増やそうと思います。グラフィックデザイン関連だと、先生に声を掛けてもらった外部プロジェクトに携わってみたいです。
卒業後に何をするかはまだ分かりません。人との出会いを通してもっといろんなことに興味が湧くでしょうし、1年後はやりたいことがまた増えたり変わったりしているはずです。その時々でやりたいことにチャレンジしようと思います。
皆さんには、ちょっとでも留学が気になるなら、たとえ怖さや不安があってもとりあえず試してみてと伝えたいです。無理だ、合わないと感じたら帰国すればいいし、その選択は決して悪いことではありません。逆に、初めはつらくてもそのうち楽しくなる場合もあります。どんな結果になっても経験値が増えればそれだけ視野が広がりますよ。
TEXT : Ryugaku Journal
※本稿は『留学ジャーナル2024年11月号』の記事を抜粋・再編集したものです。
※記事の内容は、取材を実施した2024年7月時点の情報です。
Kyokaさん
大学留学
2020年2月~現在留学中
ホームステイなど
Orange Coast College、California State University, Long Beach
留学の大元のきっかけは中学時代に「英語をしゃべれる人ってかっこいい」と思ったことでした。高校卒業までずっと英語は不得意でしたが、留学制度が整っている日本の大学に進学。1年生の夏休みにカリフォルニアに語学留学しました。