いま、国をあげて留学生を増やす意義

留学ジャーナル|留学相談から滞在中のケアまで

留学のことなら、なんでも相談ダイヤル フリーコール:0120-890-987

「なんとなく留学したい」から「具体的な学校選び」まで。
カウンセリングのご予約やメールでのご相談はこちらから。

無料 留学相談

無料ですぐに
お届けします。

無料 資料請求

キャリアの達人に聞く

キャリアカウンセラー対談 第49回(2015年8月)

いま、国をあげて留学生を増やす意義

「2020年までに日本人留学生倍増」を目標にスタートした官民協働プロジェクト「トビタテ!留学JAPAN」は、グローバルに活躍できる人材を育てるというこのプロジェクトに賛同する民間からの寄付金を集めることから始まった。また支援する留学の中身も、海外インターンやボランティアも「留学」として認めるなど、対象の幅広さが特徴だ。“企業が必要とする人材”を形にするこの革新的な留学支援制度を仕掛けたプロジェクトディレクターの船橋氏に、今後期待される人材について伺った。

ダボス会議で受けた衝撃。日本の若者に意欲ある海外体験をさせたい

加藤前回この企画で取材させていただいたのは2007年、当時はウィル・シードという研修会社の経営者というお立場でしたが、グローバルコミュニケーションを身につける研修をしたいという企業が増えていて、企業のグローバル化、多様化は高まっているというお話をしていただきました。その一方で、海外留学をする大学生が減少しているという流れもありましたから、そうした企業のニーズに応えられる学生が育ってこなかった、育っていないのか、前回の取材時と比べて、企業人事や経営者の考えに変化はあるでしょうか。

船橋そうですね。企業人事や経営者がどう変わってきたかという話の前に、まずは自分自身が当時からどう変わったのかという話をしたいと思います。私のここに至っている転機は2009年、世界経済フォーラム(ダボス会議)のヤング・グローバル・リーダー(以下、YGL)に選ばれたことです。とにかく、その会議に出て衝撃を受けたのです。

加藤衝撃ですか。

船橋はい、いくつか衝撃を受けたことがあります。1つは本当に、会議中に日本の話題がジャパンパッシングというかナッシングだったことですね。僕が育った1980年代後半というのは海外でもジャパン イズ ナンバーワンの時代だったので、このギャップにまず驚きました。もう1つは、BRICSをはじめ新興国が次々できてきて、日本には入ってこないけれど、世界はすごく動いているんだな、という変化に対しての衝撃。最後に同世代のYGLたちが本当に優秀で衝撃を受けました。 自分は帰国子女で社会人になってからもインドネシア駐在を経験しましたが、2000年にウィル・シードを立ち上げて、それからはずっと日本国内中心のビジネス展開でした。そこから久しぶりに国際会議に出たら、同世代のリーダーが優秀で、ディベートなどにもついていけない。教養、語学、情報量などの差に自分も打ちひしがれたんです。 でも反対に世界はこんなにおもしろいんだ、広いんだという気づきもありました。そこで企業の人事の方にも「これからグローバル化が進むので、それに対応できる人材を育てないと時代に乗り遅れますよ」と言ってもなかなか伝わりませんでした。その時にひとつヒントになったのが、緒方貞子氏と我々日本人のYGLとの対談でした。緒方氏から「なぜ日本の企業は日本人だけで戦おうとするのか?」とご意見をいただいたのです。サッカーの海外リーグ、例えばプレミアリーグとかセリエAのチームは世界中のいい人材の集合体じゃないですか。「日本人だけで世界で戦えるわけないでしょ、これからダイバーシティの時代なのに」ということだと思いました。

加藤確か、グローバル化に対応するために、世界中からいい人材を採用して企業に紹介するという仕事にも関わっていらっしゃいましたよね。

船橋はい。でも結論から言うとその当時はまったく反応がなかったといってもいいくらいでした。そして転機になったのが2011年ですね。震災が起きて、たちまち多くの企業が日本だけをマーケットとする事業展開に限界を感じて、海外市場へ動き出したわけです。その結果、外国人の採用や、グローバル人材の育成が急務になってきたということです。

グローバル化への対応を急がないと、国力が衰退していく

加藤でも、人材育成とか時間もかかるでしょうし、外国人の採用も簡単ではありませんよね。私もその少し前に開催された「世界高度人材採用セミナー」に参加させていただいたのですが、企業が本当にグローバル展開をしていくうえで外国人の採用にも積極的に動き始めたら、日本しか知らない、多様性を受け入れられない学生は仕事に就けなくなるのではないかと危機感を持ったことを覚えています。「トビタテ!留学JAPAN」プロジェクトは、そんな危機感を跳ね返す若者を育てていく国家プロジェクトといってもいい内容だと思いますが、日本代表プログラムの財源はこの趣旨に賛同する民間の寄付金ですよね。

船橋はい。このプロジェクト自体の出発点は2013年、下村文部科学大臣と私を含めたYGLのメンバー約10人がお話をする機会があり、「グローバル化への対応を急がないと、国力が衰退していく」と大臣から言われました。意外に思われるかもしれませんが、YGLの多くは海外経験もないまま、急に40歳前で選ばれてダボス会議に放り込まれて、打ちひしがれる体験をするのです。それで、このような体験というのは、どの職種もどの世代もどの仕事の人にも今後同じように起こり得ることなんだろうなということを考えていた時に、未来をつくる日本の若者には意欲と時間があるうちに海外体験をさせたいという話が出て、そこから、このプログラムの具体的な内容が作り上げられていきました。国の留学支援としては国費奨学金というのがありますが、国費奨学金だと税金を使うわけですから、いろいろ不自由さもあります。所得制限とか、成績要件とか。だから民間でお金を集めてできないだろうかという話が大臣からあがり、私たちYGLも政府だけでやるのではなく、オールジャパンで取り組むべきだと盛り上がりました。

加藤民間からの賛同はすぐに得られたんですか。

船橋スタートは大変なこともありましたが、大志ある国家プロジェクトということと、下村大臣を筆頭に文部科学省の幹部の尽力もあり、現在では150近い企業に賛同をいただいております。

加藤賛同企業のみなさんは、留学でグローバル人材の育成を促進したい、留学から戻ってきた学生を採用したいと考えていらっしゃるのでしょうか。

船橋アメリカの学者が今の小学校6年生が社会人なるときには、今ある仕事の65%以上がなくなると言ったように、社会は常に変わっていて、自分たちがそれに適応できるように変わらないと仕事にありつけなくなるリスクはどんどん高まっていくと思います。そしてそれは企業も同じです。社会の変化をいち早くキャッチして、古い慣習に固執せず、革新的に、グローバルに挑戦する人材が必要になっています。仮にグローバルに挑戦しなくても、そこに必要な素養は身につけなくてはいけないと思います。そして、それを身につけるために留学はひとつの大きな手段だと思います。実際、企業はいい留学をすれば就職に有利だと思っていますよ。

加藤そうですよね。自動化、ロボット化する仕事も45%を占めているとか。でも人がいらなくなるわけではなくて、人間でなければできない仕事や、これまでになかった新しい仕事が出現してくるわけですよね。

Chikara Funabashi
PROFILE

ふなばし・ちから/文部科学省 官民協働海外留学創出プロジェクト プロジェクトディレクター。1994年、上智大学卒業後、伊藤忠商事株式会社入社し、ODAプロジェクトを手がける。2000年、株式会社ウィル・シード設立、代表取締役社長に就任し、企業と学校向けの体験型・参加型の教育プログラムを提供。2012年、同社取締役会長、学校法人河合塾顧問に就任。2009年、世界経済フォーラムのYoung Global Leaderに選出される。2011年、一般財団法人教育支援グローバル基金Beyond Tomorrow代表理事に、2012年NPO法人TABLE FOR TWO International理事に就任。

写真 約2500名の各界のリーダーが選ばれ毎年1月にスイスの保養地ダボスで開催される世界経済フォーラムの年次総会。2005年からは様々な分野で国際的に傑出した活動をしている40歳以下の若手200名が毎年YGLに選出されている。 船橋さん

加藤ゆかり
株式会社留学ジャーナル代表取締役副社長
留学カウンセリング、手配業務、ツアー企画など名古屋支店での幅広い年代に対して、さまざまな形で留学支援を行った後、本社マーケティング部を経て今に至る。「留学でより豊かな人生を切り拓こう」がモットー。

<< キャリアの達人に聞く TOPに戻る

「なんとなく留学したい」から「具体的な学校選び」まで。
カウンセリングのご予約やメールでのご相談はこちらから。

無料 留学相談

無料ですぐに
お届けします。

無料 資料請求

留学ジャーナルが留学を少しでも考えているあなたに提供できること 留学前:無料カウンセリング、申込手続き、滞在先手配、出発前ガイダンス、他。留学中:緊急時24時間無料電話相談、生活相談/進路相談、現地サポート。留学後:キャリアサポート、OBの交流、他。

留学ジャーナルに相談しよう。エリア別のカウンセリングセンターをご案内。フェアやセミナー情報も掲載しています。

東京(北海道・東北・関東・甲信越エリア)

名古屋(東海・中部・北陸エリア)

大阪(近畿エリア)

広島(中国・四国エリア)

福岡(九州・沖縄エリア)

フリーコール:0120-890-987

留学に関するお問い合わせはお気軽にお電話にてご相談ください

Yahoo! JAPAN

  • このサイト内を検索

本社:〒160-0016 東京都新宿区信濃町34 JR信濃町ビル6階
観光庁長官登録旅行業第1695号 一般社団法人留学サービス審査機構(J-CROSS)認証事業者
一般社団法人日本旅行業協会(JATA)正会員 一般社団法人留学・語学研修等協議会(CIEL)正会員 一般社団法人海外留学協議会(JAOS)正会員
NAFSA Association of International Educators会員 特定非営利活動法人国際教育交流協議会(JAFSA)賛助会員
このサイトに関するお問い合わせは e-mail:rj-webmaster@ryugaku.co.jp

TOP