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キャリアの達人に聞く

キャリアカウンセラー対談 第65回(2017年6月)

就活現場の「リアル」を知る 〜中身のある留学とは?〜

総合人材サービスのパーソルキャリア株式会社(2017年7月1日に株式会社インテリジェンスより社名変更)でゼネラルマネジャーとして新卒採用の責任者を務める佐藤裕さん。学生に広い意味でのキャリア教育を施すため、関西学院大学ではフェローとして、デジタルハリウッド大学では非常勤講師として教鞭をとりながら、働き方を伝える情報番組「ジョブレボ!-Job life Revolution-」にもコメンテーターとしてレギュラー出演。キャリア教育支援プログラム「CAMP」ではキャプテン/はたらクリエイティブディレクターとしても活動されています。そんな佐藤さんに、企業の採用を支援する人材サービス企業の立場と、自社の新卒採用の最終判断をする立場から見た就職活動のリアルな現状や、就職活動を控える学生へのアドバイスを伺いました。

年間講演回数は200回以上。
多岐にわたる活動を通して学生と身近に関わる

田仲最初に、佐藤さんのお仕事について教えてください。

佐藤メインの業務は新卒者の採用です。責任者という立場で携わっています。さらに、関西学院大学では大学2回生向けのゼミを持っており、今年度からはフェローというポジションもいただきました。デジタルハリウッド大学でも非常勤講師を務めています。

田仲なぜ大学で教えているのですか?

佐藤学生と身近に関わり、彼らと近い感覚を持つことが、パーソルキャリアの採用に役立つと考えたからです。グループのベネッセi-キャリアの特任研究員、さらにはアジアに出向いて現地の学生と交流したりもします。直近ではテレビでレギュラー番組を持ったりもしています。そして、CAMPという学生のキャリア形成を目的としたプロジェクトの代表も務めています。CAMPに参加した学生は今までに延べ3万人。昨年1年間の講演回数は207回でした。

田仲テレビ番組にも出演されているのですね。

佐藤はい。テレビというメディアが、若者に働くことの楽しさや広がりを伝える手段として適していると考えて出演を決めました。

採用されるのは、会社の考えや目標に共感できる人材

田仲佐藤さんが採用したいと思う学生像を教えてください。

佐藤究極論でいうと、人材サービスには興味がなくても構いません。大切なのは、グループや会社に共感できること。"社会課題を解決するインフラをつくる"という、少々青臭いとも思える弊社の目標に向かって一緒に進んでくれるポテンシャルや人柄を備えた学生を待っています。一方で、「こんな仕事がしたい」という凝り固まった希望を持っている学生には内定を出しません。こういう人は、配属後に与えられた仕事が想像していたものと違ったときに、現場で衝突を起こすことがあります。

田仲パーソルキャリアのミッションに共感して一緒に夢を叶える情熱がある人材がほしいということですね。

佐藤はい。経験やスキルの土台は情熱だと思っています。僕のようにそれを前面に出すタイプもいいですが、口数は少ないけれど内に秘めているというタイプもいいですね。いずれにせよ、芯に強い何かを持っていることが望ましいです。

田仲企業の求めるニーズで、最近何か変わってきているなと感じていることはありますか?

佐藤中途でも新卒でも、学歴などといったバックグラウンドよりも、今後どんな活躍をしてくれそうかというイメージを重視する会社が増えています。

田仲学歴フィルターにかけられることは減ってきているのでしょうか?

佐藤昔からある大手企業には、依然として学歴フィルターが存在します。しかし、大手企業でも新しい価値を取り込んでいたり新卒採用市場の理解が高まっている企業では学歴をあまり重視しなくなっているようです。

田仲新卒採用に限定すると、いかがでしょうか。

佐藤数年前に就活のスケジュールが変更になった影響を受けて、採用の前倒しや青田買いが水面下で進められるようになっています。

田仲3月の就職ナビサイト解禁や6月の選考解禁を守っている会社は少ないということでしょうか?

佐藤そうですね。規制の裏側や水面下での動き方がどんどん進化しています。優秀な学生を早めに確保するために、企業はインターンシップをはじめ、さまざまな方法で学生との接触を図る機会を探っています。

田仲今は売り手市場と言われていますが、実際はいかがでしょうか。

佐藤就活に売り手市場はありません。永遠に買い手市場、と個人的には表現しています。オファーを出すのは会社ですから、どうしても会社が強くなりがち。売り手市場と言われているのは、一部の優秀な学生に限った話であって、広く遍くという表現で言えば厳しい環境・状況は変わらないし、しばらく続くと思います。

田仲優秀な学生が内定を独占してしまうのですね。

佐藤実は統計にもカラクリがあります。就職率について9割超という高い数値が発表されている一方で、6割や7割という数値も存在しているのはご存知でしょうか。大学が把握する就職希望者のみを母数として計算すると就職率は9割を超えますが、卒業者全体を母数とすると7割ちょっとに下がってしまうのです。

田仲学生はこの厳しい現状に気付いているのでしょうか?

佐藤マーケットを読み間違えて、売り手市場だと安心している学生は多いですね。6月に大手企業の選考が始まると信じて待っていて出遅れる学生や、昔の就活スタイルを踏襲して失敗する学生もよく目にします。

田仲昔の就活スタイルは通用しないのですね。

佐藤20年前の就活と同じ方法で自己分析や業界研究をしてもあまり役には立ちません。人気企業ランキングを鵜呑みにする姿勢もよくありませんね。こういう誤解が起きるのは、学生たちが社会の裏側や会社のリアルを正しく知るチャンスが少ないという問題があるからです。

佐藤例えば、会社説明会、OB/OG訪問、インターンシップ、合同フェアなどでは、会社の良い面しか伝えない企業も少なくありません。本当は社内の派閥や男女差別の実態などまで話をしてくれると会社の雰囲気がよくわかるのですが、そんなわけにはいかないものです。ここ最近のトレンドを掴んでいない大人たちはそんなことは教えてくれません。就職活動を終えた先輩に「自己分析や業界研究をしっかりやっとけよ」などと間違った方法を教えられてそれを実践してしまうという流れも断ち切りたいところです。

田仲実際は売り手市場でもなく、世の中の流れも変わってきている。それなのに何の疑問も持たずにキレイごとだらけの会社説明会に参加して、みんなと同じような自己分析をしてという、今まで通りの就活を続けてしまっているのですね。

佐藤そうです。僕は今の若者の傾向を"デバイス世代"と呼んでいます。子どもの頃からデバイス機器を使用しているので、問いに対する「解」を瞬時に得られることに慣れてしまっている世代です。自分で考えずにすぐに聞いてくる。だから就活の方法についても先輩に教えられたことを正解としてそのまま受け入れてしまいます。自分で答えを導き出せない。思考力が低いのではなく開発されていないという課題だと思います。

田仲留年や卒業時期が遅れることを懸念して留学を断念する学生が多いようです。新卒採用をされている立場から見て、1年遅れて卒業する学生はいかがでしょうか?

佐藤遅れることは1年でも2年でも全く問題ありません。むしろご家族の経済的支援が得られる環境で留学に行かないなんて、もったいないですよ。しかもそれが、留年が嫌だとか、友達と離れたくないとか、そんな理由だったと知った場合には、先読み力がなく視野が狭い学生だというマイナスの評価を下しますね。

Yu Sato
PROFILE

佐藤 裕 Yu Sato
さとう ゆう/パーソルキャリア株式会社 ゼネラルマネジャー兼リクルーティングディレクター、関西学院大学フェロー(キャリアワークショップ担当)、デジタルハリウッド大学デジタルコミュニケーション学部 非常勤講師、株式会社ベネッセi-キャリア特任研究員。
大学卒業後、外資系人材関連企業に入社。転職支援サービスの営業やキャリアコンサルティングに従事。2007年、インテリジェンスに中途入社。同社の新卒採用の責任者である傍ら、複数の大学で講義を行い、テレビ番組にもレギュラー出演している。年間200回を超える講義・講演や面談を通じて学生に会い、キャリアや就職活動について精力的にメッセージを発信。これまでに接点を持ってきた学生の数は延べ3万人以上。

客員講師を務める関西学院大学の1年生約800人を前に講演をする佐藤氏 「はたらくを楽しむ」ための就職活動を啓蒙するために佐藤氏が立ち上げたプロジェクト「CAMP」。参加する大学生たちに社会や企業のリアルを伝え、固定観念にとらわれない、新しい「就活」を発信している。

田仲 愛
株式会社留学ジャーナル
キャリアカウンセラー
商社勤務後、アメリカの大学院で教育管理学を学ぶ。UNESCOや国際協力NGO職員としての海外勤務経験や日本企業での勤務経験を活かし、これまでに3000人以上の留学希望者や留学経験者に対し就職セミナーやキャリアアドバイスを行う。JCDA認定CDA(キャリアデベロップメント・アドバイザー)

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