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キャリアの達人に聞く

キャリアカウンセラー対談 第68回(2017年9月)

キャリアカウンセラーが解説する、将来につながる留学の本質とは?

総合人材サービスのパーソルキャリア株式会社のゼネラルマネジャーとして、新卒採用の責任者を務める佐藤裕さんにお話を聞いてきました。ここで出てきた「英語を話せること自体は、グローバル人材の定義ではない」「卒業が1・2年遅れることは、企業にとってまったく問題ない」といった気になるキーワードについて、留学ジャーナルのキャリアカウンセラー田仲愛が、留学と関連づけて解説します。

最終的に自信を持って語れる「成長した自分」になることが大事

――佐藤さんのお話を受けて、改めて将来につながる留学とはどのようなものでしょう?

学生のみなさんから、同じ内容の質問を受けることがあります。理想を言えば、現時点で自分に足りないものを補う留学であるべきでしょう。そのためには、明確な目標が必要です。商社に入って海外でバリバリ働きたい、航空会社のグランドスタッフになりたい・・・そんな具体的な将来のイメージがあれば、夢の実現につながるプログラム選びのアドバイスもしやすくなります。

ここで、ポイントになるのは留学期間だと私は思います。現地の異なる文化を理解し、視野を広げるためには、できれば1年くらいはじっくりと学ぶ長期留学が理想的です。さらに言えば、内容的にも留学生向けの語学コースだけでなく、大学の正規の科目やエクステンション(社会人向け公開講座)なども受講したいところです。佐藤さんも「卒業が1・2年遅れることは、企業にとってまったく問題ない」と仰っていました。状況が許すならば、思い切って1年間の休学留学をするのは、いいアイデアだと思いますね。

――長期留学は、短期の語学留学と何が違うのでしょう?

私自身、アメリカで2年間の大学院留学を経験して実感したのですが、現地の学生と英語で一緒に学ぶことでやっと見えてくる世界があります。例えば、アメリカと日本の大学では、授業の進め方がまったく異なります。アメリカでは、少人数クラスでディスカッションをしながら授業を進めるのが基本です。黙って先生や他の学生の話を聞いているだけでは、まったく授業に貢献していないと判断されてしまうのです。

ここで求められるのは、クラスに発見をもたらす「異なる意見」です。海外では、学生それぞれの意見が違っていて当たり前。場合によっては、先生の意見に反論することが高く評価されるケースさえあります。異なる意見から議論が次々に展開していく現場を体験できるのは、留学の醍醐味ともいえます。もちろん、そこでは異なる文化背景を持つ人々に自分の意見を「論理的に伝えるスキル」が必要です。佐藤さんも「英語を話せること自体は、グローバル人材の定義ではない」と言っていましたが、これこそまさに今後のグローバル社会で求められる力だと思うのです。

海外の取引が多いグローバル企業では、外国人の採用も進んでいます。上司・同僚・部下が外国人というのが当たり前になる社会がすぐそこまで来ています。ここで「論理的に伝える力」が活かされるのです。また、「みんなと一緒」が基本だった日本での大学生活と違い、海外での留学生活は、自分で考えて行動するのが大前提となります。授業の予習も明日の朝食の準備も自分でやらなければ、誰も手伝ってくれません。ここで、社会で求められる力の代表格といえる「主体性」も鍛えられるでしょう。

――ここまで聞いてきて気になったのですが、やはり目的が明確でない留学は就職活動に向けて、意味がないのでしょうか?

「就職活動のために」「親に言われたから」といった理由よりは、「留学で○○できるようになりたいから」といった明確な目標意識をもって留学するのが、やはりベストだと思います。ただ、目的が明確でない留学がすべてNGかというと、そうとも言い切れません。留学経験は、「語学力」だけでなく、前述した「論理的に伝える力」や「主体性」も鍛えられます。これらは、将来どのような業界で働くことになっても役立つ普遍的な力だといえます。なので、「就職活動」という得体の知れない大きなハードルを前にして、自信を持てずに立ち止まっているなら、留学先で異文化に触れながら、自分に何ができるのか再認識してみるのも決して消極的な選択ではないと考えます。

また、留学先での人々との出会いというのも大きな財産になります。日本の大学と比較すると欧米の大学では、実に多様な人種・年齢・職業の人々が一緒に学んでいる環境があります。私が通っていた大学院でもキリスト教徒とイスラム教徒の学生が並んで学んでいたし、会社の管理職の男性やシングルマザーの女性が一緒に学ぶというケースもあります。これは、ある意味で佐藤さんが取り組んでいるCAMPの活動が目指す環境だといえるのではないでしょうか。つまり、留学先で多種多様な背景を持つ社会人と密にコミュニケーションすることで、「学生時代に社会とつながりを持つことが大切」という目標も達成できるのです。

もう1点補足すると、欧米の大学に留学するとアジア圏の優秀な学生たちと交流することになります。佐藤さんも「アジアの学生はメンタルがとても強い。積極性があり学ぶことに貪欲」と言っていましたが、私も同感です。アメリカの大学院で一緒に学んだアジア圏からの留学生仲間たちは、将来の夢を実現するための熱量が一般的な日本人学生とはまったく違います。もし長期留学を経験できるなら、彼らと競い合い、信頼関係を築く過程で、大きな刺激を受けることができるでしょう。もちろん、彼らとのネットワークも将来の財産になるはずです。

就職活動の面接で、企業が見たいのは、最終的にはその学生の「人間性」です。取得した資格やTOEICスコア、コンテストの受賞歴のような成功体験からは、見えてこないその人の「リアルな姿」を見たいのです。その点で、留学先でさまざまな困難を経験し、それを自分の力で乗り越えたエピソードは、きっと強い印象を残せるでしょう。

重要なのは、留学経験について、自信を持って語れる「成長した自分」になること。できれば、1年間の留学を経験して、知識面・精神面ともにスケールアップして、就職活動に挑んでください。

Yu Sato
PROFILE

佐藤 裕 Yu Sato
さとう ゆう/パーソルキャリア株式会社 ゼネラルマネジャー兼リクルーティングディレクター、関西学院大学フェロー(キャリアワークショップ担当)、デジタルハリウッド大学デジタルコミュニケーション学部 非常勤講師、株式会社ベネッセi-キャリア特任研究員。
大学卒業後、外資系人材関連企業に入社。転職支援サービスの営業やキャリアコンサルティングに従事。2007年、インテリジェンスに中途入社。同社の新卒採用の責任者である傍ら、複数の大学で講義を行い、テレビ番組にもレギュラー出演している。年間200回を超える講義・講演や面談を通じて学生に会い、キャリアや就職活動について精力的にメッセージを発信。これまでに接点を持ってきた学生の数は延べ3万人以上。

リアルで力のこもったメッセージに、たくさんエネルギーをいただきました!

田仲 愛
株式会社留学ジャーナル
キャリアカウンセラー
商社勤務後、アメリカの大学院で教育管理学を学ぶ。UNESCOや国際協力NGO職員としての海外勤務経験や日本企業での勤務経験を活かし、これまでに3000人以上の留学希望者や留学経験者に対し就職セミナーやキャリアアドバイスを行う。JCDA認定CDA(キャリアデベロップメント・アドバイザー)

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