RJ こぼれ話
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留学ジャーナル2006年7・9月合併号

カナダ・バンクーバー取材日記


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バンクーバーで道路を逆走!?

カナダ第3の都市バンクーバーには公的に許された逆走レーン(?)が存在する?!

バラード入江に向かって北西に突き出ている半島に位置するダウンタウンは、三方を海に囲まれた街。そのため周辺地域へ車で行くには橋を渡るのだが、ダウンタウンから伸びている橋はたったの3本。中でも「ライオンズゲートブリッジ」は、ダウンタウンで働く人々が多く住むノースショアとダウンタウンをつなぐ唯一の橋であるため、朝夕の通勤時間は大混雑する。全長約2kmの橋なのに、渋滞にはまると1時間以上もかかってしまうほどだ。

その渋滞を少しでも解消するために設けられたのが「中央車線変更信号機」。道路の込み具合によって、3車線あるうちの中央車線の走行方向が時間帯によって変わるというもの。朝のラッシュ時(6:00~9:30ぐらい)はダウンタウン方向へ、夕方(15:00~18:00ぐらい)はノースショア方面へ向かう車線になる。現地の人にとっては普通でも、外国人にとっては非常に珍しくかつ恐ろしい交通ルールだ。もしも、観光客が知らず知らずに入りこんで正面衝突したらどうするの!?信号が変わった直後は大丈夫!?など不安はいっぱい。日本のスタッフは乗っていてソワソワ落ち着かないのだが、地元の人はぜんぜん平気な様子。「もう1本橋を作れば、住民も渋滞に悩まされずにいいじゃない?」という質問に対して、「橋を2本作ることで美しいバンクーバーの景観を壊すぐらいなら、日々の渋滞に耐えるほうがまし」という答え。さすが観光都市、バンクーバー。住民の意識もプロ級だ。

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ライオンズゲートブリッジはサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジと同じ設計者によって作られた吊り橋。   中央車線変更信号機。中央のレーンが、時間帯によって走行方向が変わる。   ダウンタウンからノースショアへ向かう橋の入り口。
1日6万~7万台もの交通量がある。
スタンレーパークは体力勝負

ダウンタウンの西、半島の先端部を占めるスタンレーパークは、住民の憩いの場として有名だ。公園のほとんどが深い森で覆われ、木立の間に水族館や動物園が点在している。公園の周囲には1周10kmほどのサイクリングコースがあり、そこをマウンテンバイクやローラーブレードで颯爽と走る人々をよく見かける。ノースショアの山々とバラード入江の美しさを堪能しながら風を切って走る・・・これぞまさに憧れのバンクーバーライフだ。

が、スタンレーパークには知っておくべきルールがある。実は、このサイクリングコースは一方通行なのだ。公園入り口のトーテムポールからスタートして海岸沿いに反時計回りに走らないといけないのである。たとえ途中で疲れても、逆走して戻ってくるこはできない。もちろん途中立ち止まって休憩できるが、スタートしたら10km走り終えないといけないのである。慣れないローラーブレードで颯爽と走り出したものの、途中で足はがくがく、腰は引け引けで、見るも無残な姿になってしまった、という観光客や留学生は多いはず。ローラーブレードを脱いで公園の真ん中を突っ切って戻るという方法もあるが、なにしろ公園中央は深い森。夕暮れ時に美しい風景を見ながらローラーブレードにかっこよく乗ろうと思うなら、それ相当の体力と覚悟が必要だ。よく写真や映像で見かける笑顔の彼らは、実はかなりの体力自慢。それを知って以来、スタンレーパークを走る人々を尊敬のまなざしで見るようになったのは言うまでもない。

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夏は園内の主要ポイントを巡る馬車ツアーが運行。これに乗ってスタンレーパークの広大さを体感して。   公園の入り口に立つトーテムポール。ブリティッシュ・コロンビア州内のネイティブインディアンの象徴だ。   手前がサイクリングコースで奥が遊歩道。気がつけばみんな同じ方向に進んでいる。
ゲレンデまでCA$2.25

取材陣がバンクーバーを訪れたのは3月上旬。ボードを抱えたスノボウェアの若者をダウンタウンでよく見かけた。日本の感覚では「?」である。現地スタッフに尋ねると答えはこうだった。

「街からゲレンデまでたったの40分、週末なら片道CA$2.25で行けるからだよ」

バンクーバーのダウンタウンには高速道路が通っていない。その代わりバス、船(シーバス)、電車(スカイトレイン)の3つの交通機関が郊外まで広く整備されていて、これらを利用すればどこへでも行ける。基本料金は大人CA$2.25。バンクーバーを3つのゾーンに分け、ゾーンを越えるたびに割増料金となるが、平日の18:30以降と土・日、祝日はゾーンに関わらず基本料金で乗り降り自由だ。

ダウンタウンから最も近い、標高1128mのグラウスマウンテンは、地元で人気のスキー&スノボスポット。公共の交通機関を使って安くて簡単に行けるとあって、子供や学生が足繁く通う遊びのポイントだ。バンクーバーのビル郡を眺めながら一気に滑り降りる快感は、都市のすぐ近くあるこの山ならでは。特にナイトスキーで、ダウンタウンの夜景を見ながらのスノボは最高だ。レンタルもできるので、冬場にバンクーバーにくる機会があれば、ふらりとゲレンデに立ち寄ってみるのもいいかもしれない。

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バス、電車、船の共通チケット。90分以内なら同一金額で乗り放題。   スカイトレインの駅には改札が無い。ときどき鉄道公安官が検札しており、捕まったら罰金なので必ず買うこと。   ダウンタウンとノースショアを結ぶシーバス。車の大渋滞を避け、公共交通機関で通勤する人も多い。
表紙撮影、ウラ話

今号の表紙はワーキングホリデーのページ(P.34~35)でご紹介している阿久澤祥子(さちこ)さん。取材で会った瞬間、今回は彼女にお願いしようと決めた。笑顔が明るく、とにかく元気。夏に発売する号としてはぴったりのイメージだ。

撮影当日、午前中の雨がうそのように晴れ、青空がのぞき始めた午後3時に撮影スタート。実はこの日の気温は8℃。白い息がでるほど寒い日だった。周りの人々はほとんどダウンジャケットやコートをはおっているような状況にも関わらず、阿久澤さんはキャミソール。撮影はグランビルアイランド、イエールタウン、中央図書館、イングリッシュベイ沿いの公園の4ヵ所で行った。阿久澤さんのお友達も撮影に加わって、取った写真は計300枚。時間でいうと4時間ぐらい。手はかじかみ、鳥肌をたてながら、でも顔には笑みが。阿久澤さんの頑張りに心から感謝です。本当にありがとうございました。

留学ジャーナル編集部 出井和子

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中央図書館前での撮影。よく見ると周りの人々は厚着。   カナダ人のお友達とのショット。ふたりは撮影中、
ずーっとガールズトークで大盛り上がり!
  日が傾き、夕方の光になってきた頃に撮影終了。
このあと風邪をひかなかったかが心配・・・。
メインのエピソードは発売中の留学ジャーナルで

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