留学ジャーナル2009年8月号
カナダで実現!はじめての留学マニュアル |
||
|
|
||||||||||||||||||||||
連携して仕事をするから、 意思表示が大切! バンクーバー空港に到着すると、誰でも1度は通過する到着ゲート。そのすぐ脇にある有名ドーナツチェーン・ティムホートンのレジで、お客様の注文にキビキビ応えているのが刈部敬子さん。飛行機が到着するたびにごった返すこの店で、彼女はキャッシャーを任されている。 「空港だから世界中から来た人がいろんな発音で注文します。そこでドーナツとコーヒーの注文を受けて、品を渡して、お会計をするのがメインの仕事。"クリームと砂糖がダブルのコーヒーと、クリームだけとブラック"なんて、いろいろな注文がくるんですよ」。 刈部さんは日本でホテルに勤務していた。語学を学ぶなら美しい発音のカナダで学びたいと思い、また雑誌に登場した女性の体験談にも刺激されてこの学校を選んだそうだ。 「本当はバンフにあるホテルで働くつもりだったんです(笑)。でも不況のあおりで、求人がほとんどなくなって」。学校が代わりに紹介してくれたのがこの店だ。 「学校では私のペースに先生たちが合わせてくれたけど、今度はこっちがお客様のノリに合わせなければいけない。最初はすごく大変でした!」。今でも聞き取れない発音の人と接する時もあるが、そういう場合は周囲の人が助けてくれる。「だから意思表示をきちんとするようになりましたね。"分からない"と私が言わなければ、助けてくれようもないですから」と働くコツもつかんできた。 「こっちではあまり笑顔でサービスしないんです。日本人て笑うじゃないですか。君が一番いいよ、と言われたときは嬉しかったですね」。日本でまたホテル業界を目指す彼女に、ここでの経験はいろんな刺激を与えてくれているようだ。 |
- 留学ジャーナルモノになる留学へ。
- 雑誌留学ジャーナル2009年8月号の「立ち読み」ページです。留学の実現はここからスタート!短期留学や語学留学はもちろん、ワーキングホリデー、大学留学、大学院留学まで幅広くご紹介している留学ジャーナルが、皆さんの海外留学への思いをカタチに変えます。海外留学の実現は、留学ジャーナルで!