【カナダ】留学に係るPAL発給数の減少と代替となるビザ
カナダでは、移民政策の変化に伴い、留学生の受け入れ数が減少していることが話題となっています。政府が公開した2025年8月末のデータでは、2025年1~8月に入国した新規留学生は2024年同期と比べ、約60%減少しました。2026年度の学生ビザ総発給見込み数は40万8000件で、2025年に比べ約7%減少する予定です。
この傾向は、すなわちPAL※の配布数と密接に結び付き、2026年度の発給予定数は、多くの州で前年比を大きく割っています。例えば:
◆ブリティッシュコロンビア州
2026年PAL申請枠数 :32,596件(前年比約57%減)
◆オンタリオ州
2026年PAL総配布数 :104,780件(前年比約42%減)
PALは学生ビザ申請に必要な書類です。そのため影響としては、人気の学校はすぐに枠が埋まってしまう、場合によっては受け入れを停止となってしまうことが考えられます。この傾向は、大学だけでなく、語学学校でも同じです。
(※PAL=Provincial Attestation Letter 州や準州が教育機関に対して発行する証明書)
カナダ留学を考える方は、早めに計画をたて、出願を前倒しにすることをおすすめします。また、1校だけでなく、枠がいっぱいになった場合に備え、他の学校や州も検討できる柔軟性をもっておくほうが良いでしょう。
なお、カナダへの留学にはさまざま方法があります。
日本国籍の方は、半年以内の渡航であればeTA(電子渡航認証システム)での留学が可能です。またワーキングホリデービザでも就学は可能です。期間や目的次第では、これらのビザを活かすことも方法のひとつです。
学生ビザが絶対に必要となるのは、カナダの高校や大学への長期留学です。これらの留学を検討している方は、前述した通り早めに動くことが成功の鍵となります。最新のビザ情報と学校情報変化には、常に注意を払いましょう。留学ジャーナルには学校情報に通じた留学カウンセラーとプロの手続きスタッフがおります。少しでも気になることがあればお問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。


