【ヨーロッパ】4月よりEES完全施行。ピーク時の待ち時間懸念
2026年4月10日以降、日本人がヨーロッパへ旅行(90日以内の観光・短期滞在)する場合にはEES(出入国管理システム)が施行されます。事前申請は不要で、空港到着時に実施されます。
<EESとは?>
EES(Entry/Exit System)はEUの新しいデジタル出入国管理システムです。シェンゲン圏(ヨーロッパ29ヵ国)では、この導入により、以下の情報がデータベースに電子登録されます。
登録情報:
・パスポートの登録情報(氏名・生年月日など)
・出入域の日時・場所
・顔写真と指紋(生体認証データ)
・過去の入国拒否の記録
EESはこれまで段階的に導入されていたものの、4月10日以降はすべてのシェンゲン圏(ヨーロッパ29ヵ国)の出入国において運用がスタートすることとなります。これにより、パスポートの出入国スタンプは廃止されます。
懸念されるのは夏季等ピーク時の入国審査に時間がかかる可能性です。スキャンと生体認証の登録を有人ブースで行う必要があるため、ピーク時の待ち時間は最大2~4時間前後かかる恐れもあります。そのため、乗り継ぎが必要な方や現地で厳密なスケジュールがある方は、時間に十分余裕を持たせるよう、お気をつけください。
なお12歳未満は顔写真の撮影のみでEESは免除されます。またアイルランドはEES対象外です。ピーク時に限り、最大90日間は運用を部分的に停止できるため、空港や時期により運用が異なる場合もあります。
データ保留期間は、入出国と入国拒否の記録に関しては、記録された日から3年間、個人情報を含む個別ファイルは最後の出国記録の日から3年と1日。出国の記録がない場合は滞在許可の有効期限から5年間の保管期間が終了すると、自動的に消去されます。
2026年にヨーロッパへ渡航を予定する生徒様・社員様のご手配には、くれぐれもご留意ください。
※2026年10月~12月頃には、ETIAS (欧州渡航情報認証制度)の施行も予定されています。これは米国(ESTA)、カナダ(eTA)、英国(ETA)等のヨーロッパ版となり、日本国籍者は渡航前にオンラインにて申請します。


