【転職ガイド】留学経験に基づいた自己分析のやり方と自己PR作成のポイントを徹底解説!
公開 : 2023.08.10
更新 : 2023.08.21

留学から帰国してこれから転職活動する人で、自身の留学経験を自己PRに活かしたいと考える人はたくさんいます。しかし、留学経験をアピールする際には注意すべきポイントがあるとともに、しっかりと自己分析をする必要があるのです。
この記事では、転職活動をするうえで、留学での体験や学びを効果的に自己PRで活用するための注意点や、自己分析のやり方について紹介します。留学経験を強みにする履歴書や職務経歴書などの応募書類の作成、面接対策に役立つ内容です。
留学経験を自己PRで使う際に注意すべき3つのポイント
留学経験を履歴書や面接での自己PRで使う際には、気を付けるべきポイントがいくつかあります。 ここでは、それぞれの注意点について詳しく説明します。
① 「留学した」だけではアピールにならない
留学は貴重な経験ではありますが、「留学した」という事実だけでは他の応募者と差別化できません。留学経験を自己PRに活用する場合は、留学経験を通じて何を学んで、どのようなスキルを身につけて、それらを企業でどう活かすのかまで踏み込んで説明できるようにすることが大切です。
② 語学力だけに絞らない
留学経験をして自己PRを作成するときに、真っ先に思いつくのが語学力のアピールでしょう。もちろん語学力でも構いませんが、その場合は語学力を証明するためにTOEIC©やTOEFL©などの資格試験を活用して、実際に優れた語学力があることを証明した方が説得力があります。資格試験で優れた成績を取れる自信がない場合は、語学力のアピールは避けておいた方が賢明です。
具体的にはTOEIC650点以上、英検2級以上がアピールできる語学力の目安です。留学中には、日本でできないような体験や学びがたくさんあったはずです。視野を広げて、他にもアピールできるネタがないかよく思い出してみましょう。
③ 思い出話にしない
留学は非常に貴重な経験ではありますが、伝え方によっては海外で遊んできたように捉えられてしまう可能性があるため注意してください。困難を乗り越えた経験や、成長できたエピソードなどを盛り込むようにしましょう。
留学経験を上手に自己PRに盛り込むための自己分析のやり方
留学経験を上手に自己PRに盛り込むためには、しっかりと自己分析をすることが大切です。留学を下記の3つのフェーズに分けて、自己分析しましょう。
- 留学前
- 留学中
- 留学後
ここでは、それぞれのフェーズでどのようなことを考えるべきか紹介します。
留学前
留学前については下記の2点について振り返ってみましょう。
留学は自分の意志で決定したはずです。あなたが留学しようと思ったきっかけや動機を思い出してみてください。また、留学前に留学の目的や留学中に達成したい目標があった場合は、それらについて思い出してみるのも良いでしょう。
留学の動機や、留学中の目標は難しく考えなくても構いません。「自分の英語力を本場でどれだけ通用するのか知りたかったから」「国際交流をしたかったから」といった理由や目標で十分です。
目的や目標を持って、留学中にどのように努力したのか、そこから何を得られたのかの方が重要だからです。
留学中
留学前の目的に沿って、下記の内容を振り返ってみましょう。
- 失敗した経験
- トラブルを乗り越えた経験
- 留学経験を通じて驚いたことやうまくいかなかったことと気づき
- 留学によって変化した自分自身の言動
- 留学によって身についた力やスキル
留学中のエピソードについてはさらに深掘りして考えるようにしてください。具体的には、出来事だけを思い出すのではなく、その出来事に対して自分がどのように行動を起こしたのか、その結果どうなったのかという点についても書き出してみてください。
あなたの行動について触れると、あなたの考え方や人柄までしっかりと採用担当者に伝わりやすくなります。さらにその結果で述べることで、採用担当者に入社後の再現性や、あなたが活躍している様子をイメージしてもらいやすくなるでしょう。
結果は必ずしも良い結果でなくても問題ありません。その結果を通じて何を学んだのかをしっかりと分析し、言語化させることのほうが重要です。
留学後
留学経験を通じて、自分の意識や行動がどう変わったか分析することも忘れてはいけません。特に下記の2点についてよく考えてみてください。
- 留学経験を仕事で活かしたいのか?
- 仕事で英語を使うことは必須?
留学を経験したからといって、必ずしも英語を使う仕事に興味があったり、留学経験を活かした国際的な仕事をやりたいと考えるとは限りません。また、留学経験や英語力を活かしたい人であっても、英語が使える仕事がかならずしも本来やりたい仕事であるとも限りません。
留学経験や留学で身につけた語学力を仕事で活かしたいかどうか、さらにどのように活かしたいか、活かせそうか、そして優先順位を考えることは、業種や職種を絞る際にも大きく役立つでしょう。
就職・転職活動の際に留学経験からアピールできる強み5選
留学経験を通じて身につくスキルや能力は数多くあるでしょう。ここでは、留学経験からアピールできる強みを5つ紹介します。
アピールするためのスキルや能力が見つからない人はぜひ参考にしてください。
積極性・行動力
留学をしようと自発的に行動、計画したあなたは積極性や行動力があると言えるでしょう。
もちろん、留学中に積極性や行動力が発揮されたエピソードを紹介するのも良いですね。いずれにしても「なぜそのような行動を起こそうと思ったのか」の部分を深掘りして説明できるようにすることがポイントです。
忍耐力
留学中は楽しいことばかりでなく、悲しいことや辛いこともたくさんあったはずです。そのような環境であっても逃げ出さずに立ち向かえたあなたは忍耐力もアピールできます。
しかし、ただ我慢して耐え忍んだと伝えると採用担当者に受け身であるような印象を与えてしまうため、耐えられた理由や、耐えるために行った工夫なども伝えられると良いアピールになるでしょう。
環境適応能力
近年はグローバル化が進んでいるため、英語圏の国に留学したとしても、英語を母国語とする人々だけでなく、世界中からきた留学生や移民と関わる機会が多かったのではないでしょうか?
さまざまな国の人々と関わり、言語だけでなく、相手の国の文化や習慣、そして価値観の違いなどに戸惑ったこともあるはずです。そのような中で、環境に馴染み、多様なバックグラウンドを持つ人々と人間関係を築くことができたあなたは環境適応能力があると言えます。
環境適応能力をアピールする際には、その環境に適応するために自分が努力してきたことを説明することがおすすめです。
コミュニケーション能力
留学におけるコミュニケーション能力は、語学力とは異なります。文化や習慣が異なる相手と良好な人間関係を築けるスキルのことです。留学先で、さまざまな国籍の人と友達になろうと自分から積極的に声をかけませんでしたか?
社会人になると、年齢や立場が異なる人と関わる機会が非常に多いため、このようなタイプのコミュニケーション能力がある人は企業で重宝されるでしょう。
自分とバックグラウンドが異なる人と良好な人間関係を築くために努力したことを振り返ってみてください。
課題解決能力
「大学の授業に全くついていけない」
「グループワークでサボるメンバーがいる」
「シェアハウスで他のシェアメイトと上手くコミュニケーションが取れない」
留学中は日本では遭遇しないようなトラブルや困難に数多く見舞われたことでしょう。そのようなトラブルや困難をどのようにアプローチして解決しましたか?振り返ってみてください。
課題解決能力も、コミュニケーション能力と同様に企業が求めるスキルの1つです。課題や問題を解決した経験がある人はアピール材料にすることをおすすめします。
まとめ
この記事では、履歴書や職務経歴書の作成、採用面接時に役立つ留学経験に基づいた自己分析と自己PR作成ポイントを紹介しました。
留学経験を活かした自己PRを作成する際には下記の3つのポイントに気をつけましょう。
- 「留学した」だけではアピールにならない
- 語学力だけに絞らない
- 思い出話にしない
これらの注意点を踏まえた上で、留学前・留学中・そして留学後の自分の行動を振り返ってみてください。
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