【既卒向け】留学の強みを活かす就職活動のやり方5選

公開 : 2023.03.31

大学卒業後に社会人経験がないまま留学した場合には、「既卒」としての就職活動になります。

これまで既卒は、「新卒向け求人」、「中途採用向け求人」どちらにも該当しないため、求人件数は大幅に少なくなり、就職に不利とされてきましたが、最近では、大学卒業後も3年間は「新卒扱い」とし、新卒枠への応募対象とする企業が増えています。一方で、留学した既卒者の中には、情報不足により納得のいく仕事が見つからないまま就職を決めてしまう人がいるのも実情です。

そこで留学経験者に特化し就職サポートをする留学ジャーナルがこれまでの経験をもとに、日本の大学卒業後すぐに留学をした既卒の方向けに、留学の強みを活かした就職活動の方法について解説します。

1 新卒向け就職ナビサイトを利用する

厚生労働省が「卒業後3年以内は新卒扱いとする」という「青少年雇用機会確保指針」を出したのは2010年。以来、徐々に既卒が新卒採用枠で応募できる企業が増えています。厚生労働省が2021年8月に発表した「労働経済動向調査」によると、2020年度新規学卒者での採用枠で正社員募集を行った事業者のうち、約7割が「既卒者は応募可能だった」と回答しています。

一方でリクナビ、マイナビなどの新卒向けナビサイトに登録しようとすると、対象者は卒業年度別でページが分かれており、それぞれ大学4年生対象、または大学3年生対象などと記載されています。ですが、実はこういった新卒向けサイトは既卒の方も登録できます。

登録後、「応募資格に既卒者含む」で検索すると、既卒者も対象として募集をしている企業が表示されます。既卒者も大手企業に新卒枠で応募が可能ですので、まずは登録をしてみると良いでしょう。

2 希望条件を入れて「中途採用」の一般転職サイトに登録する

就業経験がない既卒者の場合、「新卒採用枠」での応募が可能なように、一般的には当てはまらない「中途採用向け求人枠」での応募もできます。

リクナビNEXT、マイナビ転職、DODAなど、中途採用の一般転職サイトに登録して、希望条件で「未経験者OK」、「第二新卒歓迎」欄にチェックを入れて求人情報を検索してみてください。

「第二新卒」は、大学卒業後の就業経験が3年未満の方を指すため、検索結果には社会経験1年以上などとする求人も含まれますが、問い合わせると選考対象になるケースもあります。

さらに、留学経験を活かした仕事を探すなら、希望条件に「英語」を加えたり、あるいは留学経験を活かせそうな業種で絞り込みをしていきましょう。

3 「既卒専用」の就職サイトを利用する

ほかにも、Re就活やいい就職.comなど、既卒向けの就職サイトを利用する方法もあります。この場合、対象者を既卒に限定しているので、応募可能な求人だけを探すことができ、時間短縮のメリットがあります。

一方で、デメリットは留学経験を活かせる求人が多いわけではないということ。結局は応募したい企業は見つからないということもあるでしょう。

4 検索エンジンを利用する

就職活動の軸が定まっている人は、Googleなどの検索エンジンを利用して、応募したい業種や職種を検索し、該当する就職サイトや求人ページから応募する方法もあります。

たとえば、既卒で英語を使う仕事に就きたいと希望するなら、「英語 未経験 求人」などのキーワードで検索をしてみると、希望にあった仕事を見つけられる可能性があります。

とはいえ、検索結果の情報は玉石混交。大量の検索結果の中から自分にあった情報を取捨選択する必要があるため、リサーチに時間がかかるというデメリットもあります。

5 留学経験者に特化した人材紹介サービスを利用する

人材紹介のメリット・デメリット

人材紹介とは、求人企業と求職者をマッチングするサービスで、新しい求人サービスの筆頭として近年利用者が増えています。人材紹介サービスを利用することで、企業にとっては、欲しい人材をピンポイントで効率よく採用できるメリットがあります。

また、求職者にとっても、求人先の企業情報や求める人材像、必須スキル、職場環境、待遇など、求職者がおさえておくべきポイントを把握したうえで、自分の強みを活かせ、希望と合致する企業を紹介してくれるので、メリットが多い方法と言えるでしょう。

人材紹介会社では、一般的に担当者が求職者の経歴やスキル、希望をもとに、求職者に合った求人企業をマッチングして紹介してくれます。求人情報に合わせた応募書類の添削や面接対策などのサポートがあるのも大きなメリットです。

一方で、就業経験がない既卒者の場合は紹介される企業や職種が限定されることも。また、留学経験を活かせる仕事に就きたいと希望していても、留学生の強みを担当者に汲み取ってもらえず、希望とはかけ離れた企業を紹介されたという話を聞くこともあります。

留学経験者に特化した人材紹介サービス

せっかく留学で身に付けたスキルや経験を活かせず、就職先を決めてしてしまうのはもったいないこと。留学経験者には、with/afterコロナ時代に企業が求める「変化対応力」「コミュニケーション力」「主体性」があります。

留学ジャーナルはこれまで多くの留学経験者の就職をサポートしてきました。サポートを続ける中で培った知見とノウハウがある留学ジャーナルなら、このジレンマを解決できるのではないかという想いで、留学経験者が希望の仕事に就くための就職・転職サービス「RJキャリサポ」を開始。求職者が留学で身に付けた強みを最大限に引き出し、その強みを活かして活躍できる企業を探して紹介する、留学生に特化した無料で利用できる就職・転職サービスです。

人材紹介会社も大手から中小まで様々な特色をもつ会社が多数あります。求人数の多さで選ぶのであれば大手に、留学生の強みを活かすサポートに期待するのであれば留学ジャーナルの就職・転職サービスに登録するのも一案です。

「既卒」が留学の強みを活かし就職活動するために

既卒者の就職は難しいといわれていた時代がありますが、変化のスピードが速く、先が読めない不確実性の連続の時代にあっては、「新卒神話」は過去のこと。同じような環境で同じような教育を受け、同じような経験をしてきた「新卒」だけを採用している企業は、時代に取り残されてしまいます。

大学卒業後に留学をした「既卒」の人たちは、就職に関して一見、遠回りをしたかのように見えますが、実は大きな価値を持っています

その価値に気づかず情報不足のまま就職活動をしないで済むように、既卒の方向けにこの記事をまとめました。まずは、新卒向けの就職情報サイトや中途採用の転職サイトで自分の希望条件を入れて登録してみましょう。会員登録すると、希望条件にあった求人情報が定期的に届きます。届いた求人情報をチェックしながら、興味のある職種や業種で求められる人物像やスキルを明確にしていきましょう。実際の求人情報をチェックすることで、業界の採用動向や傾向をつかむことができ、応募したい業種や職種を絞り込んでいくのにも有効です。

一方で、留学で身に付けたスキルや経験の整理、留学経験で培った自分の強みを活かした仕事に就きたいなら、その知見とノウハウをもつ留学ジャーナルの就職・転職サポートRJキャリサポを利用してみるなど、自分に合ったサービスを選ぶといいでしょう。

複数のサービスを利用することで、段階的に自分に合った方法を選択していきましょう。

転職希望の方も、まだ迷っている方も、
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