【転職ガイド】転職活動成功の秘訣は自己分析!やり方や活用方法を徹底解説!
公開 : 2023.08.18
更新 : 2023.08.21

転職活動を成功させる秘訣の1つは、「転職の軸を定めること」です。
「転職の軸」とはあなたが転職先でやりたいことや、仕事選びの際に重要視する条件のことを指します。特に転職活動の際には社会人経験があると考えられているため、仕事選びや、会社選びに関する基準を就職活動のとき以上に明確に説明できるようにする必要があります。
「転職の軸を定める」ためにはまず、自分自身を良く知ることが大切です。そこで役立つのが「自己分析」。
あなたは自己分析がどのようなもので、何をすべきかわかりますか?
自己分析を制するものが転職活動を制すると言って過言ではないほど、自己分析は重要なステップです。この記事では自己分析のやり方、自己分析を転職活動に活かすための方法などを解説します。まだ転職活動を始めたばかりで、何から手をつければ良いか分からないと途方に暮れている人は必読です。
自己分析とは?自己分析が必要な理由は?
自己分析とは自分の性格、長所・短所、価値観などの自分の軸を理解することです。
自己分析によって下記の点についてイメージできるようになるでしょう。
- 自分の能力や強みを活かせる企業選び(CAN)
- 自分がやりたい仕事内容(WANT)
- 自分がこれまでにやってきたこと・頑張ってきたこと(HAVE BEEN)
分析することで客観的に自分を見つめられるため、自己PRや志望動機などの内容がより具体的でオリジナリティのあるものが作れるようになります。
また、自己分析を通じて発見した自分の強みを軸に仕事探しができるようになるため、どのような業種や職種が自分に向いているのか、どのような仕事であれば自分の強みが活かせるかなどを知れることができます。
これらの内容がイメージできると転職活動のあらゆる場面で役に立つだけでなく、入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がります。
転職活動の中でも非常に大切なステップの1つなので、じっくりと時間をかけて取り組むようにしましょう。
自己分析のやり方4選
自分の長所、得意なこと、価値観など自分自身を客観的にとらえて言語化するための自己分析のやり方は複数ありますが、代表的なものを4つ紹介します。すべて行うのが理想ですが、組み合わせで行ったり、じっくり一つに取り組むのでも構いません。まずは手を動かして始めましょう。
- ①強み・弱みの洗い出し ②モチベーショングラフの作成
- ③他己分析
- ④自分の軸を定める
それぞれ詳しく解説します。
①強み・弱みの洗い出し
あなたの強みと弱みの洗い出しからスタートさせましょう。
やり方は主に大きく分けて2つです。
1つ目は、自分自身で強みや弱みを書き出すことです。A4用紙やノート、パソコンに自分の「強み/弱み」、「好き/嫌い」、「得意/苦手」を箇条書きで書き出してみましょう。

強みや弱みの数が思うように見つけられない場合は、後述する③の「他己分析」とあわせて行うのがおすすめです。家族や友人にインタビューをして、「他人からみた自分」を知って、書き足していきましょう。
2つ目は適正診断を受けることです。
適正診断とは、さまざまな質問に回答することで、あなた自身の物事への取り組み方や性格、資質などが分かるテストのことを指します。就職活動や転職活動をする人に向けて、オンライン上には無料でできる適正診断が数多くあるため、それらのツールを活用することもできます。
②モチベーショングラフの作成
つづいてモチベーショングラフの作成のやり方です。
具体的には、過去の出来事を洗い出して「自分史」を作ります。過去の経験を深掘りすると、あなたの性格や価値観をより深く理解することにつながります。
過去の自分を振り返り、自分が頑張ったことや夢中になったことを思い出しましょう。小学生・中学生・高校生・大学生・社会人と時系列に分けたり、勉強・部活・留学・前職・現職など出来事によって分けたりするとさらに良いです。印象に残っているエピソードを思い出しながら「なぜこのような言動をしたのか」「その結果どうなったのか」「自分はどう感じたのか」「何を学んだか」などを分析してください。
ではモチベーショングラフを作ってみましょう。たとえば次のグラフは、留学経験を振り返って時系列でモチベーションの動きをグラフで可視化したものです。下記のように横軸に時間、縦軸にモチベーションの高さを表すグラフを書いて、モチベーションが上がった時、下がった時に何があったか記入してみましょう。

モチベーショングラフの作成によって、自分のモチベーションのアップダウンの際に、どのようなことが起こったのかを振り返ります。そして、その時に何を考え、何をしたか/どう行動したかに注目することで、自分の思考と行動特性の傾向が見えてきます。
「なぜ?」「どうして?」を繰り返し、深堀りすることで、自分という人間がどのような状況でモチベーションが上がるのか/下がるのか、さらにどのように現状から抜け出しモチベーションを上げることができるのか、自分自身の特性を理解することができるようになります。
モチベーショングラフの作り方をまとめると下記の通りです。
- ①縦軸「モチベーションのレベル」と横軸「時間」の2つの軸を設定する
- ②幼少期から現在までに起こった出来事を複数取り上げ、モチベーションの推移を線で繋ぐ
- ③モチベーションの「山」となる部分と「谷」となる部分での出来事を振り返る
- ④モチベーションの「山」となる部分と「谷」となる部分から、それぞれ下方向、上方向に変化するタイミングで「何を考え」「どう行動したか」を振り返る
- ⑤「なぜ?」「どうして?」を繰り返し、深堀りしながら共通点を見つけ出す
- ⑥モチベーションを上げたり下げたりする要素やパターンを言語化する
③他己分析
次は他己分析です。
他己分析とは、第三者が感じるあなたの強み・弱みや資質です。他己分析によって、自らでは気づけなかった自分自身の特徴を知ることになるため自己分析の精度を高めることにつながります。

アメリカの心理学者ジョセフ・ルフトとハリー・インガムによって考案された心理学モデルの1つが上記の「ジョハリの窓」で、自己分析ツールとして活用されています。
1人だけでなく、家族や友人など複数の人にあなたの強み・弱みを教えてもらい、共通する内容を見出してください。
留学中の方であれば、ホストファミリーや学校の友達など、現地で知り合った人たちにインタビューしてみるのも良いでしょう。
自分では「弱み」と思っていたことが、「強み」と捉えられていたり、留学によって「未知の窓」が開き、日本では見つからなかった「強み」が他己分析を通して見つかることがあるかもしれません。
「秘密の窓」にある自分の強みを転職活動で活かしたい場合は、現状では伝わっていないということですから、相手に知ってもらう取り組みが必要があるでしょう。
④「自分の軸」を定める
最後に自分の軸を定める方法です。自分の軸を理解することが、転職の軸を定めるのに役立ちます。
まずは、次の3点を整理してみましょう。
- 自分の能力や強み、経験したことや頑張ってきたこと(CAN)
- 自分がやりたい仕事内容や転職で叶えたいこと(WANT)
- 転職をするうえで譲れないこと(MUST)
それぞれの円グラフの中に「強みや経験:CAN」、「やりたいことや希望:WANT」、「譲れないこと:MUST」を箇条書きで書き出してください。

それぞれ3つの輪が重なる部分が、あなたが転職をするうえでの理想。自分の軸を理解して、転職の軸を定めましょう。転職の軸の定め方については、こちらのページでより詳しく解説しています。
自己分析の転職活動への活かし方
自己分析は転職活動において下記の段階で特に役立ちます。
- 応募企業の絞り込み
- 志望動機や自己PRの作成
それぞれの段階で、どのように活かされるのか詳しく解説します。
応募企業の絞り込み
志望する業界や職種の絞り込みは意外に難しいです。しかし、これはその後の転職活動に大きな影響を与えることから、転職活動初期にやっておく必要があります。
自己分析を応募する企業を絞り込みをする前にやっておくと、自分の軸や興味が分かるようになるでしょう。さらに、希望する条件や仕事に対するこだわりが見えてくるため、自ずと応募企業の絞り込みができるようになります。
志望動機や自己PRなどの作成
転職活動の応募書類や面接で最もよく聞かれるのが下記の3つの質問です。
- 志望動機
- 自己PR
- 転職したい理由
自己分析はこれらの質問に回答するのに大いに役立ちます。
転職理由や志望動機には、自分がこれまでにやりがいを感じたエピソードを盛り込めるでしょう。どんな結果を出し、周囲がどのような反応をしたのかなど詳細も加えればより説得力のある理由や動機になるはずです。
自己PRに関しては、志望する企業が求める人物像に自分が持つ価値観や強みを照らし合わせましょう。その強みが活かせたエピソード、その経験から学んだこと、そしてその強みを志望する企業でどのように活かせるのかを話せることが望ましいです。
また、転職活動でアピールしたい自分の強みと、自己分析の結果に矛盾がないかどうかを確認することで入社後のミスマッチを防げます。
>> 留学経験に基づいた自己分析のやり方についてはこちらのページよりチェック!
まとめ
この記事では転職活動における自己分析の重要性や自己分析のやり方、転職活動での活かし方について紹介しました。
自己分析は地味で時間がかかる作業です。途中で面倒になって投げ出したくなることもあるかもしれません。しかし、しっかりと自己分析をすると、その後の転職活動のあらゆる場面で役立つほか、転職先のミスマッチを防ぐことにも繋がります。
転職活動の成功を決める鍵といっても過言ではないほど重要な作業です。
この記事を参考にしながら、自己分析を進めてみてください。
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