【転職ガイド】転職活動の面接準備のコツと留学経験者によく聞かれる質問を徹底解説!
公開 : 2023.08.25

転職活動で書類選考を通過すると、面接試験に進みます。
面接試験は企業によって異なりますが、下記のように3回行われることが一般的です。
- 1次面接
- 2次面接
- 最終面接・役員面接
この記事では、それぞれの面接の目的や質問内容の違いについて解説します。転職活動の面接対策をしたい人は必読です!
【フェーズ別】転職活動での面接の目的
まずはフェーズ別に転職活動での面接の目的を紹介します。
1次面接
1次面接の面接官は採用担当者や配属部署の社員が担当することが多いです。1次面接では、あなたのこれまでのキャリア、人柄、価値観などについて広く浅く聞かれます。それと同時に、面接担当者が会社や仕事内容について説明をしてくれることが一般的です。
就職活動では1次試験は集団面接を導入する企業が多いですが、転職活動の場合は、応募者と採用担当者との相互のコミュニケーションが重視されるため個人面接の形態であることが多い点が異なるので注意しましょう。
1次面接では下記の点が主にチェックされています。
- 業務を遂行できる能力があるか
- 挨拶や言葉遣いなど基本的なビジネスマナーが身についているか
- 相手に良い印象を与えられるか
- 入社時期、年収などの条件、通勤時間に問題がないか
2次面接
2次面接の面接官は採用責任者や配属部署の責任者など、管理職が担当することが多いです。会社によっては2次面接が最終面接になる企業もあるため、2次面接が最終面接である場合は、役員クラスが面接官を担当することもあります。
2次面接の目的は応募者の性格や価値観、スキルや実績などが企業に合っているかどうかを判断することです。また、面接担当者によっては1次試験と同じような内容の質問をされることもありますが、1次面接よりも深掘りして聞かれる可能性が高いです。どのような角度から質問されても、落ち着いて答えられるように面接練習をこなしていきましょう。
2次面接では下記の点がチェックされます。
- 即戦力になるか
- 職場の雰囲気に馴染めそうか
- 企業のビジョンや方向性と応募者のキャリアプランが合致しているか
最終面接
最終面接の面接官は役員クラスや、場合によっては社長が担当することが多いです。1次・2次面接で現場社員からの評価が良くても、決裁者の立場から見ると評価が変わるということもよくあるので、最終面接であっても油断せずにしっかりと対策して臨みましょう。
最終面接では、応募者が会社全体の利益につながるかどうかを確認するために行われます。
そのため、最終面接では下記の点がチェックされます。
- 中長期的に会社の成長に貢献してくれそうか、すぐ辞めないか
- この人を採用することで、企業に利益をもたらしてくれるか
- 入社する意思はあるのか、入社意欲は高いのか
- 入社後の長期的なビジョンはどのようなものを描いているのか
【番外編】グループディスカッション
転職での採用活動ではあまり多くはありませんが面接試験だけでなく、グループディスカッションを実施する企業もあります。特にIT、コンサル、商社に応募する人はグループディスカッションが選考フローに含まれていることが多いので、これらの業界を受験する予定がある人はしっかりと対策しましょう。
グループディスカッションは、5〜7人ほどのグループで1つのテーマについて話し合い、最終的に代表者が話し合った結論や意見を発表するといった流れで行います。
グループディスカッションの目的は相手を論破することではありません。意見を交換し合いながら、相手の意見を傾聴し、最善の結論を導くことが目的です。
テーマは主に下記の5つのいずれかに当てはまることが多いです。
- 自由型(例:渋滞をなくすためにできることは?)
- 資料分析型(例:資料を見ながら商品やサービスの売り上げアップのための施策を考える)
- フェルミ推定(例:日本国内にあるコンビニの数は?)
- ディベート型(例:タバコの税金をもっと上げるべきか?)
- 課題解決型(例:××店の売り上げを上げるには?)
グループディスカッションを通じて下記の点を企業側はチェックしています。
- 積極性
- 協調性
- リーダーシップ
- コミュニケーション能力
- 論理性
- 柔軟な思考力
【フェーズ別】転職活動の面接でよく聞かれる質問9選
つづいて、それぞれの面接でよく聞かれる質問を紹介します。面接対策に役立ててください。
1次面接
1次面接は、企業があなたのことを知るためのものだけでなく、あなたが企業についてさらに深く知るためのものでもあります。逆質問の機会も与えられる可能性が高いため、業界・企業研究を1次面接までにきちんとやっておきましょう。
■「自己紹介をしてください。」
自己紹介はアイスブレイクの質問として最も一般的です。また、自己紹介を通じて採用担当者はあなたのプレゼンテーション能力もチェックしています。1〜2分ほどで簡潔にまとめ、アピールポイントをしっかり含めて話せるように準備しておきましょう。
■「なぜ転職しようと思いましたか?」
転職や退職の理由を聞くのは、あなたがまた同じ理由で応募企業を退職しそうなのかどうかを知るためです。ネガティブな退職理由を話すと採用担当者に悪印象を与えてしまうため、退職の理由はきっかけ程度にとどめ、転職を通じて実現したいことを中心に話しましょう。
■「何か質問はありますか?」
上記にもありますが、1次面接では、企業側が事業内容や仕事内容について説明してくれることも多いです。そのため、逆質問をすることで、企業側は応募者と相互理解を深めたり、認識のズレを修正したりしたいと考えています。
企業に関して関心があることや疑問点について積極的に質問しましょう。しかし、何でも質問して良いわけではないので注意してください。例えば、年収や残業時間などの「条件」に関する質問は、企業側に「表面的なことにしか興味がない」と悪印象を与えかねないからです。企業研究をしっかりと行い、逆質問された際にも質問できるように準備しておきましょう。
2次面接
2次面接では1次面接と同じような質問をされる可能性がありますが、1次面接よりも深掘りして聞かれる可能性があるため、面接練習をこなしてどのような角度から質問されても対応できるようにしましょう。
■「これまで行ってきた仕事で最も会社に貢献した業務について教えてください。」
この質問を通じてあなたがどのような仕事をしてきたのかや力量をチェックするとともに、自社での再現性や組織やチームへのフィット性をチェックしています。○%など数字を使って成果を伝えると、具体性が増すためおすすめです。
■「これまでの経験を踏まえて自己PRをしてください。」
この質問を通じて、企業はあなたの人柄や仕事に対する姿勢や進め方だけでなく、社風に合っているかどうかをチェックします。企業が求める人物像に照らし合わせて自己PRをすることがおすすめです。自己PR作成の方法についてさらに詳しく知りたい人はこちらの記事も読んでください。
■「当社以外に応募している会社はありますか?」
応募者の転職活動状況や、応募者の中での自社に対する入社意欲の高さについて知るためにこのような質問がされます。「御社だけを受験しています。」と嘘をつく必要はありませんが、その企業の志望順位や入社意欲が高いことを伝えられるようにしましょう。
最終面接
最終面接では1次・2次面接と質問の内容が被ることもありますが、「自社にどのように貢献できるか」という点をよりシビアな視点でチェックされるため、論理的で説得力がある回答を心がけましょう。
■「当社を志望した理由を教えてください。」
最終面接で志望理由を聞く理由は、企業のどのような点に魅力を感じたのかといった点だけでなく、企業にどのように貢献していきたいのかといった熱意や入社に向けた意欲も知りたいからです。
■「あなたの強みと弱みを教えてください。」
「強み」を通じて、あなたの人間性や人柄だけでなく、自社が求める人物像に合致しているかどうかや自社の業務を遂行できる能力があるかどうかを判断するために聞いています。「弱み」については、自分を客観的に見つめて自分を理解しているのかどうか、そしてその短所を克服しようと努力しているかどうかを知るために聞きます。
強みについては、その企業や仕事で活かせるものを、短所に関しては逆に仕事に直接影響しないものを選びましょう。
■「当社に入社してからのキャリアビジョンは?」
その企業が行っている事業や仕事の内容をきちんと理解した上で、中長期的にどう貢献するのか具体的なビジョンを持っているかどうかを確認するための質問です。企業と応募者の方向性のマッチングもチェックしています。
留学経験者が転職活動の面接でよく聞かれる質問
下記は、留学経験者が転職活動の面接でよく聞かれる質問です。
- 留学した理由と目的は何ですか?また、目的達成のためにどう行動しましたか?その結果は?
- 留学中に最も苦労したことは何ですか?そしてそれをどのように乗り越えましたか?
- 留学で学んだことは何ですか?
これらの質問は、自己分析をしっかりしていれば、回答できるはずです。
留学経験に基づいた自己分析のやり方について詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでください。
オンライン面接について
新型コロナウイルスの影響で、ZoomやSkypeなどを使ってオンライン面接を実施する企業が増えてきました。新型コロナが収束しつつある現在も、効率的であることから1次試験にオンライン面接を導入する企業も多いです。
オンライン面接で聞かれることは対面での面接と変わりはありません。しかし、オンライン面接の場合、対面での面接と比べると相手に自分の表情が伝えづらい、声が届きづらいといったことがデメリットとして挙げられるため、声の大きさと表情を意識して面接に臨むことがおすすめです。
また、インターネット環境やデバイスなど外的環境にも気をつけましょう。オンライン面談を実施する場合は静かで、インターネット環境が安定した場所で実施してください。また、デバイスについては、スマホやタブレットでも良いですが、画面が大きいパソコンを使用することが望ましいです。
まとめ:それぞれの面接の目的とよく聞かれる質問を確認しよう!
転職活動において、企業の面接試験は1次面接・2次面接・最終面接と3回実施されることが一般的です。
それぞれ面接官、面接の目的が異なるため、質問の内容も異なります。この記事を参考にしながら面接対策を進めていきましょう。また、効率的に面接対策を進めるためには、自己分析や業界・企業研究も必要不可欠です。これらも併せてしっかりと行ってくださいね。
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