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学校によって授業料に差があるのはなぜですか。授業の質と関連があるのでしょうか?

授業料は、一般的に学校の運営形態(公立、私立など)、授業時間、その学校のある場所やそこの物価などに影響を受けます。授業料の高い学校の方が、授業の質が良いと一概には言えませんが、先生のクオリティや設備、知名度によるところは大きいでしょう。例えば、英語教授法の資格を持つ先生が多い学校や、政府の認可を受けている学校では授業料が高い傾向にあります。また、アメリカでは大学付属の集中英語コースは費用が比較的安めですが、有名大学になりますと、英語コースでも授業料は高くなります。 また、都会より、田舎にある学校のほうが費用は安めです。しかし極端に安い学校は要注意です。こういった学校は1クラスの人数がとても多かったり、先生やスタッフがあまり生徒の面倒をみることができないなどの理由があります。

学校はどうやって選んだらよいのでしょうか?

学校の選び方にはいくつかのポイントがあります。 まず、語学学校の場合、どの国のどの地域に行きたいか、予算はどのくらいか、期間はどのくらいなのか、留学の目的は何か、滞在方法はどうしたいかなどをよく考え、候補の学校を選んでいきます。そのポイントのうち、どれを最も優先するかを決めて、最終的に絞り込んでいきます。「留学ジャーナル」では紹介している学校へ通った人の体験談をご紹介したり、カウンセラーが詳しく学校説明をするカウンセリングを無料でご提供しています。

英会話を中心に勉強できる学校というのはありますか?

海外の語学学校は英会話だけではなく、総合的な英語を勉強しますので、日本の英会話学校のイメージとは随分異なります。学校によっては「コミュニケーションコース」などと称して、会話を多く取り入れているところもありますが、そうかといって全てが英会話の授業ではありません。国によっても違いがあり、アメリカよりはむしろイギリスの方が会話を多く取り入れた実践的な授業が行われると言われています。これは、アメリカは大学進学を希望する生徒が多いため、自然とTOEFL対策を取り入れた、読み書き中心の授業が形成されているからです。

サーフィンのできる地域の学校を第一優先に考えていますが、お勧めの学校を教えてください。

一般的にはオーストラリアやハワイがお勧めですが、カリフォルニアを始め、サーフィンが盛んなエリアはたくさんあります。また、オーストラリアやハワイには「英語+サーフィン」コースがある学校があったり、学校のアクティビティでサーフィンが体験できるところもあり、初心者でもトライすることができます。

「ティーチャーズ・ホームステイ」って何ですか?

英語の先生の家にホームステイをしながら共に生活し、英語の授業を受けることでさらに英語力を上達させようというプログラムです。語学留学の一種ですが、通常の学校に通う形式とは違って、先生と1対1のプライベートレッスンの形になります。英語の習得方法には個人差があり、人によってはグループレッスンではどうしても発言することができず、英語の上達が遅れてしまう場合もあります。そんな人には1対1で行うプライベートレッスンが効果的でしょう。また自分の関心のある領域が特殊な分野で、グループレッスンではできないことでも、このプログラムではできる可能性があります。ただし学校ではありませんので、クラスメートと知り合いになるチャンスがないのが欠点ともいえるでしょう。

ワーキングホリデーってなんでしょうか?

青年の国際交流、相互理解などを目的として、日本と相手国との間で結ばれた特別協定で、基本的に1年間の休暇滞在が許可され、その間現地で働くことのできる制度です。ビザを取得するために語学力は問われませんが、それぞれの国によって申請条件が異なります。また、「留学」ではありませんので、働きながら英語を上達させるということは期待できません。あくまでも現地生活を体験するためのものです。

イヤー・アブロードプログラムとはどのようなものですか?

イギリスの大学で、前半に語学研修を受け、その後、大学の授業を聴講するという1年間の留学プログラムです。日本人向けに英語コースを組み合わせたプログラムが多く、入学が厳しいイギリスの大学で授業を受けるチャンスが得られます。ほどんどのコースが4月に始まり、1年間で修了するので、日本の大学を休学しても、帰国後、新年度のスタートに遅れることなく学生生活が始められます。

語学留学

留学生活ってどんな感じですか?

語学留学の場合は、授業は通常8~9時頃に開始します。従ってその前に朝食をすませ、準備をして登校します。寮滞在の場合は学校に近いため、授業の直前に出ても間に合うかもしれませんが、ホームステイやアパートの場合は通学時間を考えなければなりません。授業は午前中でクラスが終了する場合もありますが、フルコースの場合、午後3~4時くらいまでかかります。ランチは学校のカフェテリアで食べたり、サンドウィッチなどを買って、キャンパスの芝生の上で食べたりと様々です。授業が終わると友達と町へ出かけたり、学校の図書館などで勉強したりして過ごします。図書館は夜遅くまで開いており、寮生であれば、夕食をはさんで夜中近くまでそこで勉強することも可能です。ホームステイの場合は、家での夕食の時間や、一人で帰ることの安全面などを考えて、あまり遅くならないうちに帰るように心がけましょう。英語コースの場合は、授業の後、アクティビティと呼ばれる課外活動があります。クラスメートとスポーツをしたり、近くにある美術館や博物館を見学したり、また先生やクラスメートと一緒の食事会をしたりします。週末には小旅行などが企画されることもあります。これらは希望者のみ参加するものですが、クラスメートとより親しくなれ、英語の勉強にもなるチャンスですので、積極的に参加することをお勧めします。 大学・大学院留学となると、平日は勉強中心の生活ですので、週末が貴重な自由時間となります。また学生同士でパーティなどをして、気分転換をして過ごしています。

留学先に日本人は多いのでしょうか?

日本で紹介されている語学学校で、日本人のいないところはまずないと言ってよいでしょう。その中でも、特に日本人が多いのは、カナダでは、バンクーバー、ビクトリア、アメリカではロサンゼルス、ニューヨークといった日本でもよく知られた都市です。語学力の必要性や国際社会への関心の高まりから、日本からの留学生の数は増加傾向にあります。留学する人が増えれば、世界で活躍する日本人も増えますし、日本社会全体の国際化も進むはずなので、決して悪いことではないのです。また、日本人の多い学校にもメリットはあります。学校側が日本人の弱点を理解しており、日本人のニーズに対応でき、学習内容の効率がよくなるといった長所もあります。しかし、日本人が多いと英語の勉強の妨げになると考える人は多いでしょう。日本人同士が固まったり、いつも日本語を話していたら、英語が上達するはずはありません。要はいかに自分自身が英語で生活する環境を作るかということです。

授業の受け方で注意すべきことは何ですか?

まず出席することが最低条件です。出席日数が全体の8割を下回ると、ビザの延長ができません。成績にも大きく影響しますので、出席や遅刻には十分気を付けましょう。また、授業中の発言も授業に占める割合が大きく、それが成績の評価対象となります。授業中に質問をしたり、討論に参加することも大変重要です。

自分に合った国で語学留学をしたいのですが、国の違いがよくわからないので教えてください。

アメリカは大学のキャンパス内にある語学学校も多いので、現地の大学生と一緒にキャンパスライフを楽しむことができます。カナダは国籍制限のある学校が多いので、日本人が極端に多いということがめったにありません。自然の豊かな国ですのでアウトドアスポーツなどに興味のある人にお勧めです。イギリスは歴史のある国ですから、芸術や文化に興味のある人にはお勧めです。やっぱり「クィーンズ・イングリッシュ」をという、根強い人気もあるようです。また、比較的日本人が少ないのがアイルランドです。親しみやすい国民性なので、現地の人と触れ合うチャンスが多いかもしれません。オーストラリアやニュージーランドは気候が割と温暖で、のんびりとした雰囲気があります。自分のペースで勉強を進めたい人に合っています。人々もフレンドリーで、リラックスして生活できるでしょう。特にマリンスポーツの好きな人にはお勧めの環境です。

日本人の少ない場所を教えてください。

日本人が比較的少ないのは、アメリカでは、フロリダ方面や地方都市、イギリスの地方やアイルランドです。

渡航先の「訛り」が心配なのですが。

国によって、英語のアクセントやイントネーションは異なりますが、学校の先生は標準英語を話しますので、英語習得には全く問題はありません。自分の習った英語と異なった英語で話されれば、最初のうちは聞きにくいという点はありますが、慣れてくればそれも気にならないものです。日本でも東北弁や関西弁をスラスラと話す外国人タレントがいますが、彼らは語学力において、優れた才能とセンスを持っていると思います。同じように、日本人がその土地で話されている英語を完全にマスターできたとしたら、それは心配すべき点ではなく、むしろ素晴らしい才能といえるでしょう。また、オーストラリアで学んだから、アメリカ英語が分からないなどということは決してありませんし、世界で話されている英語が全てアメリカ英語とは限りません。いろいろな国の英語に慣れ、表現力の範囲を広げることも強みとなりますので、「訛り」など気にせず、自分の好みの「英語」を学ぶのが一番よいでしょう。

学校を途中で変更することは可能ですか?

たとえば、当初申し込みをしていた期間中に、途中で学校を変えたくなった場合、学校が転校を認め、転校先からの入学をとるという正当な手続きがされれば、一般的には転校は可能です。ただし、留学先の国や学校によっては、授業料の返金がされないなど、規定のキャンセル料が発生します。また、国によっては学生ビザの規定が設けられており、移民局に届け出るなどの手続きが必要となることもあります。「もしかして変わるかも」という可能性があれば、とりあえず半年で申し込んでおくのがよいでしょう。最初の印象があまりよくなくても、通っていくうちに慣れて快適になることもありますから、すぐに結論を出さず、しばらく様子をみてみましょう。コロコロと学校を変えることは勉強の効率も悪くしてしまいます。

語学学校へ行きたいのですが、いつから入学できるのでしょうか?

まず、私立の語学学校では毎週、あるいは各週の月曜日に開校日を設けているタイプがあります。入学日が多いので、自分の好きな時期に合わせることができるのがメリットで、留学の時期や期間が決まっている短期留学の方向きです。2つめは、毎月一度、開校日を設定している学校です。上記の学校よりは生徒の入れ替わりも多くなく、比較的落ち着いて勉強ができるので、長期留学の方に適しています。通常は月ごとにクラスが1レベルずつ上がっていきます。最後は10週間、あるいは12週間、16週間などの長期間を1クールとしているタイプの学校です。これらは大学付属の集中英語コースに多く、大学の学期と合わせて開校しています。通常1学期を前半と後半に分けたり、夏学期を5週間くらいに設定しているので、年間の開校日は5回くらいになります。クラスの数は語学学校ほど多くありませんが、大学の授業を聴講できるチャンスもあり、大学進学を希望している方には適してます。語学学校は、空きがあればいつでも入学でき、手続きもそれほど時間がかかりません。しかし、大学付属のコースは早く定員数に達してしまう場合が多く、手続きにも時間がかかりますので、早めの申込が必要です。また、学校は入れても寮がいっぱいなどということもありますので、余裕をもって準備することが何よりです。特に夏休み、春休みといった長期休暇の時期は飛行機のチケットも取りにくくなりますので、注意しましょう。

英語コースの授業ってどんな感じなのですか?

全体的に日本の学校の授業に比べると、かなりリラックスした感じです。コーヒーなどの飲物を持ち込んで授業を受ける学生もいますし、先生のことをファーストネームで呼ぶのがあたり前になっています。授業は決まったカリキュラムをこなすというよりは、そのクラスの学生の関心や希望を引き出して、それに沿って授業をする先生が多く、あくまでも学生が主役で、先生はわき道にそれないようにする調整役といったところもあります。従って、学生はとにかくクラスに参加することが大切で、ただ席に座っていればよいのでなく、自分の意見を発言し、積極的な態度で臨むことが大切です。 授業は一般英語コースの場合、文法、読解、作文、リスニング、会話など総合的に英語を学びます。また、ゲームやロール・プレイ、ディスカッションなどが取り入れられ実践的な授業も行われます。テキスト以外にコンピュータの利用も増えています。

もし、授業についていけなかったらどうしたらよいのでしょうか?

英語コースの場合は、最初のレベル分けテストでクラスが決まるので、1回限りのテストでその結果がすべて正しいとは限りません。特に、日本人の学生に多いのが、筆記テストでかなり上のクラスに入ってしまい、いざ授業が始まると、先生の言っていることがほとんど理解できず、戸惑ってしまうケースです。授業が始まって最初のうちは、緊張していることもあり、パニック状態になってしまう学生も多いのですが、これは英語だけの授業に慣れていない日本人にとっては当然のことですので、落ち込まずに、先生の言ってることにしっかり耳を傾け、集中して授業に参加していきましょう。1週間経っても、まだ同じような状況であれば、先生に相談し、1つレベルを下げてもらうこともできます。 ただし、焦って直ぐにクラスを変え、後で“簡単すぎて退屈だった”とならないよう、充分注意しましょう。多少難しいクラスで勉強した方が意欲も出ますし、分かるようになってきた時には、それだけ実力が付いたという証拠にもなるのです。

プレイスメント・テストってどんなことをするのでしょうか?

プレイスメント・テストは入学前のレベル分けのテストのことで、たいていコース第1日目に行われます。内容は文法力、作文力、リスニング力、会話力と個人の総合的な英語能力を判断するものです。評価方法は学校によって多少異なりますが、一例をあげますと、TOEFL問題のような筆記試験とリスニング力と会話力をはかる簡単な面接試験を行います。面接は10~15分程度で、その人の英語力に合わせて先生が質問しますので、それほど緊張しなくても大丈夫です。作文は「自分や家族について」「留学の動機」「将来の自分」などのテーマについて記述します。結果は翌日または翌々日には分かり、そこからクラスがスタートします。

語学留学と大学進学の違いは何ですか?

「英語が上手くなりたい」「英語がわかるようになりたい」「TOEFLの勉強がしたい」など、とにかく英語力を伸ばすことを第一目的として英語学校や大学付属の集中英語コースで勉強するのが語学留学です。それに対し、学問を学んだり、ある分野における知識や技術を習得することを目的として、大学の学部に入学する留学を大学進学留学といいます。よく「大学へ行って英語力を伸ばしたいのですが」という人がいますが、大学は英語力を伸ばすところではありません。もちろん、大学の授業を受けることによってかなりの英語力が身に付きますが、進学を希望するのであれば英語力以外に何を勉強するのか、しっかりとした目的を持つことが必要です。また、大学の授業についていけるだけの英語力は事前にしっかり身に付けておきましょう。

国民の祝日は学校もお休みになるのですか?

それぞれの国の祝日には学校は休みとなります。祝日は年度によって多少日にちが前後する場合もあります。各国の大使館や観光局のサイトで調べられます。 以下は各国の祝日サイトの一例です。

アメリカカナダイギリスアイルランドオーストラリアニュージーランド

大学付属の集中英語コースでは大学の授業が聴講できるのですか?

どこの大学でも可能というわけではありませんが、ESL(英語コース)で上級レベルに達すると、その大学の授業を聴講させてくれる学校があります。ただし、教授が許可する授業のみですので、自分の好きな授業を勝手に選んで聴講できるわけでありません。

語学学校の「一般英語コース」と「進学準備コース」とはどのように違うのですか?

読解・文法・作文・リスニング・英会話など総合的な英語を勉強するのが「一般英語コース」です。それに対し「進学準備コース」は大学進学に必要なTOEFLやIELTSの試験対策、講義のノートの取り方やレポートの書き方などのカレッジスキルズの授業が取り入れられています。「一般英語コース」に比べ、「進学準備コース」では読むことや書くことに比重が置かれます。

大学留学

秋学期入学を希望し、願書の準備をしているのですが、まだTOEFLが取れていません。願書の締切日は2週間後です。TOEFLがなくても出願は可能ですか?

TOEFLの結果待ちなのか、それともこれからTOEFLを受けるのかによっても状況は異なりますが、とりあえず大学のアドミッションにその旨を伝え願書や必要書類を送ってみましょう。大学によっては、TOEFLの結果を決められた日までに提出すれば、願書を受付けてくれるところもあります。また、いったん大学付属の集中英語コースへ入学し、TOEFLが達成するか、そこの最上級レベルを終了できれば、大学への入学や編入を受け入れてくれる、いわゆる「条件付入学」で入学を認められる場合もあるます。ただ、この「条件付入学制度」はどこの大学でも設けられているわけではありませんので、注意してください。 また余裕を持って、確実に手続きたいのであれば、次の学期に延長しましょう。

大学入試ってあるのですか?

アメリカには日本のような一発勝負の「入学試験」というものがありません。アメリカの大学への入学は日本での学業成績を平均点数化したGPAと英語力を点数化したTOEFLというテストの書類審査によって決められます。つまりアメリカの大学への合否は「学力」と「英語力」が決め手となるのです。その他にSATという学力試験の結果やエッセイ、推薦状が審査の対象となる場合もあります。

成績があまりよくないのですが、アメリカの大学に入れるでしょうか?

大学のレベルや専攻によっても異なりますが、一般的に4年制大学へ出願する場合、GPAは2.5以上必要とされます。もちろんレベルや競争率の高い大学などではGPAが3.0以上を上回っていなければなりません。GPAが2.0未満の場合には短大の進学コースからの編入をお勧めします。短大の多くは“open admission”といって成績に関係無く入学ができます。短大は授業料が安く、少人数などのメリットもあるので、成績に関係無く多くの日本人留学生が利用しています。

*GPAについては「GPAってなんですか?」をご覧下さい。

GPAが少し足りないのですが、願書を出してもよいのでしょうか?

ほんの少し足りない程度なら、出願してみても良いと思いますが、ある程度のリスクは覚悟しておきましょう。その際、自分の成績(GPA)で入れそうな大学への併願も必ず行っておきましょう。

日本の高校のレベルによって成績の評価は変わるのでしょうか?

日本で有名一流高校であっても、残念ながら海外ではほどんとその名は知られておりません。したがって、日本独自の高校の偏差値はほどんど考慮されません。たとえトップレベルの進学校であっても、成績が悪ければ、当然のことながら評価は下がります。本人が与えられた環境下でいかに努力したかが重要視されるのです。どうしても自分の高校をアピールしたいのであれば、高校に頼んで高校を紹介する手紙を書いてもらい、それを成績証明書と一緒に提出することです。だたしそれをどの程度考慮してくれるかは出願する大学の審査官次第です。

進学校に通っていたため成績がよくありません。他にカバーできることはありますか?

まずは成績が入学審査の基準にはなりますが、その他に提出できる書類としては、SATやエッセイ、推薦状などがあります。SATはアメリカの高校生が受ける統一試験で英語と数学があります。数学はともかく、英語は現地高校生の「国語」のレベルですから、日本人にはそれほど期待のできるものではありません。高校時代に生徒会や部活動、その他地域のボランティア活動などで活躍したことがあれば、それらをエッセイや推薦状の中でアピールしてみることです。ただし、現実的には自分の入れる大学や短大に入学し、そこで良い成績を残し、2年後に志望校に編入するほうが賢明な方法といえましょう。アメリカは「どこの大学に入学したか」ではなく「どこの大学を卒業したか」が重要なのです。

英語力がないと大学に入れないのですか?どのくらいの英語力が必要ですか?

授業は英語で行われるわけですから、授業についていけるだけの最低限の英語力は必要です。入学審査の際、TOEFLのスコアが求められ、各大学の要求点に達していなくては出願できません。一般的には短大でTOEFL 61、大学ではTOEFL iBT61~80 が必要です。

TOEFLを受けなくても入学できる大学や短大はありますか?

「TOEFL」という試験の手段だけを求めず、大学付属の英語コースや私立英語学校の最上級レベルを修了することによって入学を許可する大学があります。いわゆる条件付入学の制度を認めているところです。また短大などではTOEFLよりオリエンテーション時に行う学校独自のアセスメントテストによって、ESLと学部に振り分けるところもあります。これらの場合、いわゆる「TOEFL」のスコアを提出しなくても出願はできますが、英語力がなくても入学できるわけでは決してありません。英語力がない場合は、英語力が達成するまで英語のみの勉強となり、大学の授業は受けられません。

条件付入学の場合、いつまでにTOEFLをクリアすればよいのですか?

大学によって異なりますが、だいたい希望している入学日の1ヵ月前のところが多いようです。短大ではオリエンテーション日までに達成すればよいところもあります。とにかく英語コースが開始したら、なるべく早めにアドバイザーのところに行き、「いつまでにクリアすればよいのか」を各自確認しておく必要があります。

TOEFLが達成していれば、すぐに大学の授業についていけるものなのでしょうか?

そんなに簡単に授業についていけるわけではありません。特に日本人留学生が一番弱いのがヒアリング力です。最初は教授が話していることの半分も理解できないかもしれません。また、分厚い教科書を読みこなす読解力、レポート作成に必用な文章力、それから授業中の議論も成績に反映されます。どれもこれも留学生にとってはハンディばかりですが、まじめにコツコツと勉強しているうちに、自然と慣れてくるものです。半年後には思いもよらぬ自分を発見できるかもしれません!

短大より最初から大学へ進学した方がよいのでしょうか?

大学への志望目的がはっきりしており、なおかつ成績(GPA)やTOEFLが基準点に達している場合は、直接大学へ入学することをお勧めします。専攻したい分野に合わせて無駄のない教科が履修できますし、また、早いうちから大学にも慣れ、友達や教授との長い付き合いができ、寮滞在もできるというたくさんのメリットがあります。 しかし、専攻が未定で、成績や英語力が基準に達していなかったり、あるいは経済的に費用を安く抑えたいなどの理由がある場合は、短大から入学し、その後大学へ編入されることをお勧めします。無理してなんとか入学できたとしても、授業が難し過ぎて良い成績が修められなかったり、いつまでたっても卒業できなかったり、経済的な理由で留学を断念せざるを得なかったりなどの問題を抱えることにもなり兼ねないからです。それより、自分のペースで勉強し、良い成績を修め、希望の大学へ編入した方が将来的には良い結果を残すことになります。

TOEFLの基準の高いところの方がレベルも高いのですか?

レベルの高い大学はTOEFLの要求点も高いのは事実ですが、大学のレベルをTOEFLの点だけによって評価することはできません。例えば大学が要求するTOEFLが500であって、その基準に達している人が入学しても、実際は入学後、プレイスメントテストを受け、その結果、多くの日本人はELS(英語を母国語としない人が受ける英語の授業)を受けることになります。

TOEICで出願できますか?

TOEICは英語によるコミュニケーション能力を評価するテストです。残念ながら大学入学における審査では認められず、TOEFLもしくはIELTSを受けなければなりません。

大検でアメリカの大学へ進学できますか?

アメリカの短大はほとんど認めてくれますが、大学においては、日本の大検を認めてくれるところは数少ないのが現状です。大学へ入学するには「高校で3年間数学を履修していること」「科学を2年間履修していること」などの条件もありますので、どうしても大学へと考えている人は、事前に大学のアドミッションに問い合わせてみましょう。

中卒ですが、大学へ行けますか?

大学への入学審査は高校の成績評価によって行われますので、基本的には高校の卒業資格が必要です。短大ですと高校卒業資格がなくても年齢が18歳以上であれば入学を許可するところもあります。ただし、あくまでもアメリカ人が対象で、GED(日本の大検のようなもの)取得者で学力的にも高校卒業者と同等とみなされている場合ですので、日本人の場合はまず、日本で大検を取得することをお勧めします。

高専(高等専門学校)卒業ですが、入学審査においてはどのような扱いになるのでしょうか?

基本的には短大卒業として認められるケースが多いようです。ただしアメリカの短大にあるような一般教養科目が少ないため、移行できる単位数が少なく、4年制大学に編入した場合は、ほとんど最初から取り直すことも十分にあり得ます。

アメリカの大学の入学は9月ですか?

アメリカの大学のほとんどはセメスター(2学期制)とクォーター(4学期制)を採用しています。セメスター制は8月、1月、6月、クォーター制なら9月、1月、3月、6月に入学ができます。6月は夏学期にあたり、授業数が少なかったり、オリエンテーションが開かれなかったりの理由で、大学によっては6月の入学を受け付けないところもありますので、注意しましょう。

願書はいつ頃出すのでしょうか?

願書の締切日についてはそれぞれの大学によって異なります。早いところでは(秋学期入学で)前年の11月に締切日を設けているところもあります。カリフォルニア州では出願者が多いため、この時期が締切日となる大学がほとんどです。さらに1月、2月、3月と、この時期が締切日になる大学が比較的多いようです。各大学のアドミッションのホームページや願書の案内で締切日を知ることができます。また‘Rolling’といって特に締切日を設けておらず、募集人数に達した時点で締め切るような大学もあります。その場合は学期が始まるぎりぎりまで受け付けてくれますが、留学生は学生ビザの申請もしなくてはなりませんので、遅くとも学期が始まる3ヵ月前までには出願しておきましょう。

出願の際、エッセイは必要ですか、どんなことを書けばよいのでしょうか?

エッセイとは「自分がその大学に留学したい理由」を大学側にアピールする重要なものです。入学審査で自分を売り込んで、少しでも審査を有利な方向に導きたいものです。無理をして突飛なことを書いたり、例文をまねせずに自分自身の何かエピソード、例えばクラブやサーク活動での入賞実績、部長や副部長をしてリーダーシップを発揮していたこと、生徒会やボランティア活動で活躍、貢献していたことなどを具体例を挙げて書いてみましょう。 一般的な内容は以下の通りです。

1.学歴・職歴などの自己紹介

2.アメリカの大学に留学する動機・理由

3.勉強したいことは何か

4.将来どうなりたいか

5.志望大学を選んだわけ

なお、文章はかならずタイピングし、最後に自分のサインを入れておきましょう。

大学にはどのような専攻がありますか?

日本にもあるけれど本場アメリカならではの学科や日本にはないユニークな学科とアメリカの専攻科目の多彩さは世界で一番といっても過言ではないでしょう。その専攻の数は600以上とも言われています。日本人に特に人気が高いのが「ビシネス」「心理学」「国際関係学」「旅行学」「ホテル・レストラン経営学」「コミュニケーション」「ジャーナリズム」「コンピューターサイエンス」「映画学」「社会福祉学」などです。自分がまず興味を持ち、学びたい専攻であること、できれば将来の仕事に役立つことが選択の重要なポイントでしょう。

一度決めた専攻を途中で変えることはできますか?

日本の大学では出願の時点で専攻を決め、転部するためには試験を受けるなど厄介な条件がありますが、アメリカでは変更届を提出するだけで転部が可能です。しかし専攻によっては、1,2年生の間に取らなくてはならない一般教養科目や、ある科目を履修するのには必ず先に履修しておかなければならない科(Prerequisite)などがあるため、できるだけ早い時期に決めて、無駄なく履修することが重要です。

「ホテル学」を学びたいのですが、短大と4大では何が違うのですか?

「ホテル学」の専攻は短大にも4年制大学にもありますが、授業内容においてはかなり異なっています。短大では職業訓練コースに属し、フロント業務、ルームサービス、ハウスキーピングなど、職業に直結した技術的・実践的なことを学びます。これに対し4年制大学では主にホテルの経営法やマーケティング、ホスリタリティを学びます。基本的な考えとして、短大では職業に直結した技術的・実践的なことを学び、4年制大学では論理やリサーチが中心となります。

将来的には4年制大学に行きたいと思いますが、まだ専攻をきめていません。いつまでに専攻を決めないといけないのでしょうか。また、専攻が決まらないと出願できないのでしょうか?

大学は一般的に1・2年生で教養課程、3・4年生で専門課程を学びます。ですから専攻は、教養課程でいろいろな分野を勉強しながら2年生の終わりまでに決めればよいとされています。その際、入学申請書には‘undecided’や‘undeclared’と記入します。しかし実際には自分の専攻に必要な一般教養などの科目や‘prerequisite’といって事前に取らなくてはならない科目があるので、なるべく早いうちに専攻を決定するに越したことはありません。専攻が最初から決まっているのとそうでないのとでは、卒業するまでの年数にも関わってきます。また、大学によっては学部ごとに独自の審査をするところもあるので、入学申請時に専攻を決定しなければならないケースもあります。

将来通訳の仕事をするのにはどの専攻にすべきなのでしょうか?

「通訳」はずば抜けた英語力、多彩な語彙力、それに幅広い知識を必要とする専門職です。どの専攻を取っておけば大丈夫というものではありません。会議通訳の場合もあれば医学や宇宙工学、半導体などの専門的な知識が必要な通訳もあります。通常、日本語/英語の学位を出している大学はほどんどありませんが、カリフォルニア州の Monterey Institute of International Studies では大学院レベルで学べます。まずは高い英語力と自分の専門分野を究めることです。

将来国連職員になりたいのですが、どの専攻が有利ですか?

昔からよく言われているのが、国際関係学、国際政治学、地域研究学や地球物理学などですが、最近の国連では特に「環境学」の需要が多いようです。「環境学」は大きく分けて3つの分野に分けられます。 1.自然科学系:地球環境について学び環境汚染対策のために科学的な研究を行う。 2.技術工学系:環境汚染や公害の原因を解明し、環境保管のための研究を行う。 3.社会科学系:政治・経済・社会・人類学から環境をとらえ、自然と開発の共存のために必要な知識を学ぶ。 現実的には大学院に進んで修士号を取得する必要があります。国連の中には博士号取得者もゴロゴロいるのが現状です。 外務省国連機関人事センターのホームページに詳しく掲載されています。 http://www.mofa-irc.go.jp/

入学時にある英語と数学のテストとはどのようなものですか?

いわゆる、アセスメント・テストと呼ばれ、いままでにどのくらいの知識や学力があったのかを試される実力判断テストです。英語はTOEFLと同じような問題が出題されます。数学は主に中学と高校2年生くらいのレベルの問題が出題されます。簡単なものでは分数や小数点の計算から始まります。また、因数分解や方程式、関数、図形問題などが出されます。学校によっては微積分の問題も出題されることがありますが、ほどんどは基礎的な問題ですので、今までに習った数学の公式や法則を予習しておくとよいでしょう。

アメリカの大学では数学は必須科目と聞きました。数学が苦手なのですが、どのくらいのレベルなのでしょうか?

アメリカで学士号(BA)を取得するためには、文系・理数系に関係なく、一般教養課程の中で数学は必修科目となっています。苦手だからといって履修しないわけにはいきませんが、それほど心配する必要はありません。日本の中・高で習った程度の内容ですから、日本人にとってはアメリカの歴史や英語の授業より、よっぽど楽で良い成績を修めることのできる科目です。

一般教養ではどのようなことを勉強するのですか?

大学生にふさわしい広い教養を身につけるための勉強で、世界万国共通性のある科目の基礎を1・2年生で勉強します。英語や数学の他に自然科学、社会科学、人文科学などの分野があり、それぞれの必修単位数が決まっています。専攻を決定するにあたって事前に履修しておかなければならない科目もあるので、アドバイザーなどに相談しながら慎重に選ばなくてはなりません。

夏の間も授業はあるのですか?

ほとんどの大学は夏学期も開校しています。夏学期は単位の稼ぎ時で、単位を落としてしまったり、早く卒業したいと思う学生は、夏休みを返上して、しっかり授業を受けています。アメリカ人学生の多くは帰省しますが、特に帰国予定のない留学生はキャンパス内に残るので、かなり留学生が目立っています。しかし、夏休みをとっている教授も多いため、開講している授業数も限られていますので、計画性をもって受講するようにしましょう。

成績評価はどのようにつくのですか?

成績の評価方法はシラバスといって、どんな授業が行われるかを詳細に書いた「授業のレシピ」の中に示されています。例えば1つの授業において、その評価方法が、テストの結果50%、レポートの出来映え30%、授業中の発言度20%などと明確に示されています。なかには授業中の発言度が9割を占める教授もいるそうです。

アメリカの大学は3年間でも卒業できると聞きましたが、本当でしょうか?

アメリカの大学は単位制ですので、大学で決められた単位数をきちんと取得できれば卒業はできます。通常、セメスター制の大学は120単位、クォーター制の大学は180単位が卒業単位数となっています。ですから、一度に多くの単位を取得すれば3年間で卒業することはもちろん、可能なことです。しかし留学生が、無理をして一度に多くの単位を取り過ぎると、負担も重くなり、自分で自分の首を絞めることにもなりかねません。果たして良い成績が取れるかも疑問です。単純に卒業単位数を4で割って、1年間に取得する単位を計算しますと、例えばセメスター制の場合は1年間に30単位の計算になりまので、秋と春学期にそれぞれ15単位取得できれば、4年間で卒業できることになるわけです。留学生は学生ビザの規定で、1学期に最低12単位以上履修しなくてはなりませんので、そのことを考慮しながら、アドバイザーと相談し、上手く授業登録をしています。

単位の取り方は誰に相談するのですか?

大学にはインターナショナル・スチューデント・オフィスと呼ばれるところがあり、留学生がもっともお世話になるところです。ここでは授業の選び方や、履修登録、アパート探しといった学業的なことから生活に関することまで、親身になってアドバイスしてもらえます。入学後はすぐにここを訪れ、アドバイザーに相談しながら履修登録をすることになります。

留年はありますか?

アメリカは単位制ですので日本のような「留年」というのはありません。単位を落としそうになってしまった場合は‘withdraw’といってファイナル試験前までに授業の放棄ができ、次の学期に履修し直したり、他の授業で補ったりすることができます。また、日本の大学のように入学してから何年以内で卒業しなくてはならないという決まりもないので、授業料を稼ぐために何年か休学し、お金がたまってから復学するということも可能です。

日本の大学と授業はどのように違うのですか?

一番大きな違いは、教授と学生との距離が近く、意見交換が活発なところではないでしょうか。教授が黒板に書いたものをただノートに写すという「受身」の授業はほとんどありません。授業中にはディスカッションも多く取り入られ、教授は教えるというより学生にヒントを与え、学生自身にリサーチさせるという授業形態を取ります。出席も厳しく、Quizと呼ばれる小テストも常に行われ、レポートなどの宿題も多く出されます。留学生には多少きついかもしれませんが、これらのことをこなしていくことで日々、英語力や学力、精神力が養われているのです。

授業料はどのように支払うのですか?

授業料は学期ごとに支払います。日本の大学のように一律ではなく、履修した科目や単位数によってそれぞれ異なります。通常は授業の登録後、大学から請求書が発行されますので、一般的には、パーソナルチェック(小切手)やクレジットで支払います。なお、学校によってはパーソナルチェックやクレジットカードを受け付けないところもありますので注意しましょう。

日本の短大を卒業しましたが、3年次に編入できるのですか?

日本で取った単位が何単位移行できるのかは、編入する大学によって決められ、現地に行くまではわかりません。通常は一般教養科目の中からアメリカで履修する科目と共通するもの、例えば心理学・社会学・数学・自然科学・生物学・化学、スペイン語、フランス語、ドイツ語などの外国語は単位移行が有利な科目です。逆に、英語、日本文学、日本史、法律などの科目はほとんど単位移行のできない科目です。要するに日本での専攻分野や履修科目が大きく影響し、留学先の大学といかに共通する科目があるかということで、決定されます。またカリフォルニア州などでは移行できる単位数が56単位以上ないと、編入枠では出願できない場合もあります。 結論から言えば、日本の短大、特に英文科や国文科、家政科専攻などの場合は3年次からの編入は極めて難しいでしょう。

単位はどのくらい移行できますか?

アメリカの大学で取る専攻と日本で取った専攻の授業内容によって移行できる単位数は変わってきます。基本的には一般教養科目の共通と思われる授業科目と選択科目の数科目が移行できるようです。少しでも多くの単位を認めてもらうためには日本で履修した科目の「コース概要」を英文で作成して持っていき、授業の内容をアドバイザーにしっかり説明し交渉してみることです。このような小さな努力で多くの単位を認めてもらうことができるのです。

短大で職業訓練コースに入ってから、4年制大学に編入できますか?

職業訓練コースを卒業すると準学士号でも‘Associate Applied Degree’の学位が出されますが、編入コースの履修科目と比べ、必修とされる一般教養科目が少ないため、この学位では通常4年制大学への編入は認められません。そのため、さらに4年制大学への進学を目指す場合には、一般教養科目を始めから取り直さなければならず、ほどんど1からのスタートになってしまいます。

アメリカの短大から日本の大学へ編入できますか?

日本の大学はアメリカの大学のように編入が頻繁に行われているわけではありません。ほとんどの大学が他大学からの編入は難しいでしょう。各大学に直接問い合わせて調べるしかありません。

将来アメリカの大学に編入することを考えたら日本ではどのような科目を取るとよいでしょうか?

まず、一般教養科目が比較的移行しやすいと考えられます。有利科目として数学、統計学、物理学、生物学、地学、心理学などの数学・自然科学系のもの。また、フランス語、ドイツ語、スペイン語などの英語以外の外国語があります。特に日本のカラーの強い文学、歴史や法学(日本国憲法)などは単位移行ができない不利科目です。さらに英語(語学)や英会話は移行できません。

州を変えても編入はできるのですか?

もちろん可能です。基本的には州に関係なく全米どこの大学でも編入の門戸を開いています。しかし、公立の短大(コミュニティカレッジ)から州立の大学へ編入する場合は同じ州内で編入する方が圧倒的に有利です。それは同州のコミュニティカレッジと4年制大学との結び付きが強く、編入を前提としたプログラムを設けているためです。 特にカリフォルニア州ではUC系に編入する場合とCSU系に編入するの場合とで若干一般教養科目の履修科目が変わってきます。そのため州内全ての短大において特別な編入カリキュラムが完備されており、どの編入カリキュラムを取るかによって編入先の大学の条件がうまく満たせるようになっています。

日本の短大からアメリカの大学に編入する予定ですが、高校の成績証明書も提出するのでしょうか?

編入学の場合、基本的には最終学歴の成績と在学中の成績証明書が必要です。短大を卒業している場合は短大のみでもよい場合もありますが、大学の入学審査における必要書類案内を見ますと、ほとんどの大学で高校の成績証明書も要求しています。出願する大学のホームページ(Admission reguirements for International students)でよく確認をしましょう。

アメリカの短大から大学に編入する時、TOEFLはいらないのですか?

短大で勉強する必須科目の‘English’の授業がTOEFLの代用となり、ほとんどの大学ではTOEFLを免除しています。しかし、中には正式なTOEFLのスコアを要求するところもありますので、その場合はTOEFLを受けなければなりません。

大学をドロップアウトしないか心配です。

ドロップアウト(退学)はいきなりなるものではなく、本人の勉強や生活スタイルに左右され、徐々に学業の低下が見られ、それをそのまま放置しておくと起こるものです。自分の弱点をきちんと補強し、勉強の計画を立て、アドバイザーとしっかり相談しながらやっていれば退学になるようなことはないはずです。

日本の大学を卒業しているのですが、大学と大学院ではとちらがよいでしょうか?

希望する専攻や、今までのバックグランドにもよりますが、もう一度大学へ行く場合、2度目の学位取得ということで‘セカンド・バチェラー’と呼ばれます。この場合、通常、日本で専攻した科目と同じ、あるいは類似専攻ですと編入できませんので、同じ専攻を希望するのであれば、大学院へ進むのがよいでしょう。 また、アメリカの大学院は大学での専攻と関係がなくても問題はありません。大学を卒業しているのであれば大学院に進学するのが自然の流れですので、大学院進学への準備を早めに始めることをお勧めします。特にTOEFLやGREなどの試験の準備、推薦状を依頼するなどの準備に時間がかかります。しかし大学のGPAが低かったり、文系から理系への学部変更などの場合には、大学院への進学は困難ですので、セカンドバチェラーを検討してみるのも1つの方法です。

GPAが低いので、まずは入りやすい大学へ入学してから、難易度の高い大学へ編入することはできますか?

もちろん可能ですが、難易度の高い大学は求めるGPAも相当高いはずですので、入学した大学で、かなり良い成績を修める必要があります。また、ただ単に「難易度の高い大学」と決めつけるのではなく、自分が専攻する分野において最も適切な大学を選ぶようにしましょう。

海外の短大は日本と同じようなものですか?

日本の短大のイメージとは全く異なります。2年制大学は授業料が安く、英語力の入学基準もそれほど高くありません。アメリカやカナダの公立の2年制大学「コミュニティカレッジ」では、その機能の一つが「成人教育の場」であることから、男女の比率だけではなく、年齢層も幅広く、様々なプログラムが提供され、充実しています。

GPAって何ですか?どうやって計算するのでしょう?

GPAって何ですか?どうやって計算するのでしょう?
GPAは“Grade Point Average”の略称で、学業成績の平均値のことです。主にアメリカで使用され、アメリカの5段階評価(ABCDF)式に、0から4までの点数で示されます。

アメリカでは、一斉に行う入学試験がない代わりに、成績証明書を提出します。このとき、日本の高校や短大・大学の成績を換算してGPAを算出します。

アメリカ式5段階評価 日本(高校) 日本(大学) 換算値
A(Excellent)
B(Good)
C(Average)
D(Passing) 不可 1
F(Failling) 不可

GPA算出の一例
科目名 単位 成績 単位数×換算値
英語 4 4 4×3=12
数学 4 3 4×2=8
歴史 3 4 3×3=9
化学 3 2 3×1=3
音楽 1 3 1×2=2
体育 2 5 2×4=8
  17   42

GPA=42÷17=2,47

TOEFLって何ですか?

“Test of English as a Foreing Language”の略称で、英語を母国語としない学生が受ける英語能力判定試験です。アメリカやカナダの短大・大学・大学院へ出願する際、このTOEFLのスコアを提出しなくてはなりません。

高校留学

どのような入学試験があるのですか?

日本のような入学試験というものはありません。入学申請は、過去2年間以上の成績証明書を提出し、中学や高校の成績での入学を判断します。通常、5段階で3以上あれば、ほどんど問題はありません。また、成績よりも留学に対する前向きな姿勢を重視するところもあります。

入学するためにはどのくらいの英語力が必要ですか?

中学3年程度の基礎知識が備わっていれば留学は可能です。だた、高校の授業を受け理解できるためには英検2級以上の英語力が必要で、特にリスニング力は大切です。現地の高校を卒業したい場合は、十分な英語力が必要となりますが、異文化体験を目的にした場合は英語レベルに合わせて科目を取ることができます。 高校プログラムでは、正式な高校入学の前に、高校が指定している英語コースからスタートしますので、申込時に特に英語力がなくても出願できます。英語コースは高校のキャンパス内や私立の語語学学校など、全く別の学校で行われています。

日本の高校の2年生ですが、途中で留学した場合は、現地の高校では何年生になれるのですか?

留学先の教育システムや、個人の成績や英語力によって、編入できる学年は異なります。カナダなどでは同学年からスタートできるケースもありますが、オーストラリアやニュージーランドなどでは、1学年下の学年へ入る場合が多いようです。これは英語力のハンディを持つ日本人留学生が、いきなり難しい授業についていけないことや、まずは英語力を上達させることを考慮しているからと考えられます。

部活動はありますか?

日本と同じく、様々なクラブ活動があります。サッカーやバスケットボールなどのスポーツでは地域のチームに参加することも可能です。課外活動などを通して、少しでも多くの現地学生や地元の人達と交流を持つことで、英語力の上達はもちろん、その国の文化や習慣をよく知ることができます。

高校は男女共学ですか?

留学ジャーナルでご紹介している学校のほとんどは男女共学です。しかし、ニュージーランドの高校においては男子校、女子高などのご紹介も可能です。

制服はありますか?

カナダの高校は私服ですが、オーストラリアとニュージーランドの学校では制服を着用します。

高校ではどのような教科がありますか?

日本と教科は似ていますが、英語は国語としての授業とESLという、留学生だけが学ぶ授業とがあります。学校によっては日本語を学べるところもあり、小学校の国語レベルの授業が行われます。情報処理やメディア学、社会環境学、演劇など、日本の高校(普通科)ではあまり見ることのない授業もあります。

留学生だけで授業を受けるのですか?

英語コースは授業についていくための英語力をつけることが目的ですので、留学生だけで授業が行われます。しかし高校へ入れば、ほどんど現地の学生ですし勉強も難しくなっていきます。英語コースの間にしっかり勉強し、充分な英語力を身につけておきましょう。

アパートで一人暮らしはできますか?

「南オーストラリア高校留学プログラム」の場合は18歳以上になれば、アパートで生活することはできますが、その際には州政府、学校、日本の保護者の承諾書が必ず必要となります。なお、留学ジャーナルでは安全確保の観点から高校留学での一人暮らしはおすすめしていません。

学校へはどのような方法で通学するのですか?

ほとんどがバスか徒歩通学になります。時々電車を利用している生徒もいます。

友達ができるか心配です。どのように友達を作ればいいのですか?

誰かが話しかけてくれるのを待っているのではなく、自分から積極的に話しかけていかないと、なかなか友達はできません。まずは他国の留学生だったら同じ立場ですので、話しやすいのではないでしょうか。現地の習慣や学校のことについては、思い切って現地の学生に聞いてみるとよいでしょう。最初の勇気が大切で、「話す」自信に繋がるものです。

放課後や週末はどのように過ごすのでしょうか?

学校が終わると、現地の生徒は直ぐに帰宅してしまいますので、留学生も比較的早く帰宅する生徒が多いようです。しかし、中には友達同士でおしゃべりしていたり、街に出かけたりと留学生同士で楽しく過ごしている人もいます。 週末の過ごし方も様々ですが、せっかくの機会ですので、なるべくホストファミリーと一緒に過ごし、たくさんのコミュニケーションを持ち、英語力の上達やその国の文化や習慣を知ることに役立てましょう。

学校を卒業したら、現地の大学に進学できますか?

その国の大学への入学基準を満たしていれば、もちろん現地の大学に進学できます。日本の高校生がオセアニアの大学へ進学する場合、通常「ファンデーションコース」と呼ばれる1年間の大学準備コースへの入学が義務付けられますが、オセアニアの高校を卒業した場合、ファンデーションコースは免除されます。オーストラリアでは、Year 12修了時に受ける州の統一試験の成績によって入学できる大学が決定し、さらにニュージーランドはYear 13を修了し、全国共通資格試験(NCEA)のレベル3を受ける必要があります。 カナダの場合は希望する大学の専攻分野が指定している科目の単位取得が必修で、留学生の場合、各学年の英語も必修となっているため、日本の高校を卒業してすぐに大学の直接入学を狙うよりも、カレッジからの編入や英語コースへの入学をする人が多いようです。

その場合、どのような入学試験があるのですか?

日本のような入学試験というものはありません。高校での成績によって入学できる大学が決定します。さらに留学生の場合は、TOEFL、IELTS、といった英語力を証明するテストなどが要求されます。

海外の高校を卒業しても、日本の大学に入学できますか?

もちろんできます。ただし、日本の大学は入学試験で学生を選びますので、受験勉強をしていない留学生にとっては、とても難しく感じられることもあるかもしれません。また、日本の高校卒業と同等と評価されるためには、留学先での大学入学資格試験に合格することが卒業資格とともに必要です。オーストラリアであれば、州の統一試験の合格、イギリスであればGCEのAレベル資格というものがそれにあたります。大学によっては帰国子女枠を設けているところもありますが、留学先での取得資格や留学期間など、大学によって独自の基準を設けていますので、事前によく調べておきましょう。

日本の高校との大きな違いはなんですか?

学校によっても異なりますが、日本の高校に比べ、校則などはそれほど厳しくありません。服装や髪型なども自由で、個人の嗜好が尊重されています。しかしそれは何でも好き勝手にやってよいというのではなく、自己の管理や責任も同時に要求されているのです。遅刻や無断欠席で2~3度警告をされると、容赦なく退学処分を受けることがあります。また、授業科目が日本に比べ、より幅広い分野の中から選択できるのも特色の1つです。進学をするには普段の成績が重要なため、毎日の授業を真剣に取り組む必要があります。

パスポート・ビザ

パスポートって何ですか?

パスポートは外国に渡航する人に対して、外務大臣がその渡航者の国籍を証明する、世界で通用する「身分証明書」です。20歳以上の方は、パスポートの有効期間を5年、または10年のどちらかで選択できます。20歳未満の方は、5年間有効のパスポートのみ発行されます。パスポートを持っている方で留学をされる場合は、パスポートの有効期間をしっかりとチェックしておきましょう。

パスポートはどこで、どのように申請するのですか?

パスポートは原則的に、住民票登録のある各都道府県の申請窓口で行います。詳しくは、管轄の「パスポート申請窓口」へお問い合わせください。 また、パスポートの新規申請手続きには以下の書類が必要となります。

一般旅券発給申請書 1通

戸籍謄本又は抄本  1通

住民票 1通

写真(4.5×3.5cm) 1枚

運転免許証などの身分証明書

ビザについて教えてください。

ビザは渡航先国の大使館・領事館が発行する入国許可のための証明印(査証)のことです。国によって、パスポートの査証のページにステッカーやスタンプが押されたり、独立した書類として発行されます。ビザは入国目的によって、種々に分類され、留学生には学生ビザが適応されます。 アメリカでは期間に関わらず授業時間によって、また、カナダやオーストラリア、ニュージーランドは留学期間によって学生ビザの取得が必要です。イギリスは大学や専門学校などへの留学は学生ビザが必要。語学留学は6ヵ月までは学生ビザは不要。ビザに関する情報は外務省や、各国政府、大使館などのホームページで詳しくご覧いただけます。

お金・クレジットカード

授業料や生活費などのお金は、はじめからまとめて持っていくのですか?

長期留学の学生は、現地で銀行口座を開設し、日本の家族から送金をしてもらうのが一般的です。学校や滞在先の近くにある銀行を利用するとよいでしょう。また、クレジットカードやキャッシュパスポートも用途にあわせて利用するのがおすすめです。

*キャッシュパスポートとは・・・海外専用プリペイドカードで、日本で入金し現地通貨で引き出すことができます。MasterCard ATMから24時間いつでも現地通貨を引き出せる上、デビットカードとしてお支払いにもご利用できます。

留学にはどのくらい費用が必要ですか?

留学費用はさまざまな要素によって金額が左右されます。 留学する期間、出発の時期、留学先の学校の授業料、滞在方法、滞在する地域の物価、為替レート、個人の生活スタイルの形体によって変わってきます。費用の大部分を占めるのが、学校の授業料と滞在費です。その他、往復の航空運賃、海外保険、現地で使うおこづかいなどの費用が必要になります。

平均的にかかる留学の総費用は語学留学の場合、3ヵ月で70万~150万円、6ヵ月で150万~250万円、1年間で300万~500万円が目安です。また、進学留学の場合は、大学・大学院留学(MBA除く)で1学年(アカデミックイヤー)300万~500万円、高校留学(公立高校への私費留学)1学年で300万~400万円前後の費用がかかります。

なるべく安い費用で留学できる方法を教えてください。

例えば国別でいえば、アメリカとイギリスはやや高めです。また、都会より田舎のほうが全てにおいて安く生活できるのは言うまでもありません。語学学校によっては受講するレッスン数が選択できるところもありますし、同じ学校に長期間申し込むと、授業料が割引になる学校もあります。さらに年始・年末やGW、夏休みなどのピーク時は航空券が高くなりますので、オフピーク時を選んで留学すると、10万円くらいは節約できます。また、アジア系や経由便にするとさらに安く上がります。

日本の大学と留学ではどちらが安いのでしょう?

大学進学の場合、留学にかかる費用の方が圧倒的に高いと考えている人が多いのではないでしょうか。実はそうでもないのです。日本の大学に通った場合の年間総費用を調べてみると、大学に自宅から通った場合は約170万円、一人暮らしをした場合は250万円、特に東京圏にしぼってみると約260万円かかります。これに対して、海外の大学に進学した場合の年間総費用は約300万円から。一人暮らしをして日本の大学に通う場合とあまり変わらず留学できます。これは日本の大学とちがって、入学金がないということも重要なポイントとなっています。また、特に寮生活をしている学生は娯楽もキャンパス内で行うパーティや映画、スポーツなどが多く、ほどんどお金を使わすに生活することができるのです。ただし一人でアパートに住み、外食ばかりしていると、留学費用もアッという間に膨れ上がってしまいます。留学費用は自分がどんな生活スタイルを送るかで簡単に決まってしまうのです。

現地のお金はどのくらいもっていけばよいでしょうか?

飲食代、生活用品を揃えるためなどに現地通貨はすぐに必要ですから、最寄の銀行や空港で両替しておきましょう。ただし、日本で購入できるのは紙幣のみで、コインは現地に着いてから両替することになります。金額は留学形体によっても異なりますが、日本円で5万~10万円を現地通貨の現金として持っていくのが良いでしょう。

クレジットカードは必ず必要なものですか?

海外では必需品です。多額の現金を持ち歩く習慣がない海外では財布代わりとなり、スーパーなどから、授業料の支払いまで頻繁にクレジットカードが使用されます。また、ホテルや飛行機、レンタカーなどを予約する際の必需品で、カードを持っていないと、予約を受け付けてもらえません。最低1枚は準備しておきましょう。

高校生ですが、クレジットカードをつくることはできますか?

原則的に高校生がクレジットカードをつくることはできません。しかしカード会社によっては(三井住友カード)、留学を前提に「家族会員」として作成できるところもありますので、お問合せください。

PC・スマホ

日本で使っているスマホやタブレットは海外で使えますか?

大学や語学学校、また市内ではカフェなどでWi-fiが使えますので、Wi-fiを利用することで使うことができます。ただし、ホームステイなど個人宅で利用する場合は、勝手には使わずホストファミリーに使用のルールなどを聞いてから使いましょう。また、海外ローミングについても高額になってしまう場合もありますので、事前によく調べて使うか、可能な限りはWi-fiを利用しましょう。

コンピュータは日本からもっていった方がよいですか?

日本の生活でもメールやインターネットなどで日常的にパソコンを使う人が増えている昨今、海外でもその状態を維持したい人は多いでしょう。また学部等に進学する留学生にとっては、レポートを書くことが頻繁になるため、パソコンは必需品です。このように長期留学をする場合、コンピュータは日本から持っていくことをお勧めします。特に日本の家族や友達などとメール交換をする場合、日本語対応ができるので便利です。現地で日本語対応ソフトを購入し、インストールすることもできますが、ソフトの費用も高くなります。短期留学の場合は語学学校内のコンピュータを利用するのがよいでしょう。地域によっては日本語の使えるインターネットカフェもありますので、あえて日本から持っていく必要はないでしょう。日本語対応のできるコンピュータを設置している学校も増えてはいますが、設置していない学校もありますで事前に調べておくとよいでしょう。大学内のインターネット施設は大学生・大学院生で施設の年間使用料を支払っている者に限られているところもあります。

コンピューターはどのように持ち運ぶのがよいのでしょうか?

一般的にはノート型パソコンを持っていくと思いますので、保管上の問題を考慮して、ハードケースに入れ、手荷物として機内に持ち込むのがよいでしょう。テロ防止のため航空会社によってはコンピュータを所持しているかを問われるところがあり、機内持込の場合は手荷物チェックの際に実際にコンピュータに対し、別途スクリーニングを求められることもあります。

プロバイダー契約はどうするのがよいでしょうか?

現地でプロバイダー契約をすれば使い放題で、比較的お得な料金です。ただし説明書や契約書類は全て英語で読まなければならないので、英語力がないと困難で面倒なこともありますので、現地の日本人留学生に相談するなり、手伝ってもらうのがよいでしょう。実際はコンピュータについてある程度の知識がないと直ぐに接続できなかったり、故障した時など、支店が遠くて直ぐに修理に来てもらえなかったりすることもありますので、事前によく下調べをしておきましょう。

ノートパソコンに内蔵されているモデムは海外でもそのまま使えますか?

海外でインターネットを利用する場合、その国の認可を受けたモデムカードを使うことが基本とされています。モデムは多数の人が使う公衆の回線に接続されるため、セキュリティの点からも各国でモデムの規定が定められています。ノートパソコンを海外へ持っていく場合、内蔵されているモデムが留学先の国で使えるかどうか、取扱説明書を確認する必要があります。無理に内臓モデムを使おうとして電話回線に支障が出たり、パソコン本体が故障してしまってからでは遅すぎます。最近では世界対応のモデムカードなども販売されていますので、利用してもよいでしょう。

飛行機・空港

航空券の値段はいろいろあるけど、どう違うのですか?

航空券は、1.航空券の種類、2.出発する時期、3.利用する航空会社、4.航空券をどの旅行代理店で買うかによって、金額が異なります。 例えば成田―ロサンゼルスが5万円のこともあれば、20万円以上することもあります。留学生の場合、長期留学なら、格安航空券の中のオープン・チケット(出発日だけ決めて、帰りの日程は有効期間内であればあとから予約できるチケット)を、短期留学ならフィックス・チケット(日本出発前に行きも帰りも日程を決める)を買うのが一般的です。なお、最近どこの航空会社も顧客獲得のために「マイレージサービス」を行っているので、それを利用して航空券を購入するという方法もあります。

結婚をして苗字がが変わったのですが、航空券の予約時にはどちらの名前を使えば良いでしょうか?

航空券の予約に使う名前は、渡航するのに使うパスポートの氏名欄に書かれている名前と一字一句、同じスペルの名前が必要です。渡航時に使うパスポートの名前が旧姓でのままでしたら、旧姓の名前で予約し、新姓に変更済みの方は新姓で予約しましょう。

国籍が外国籍で、日本語の名前と外国語の名前と2つ名前がありますが、どちらの名前で予約すれば良いのでしょうか?

外国籍のパスポートで渡航する方はその外国のパスポートに書かれている名前で予約をして下さい。予約の名前とパスポートの名前が一致しないと飛行機に搭乗できなかったり、航空券を新たに作り直しをしなくてはならなかったりする場合があります。

カナダに留学する場合、アメリカ経由の航空会社で行くことはできますか?

往復航空券の場合は、日本国籍を持っている方の場合は、問題ありません。日本国籍以外の方の場合は、アメリカのトランジットビザを取得しなければならない場合もあります。片道航空券の場合、以前は問題ありませんでしたが、最近は、アメリカのトランジットビザを取得しなければなりません。トランジットビザを取得する手間や時間、費用などを考えればカナダへの直行便を利用することをお勧めします。

片道航空券で渡航できますか?

基本的に、どこの国でも、片道航空券で渡航する場合は、ビザが必要になります。また、ニュージーランドの場合には、ビザを持っていても、ビザに「片道航空券での入国を許可する」という但し書き(スタンプ)のないビザの場合は片道航空券での入国は許可されません。

帰国便の変更はできますか?

チケットには大きく分けるとFIXとOPEN(有効)との2種類があります。FIXチケットはいかなる理由であろうとも一切の変更が出来ません。OPEN(有効)は、有効期間内であれば、帰国便の日付と便名のみ変更ができますが、ルートや経由地の変更はできません。また、チケットによっては、変更の回数、手数料、変更できる場所、区間、などに制限がある物が多いので購入時に注意が必要です。

飛行機に乗る時の荷物の制限について教えて下さい。

受託手荷物(預ける荷物)や機内持ち込み荷物については、行く方面や、利用する航空会社によってそれぞれ規定が定められています。利用する航空会社が決まったら早めに、問い合わせて確認しておきましょう。

★受託手荷物(預ける荷物)

サイズや重さの制限は航空会社によって違いがありますが、一人あたり、重さ20~23kg以下の荷物を2個まで、という規定が一般的です。預ける際に重量オーバーになっていると、その場で高額の超過料金を請求されることもありますので、ご注意ください。サーフボードや楽器などは、ほとんどの航空会社で受託手荷物として預けることができますが、別途料金が必要だったり、大きさによって条件に違いがあります。また、アメリカへ渡航する場合は、2002年からTSA(米国連邦航空省運輸保安局)により、受託手荷物の施錠が禁止されています。規定条件が変わることもありますので、事前に利用する航空会社に確認しておきましょう。

★機内持ち込み荷物

一般的に機内に持ち込みできる荷物の個数は、一人1個まで。航空会社によって、大きさや数え方、重さなど、規定条件に細かい違いがありますので、利用する航空会社の規定を調べておきましょう。特に、海外の航空会社は日本の航空会社のよりも規定が多いので、早めに確認しておきましょう。また、液体物や刃物の持ち込みは厳しく制限されていますので、ご注意ください。

座席の指定はできますか?

利用する航空会社やチケットの種類によって、出来る場合と出来ない場合がありますので、詳しくは航空券の購入先にお問い合わせください。

海外に行くのがはじめてなので、飛行機の乗り換えがとても心配です。

空港内のあちこちに、フライトスケジュールのモニターが設置されているので、それで確認しながら移動するのですが、飛行機の乗り換えでは、多くの場合あまり時間的余裕がありません。ですから、利用した航空会社やカウンターにいる係員に、持っている国内線のチケットを見せて尋ねるのが一番です。大きなスーツケースを抱えながら、いかにも不安だという面持ちでウロウロすることは、決してしないようにしましょう。不慣れな外国人旅行者をターゲットにした犯罪に巻き込まれる恐れがあります。

入国審査ではどんなことを聞かれるのですか?

どこの国でも、入国の目的と滞在期間についての簡単な質問を受けます。もちろん、英語で聞かれますので、“To Study English” “Three months”などと簡潔に応えられるよう、前もって練習しておきましょう。なお、入国審査時にはnon-resident (非移住者)にて審査を受けます。パスポート、ビザ(必要な方のみ)、入国カード、学校からの入学許可書、帰りの航空券(国やビザの種類による)、検疫税関申告書(オーストラリア)などを入国審査官に見せます。

荷物

日本から持って行ったほうがよいものがありましたら教えてください。

勉強にかかわるものとしては、電子辞書はあるとよいです。長期留学で、長い間日本語を読み書きしていないと漢字なども忘れてしまいがちですので、そのような時にも役立ちます。荷物にならないようコンパクトなものがよいでしょう。また、英語コースの授業では、自分の国についての説明をする機会が増えますので、日本について英語で書かれた本を1冊持って行くと便利です。クラスメートから質問されて、自分が日本のことをあまり知らないことに意外と気付くものです。家族の写真や、町の様子などを写したものがあればいくつか持っていくとよいでしょう。ホームステイ先の家族やクラスメートなどに見せると、話題も広がり、日本についてのイメージがより分かりやすくなると思います。それから、日本食品は、現地では意外と高くつきますので、緑茶や味噌汁などのインスタント食品を持っていくと便利です。

滞在先に荷物を送りたいのですが、いつ頃送ればよいのでしょうか?

寮滞在の場合、現地に到着するまで自分の部屋の番号やどの寮に入るのかは決定されません。また、ホームステイの場合も、出発の前に突然滞在先が変更になったり、到着する直前まで他の生徒を受け入れている場合がありますので、事前に荷物を送るのではなく、到着後、滞在先に落ち着いてから、ご家族の方に送ってもらうようにしましょう。

荷物はどのようなものを持っていけばよいのでしょうか?

荷物はなるべく軽いに越したことはありませんから、必要最低限におさえ、スーツケースには、とりあえずは1週間くらいの衣類やシャンプー・リンス・歯ブラシなどの日用品、その他、辞書類、常備薬、耳掻き(現地には綿棒しかない)などを揃えましょう。また、裁縫道具、折り畳み傘、計算機、万能ナイフなどは持っていくと意外と便利です。必要に応じて日本のインスタント食品やお土産もそろえておきましょう。電気製品を持っていく場合は、変圧器とプラグも必要です。次の季節の衣類や足りないものは、現地到着後に家族に頼んで送ってもらうようにしましょう。また、絶対に必要なパスポート、入学許可書、学校からの書類、海外留学生保険、クレジットカード、海外プリペイドカード、現金などの貴重品はいつでも取り出せるように身につけ、なくしたり、盗まれたりしないように大切に持ち運びましょう。

保険

海外留学保険について教えてください。

日本で病院にかかる時、保険証を提示しますが、その保険証は外国では使うことができません。留学中に病気になったり、不意の事故に遭遇した時、そこで役に立つのが「海外留学保険」です。通常、「海外留学保険」では、障害、疾病、盗難、紛失などに対する保険がワンセットになっており、「お金」という先立つのものの保障があります。留学生にとって「保険」は必需品です。加入していないと入学を受けいれてくれなかったり、現地で強制的に加入させられることがあります。海外留学保険は日本を出発してしまいますと、加入することはできませんので、ご出発前に必ず加入しておきましょう。

クレジットカードに保険がついているので、海外留学保険には加入しなくてよいでしょうか?

クレジットカ―ドの種類によっては、発生率の高い傷害や疾病の治療費、携行品補償の保険金額が不充分であったり、付帯されていないケースがよくあります。また、全てのクレジットカード保険には、疾病死亡補償が付いていません。さらにクレジットカード保険は、適応期間に制限があますので(2~3ヵ月程度)、長期留学の場合ですと留学期間の全てをカバーすることはできません。海外の医療費は高額ですので、留学の際には、たとえ短期間だとしても、クレジットカード保険とは別に、必ず海外留学保険に加入しておきましょう。

最初の3ヵ月はクレジットカードの保険で、その後、海外留学保険に加入することはできますか?

海外留学保険は、原則的に家を出発してから、家に帰宅するまでの期間をカバ―する保険です。したがって、日本出発後は海外留学保険に加入することができませんので、日本出発までに加入手続きをする必要があります。

2年間留学する予定ですが、保険の加入期間はとりあえず6ヵ月にしておいて、また後から延長することはできますか?

後からの延長は可能です。しかし、最初の適応期間内に保険金の支払いを受けた場合は、保険の延長ができないことがあります。また、うっかりして保険期間が切れてしまった場合、引き続き保険に加入することはできませんので、注意しましょう。

1年間で保険を契約しようと思っていますが、途中で帰国した場合は残りの分を解約することはできますか?

残りの分の返金は可能です。1ヵ月単位での返金となります。申出日が、解約の基準日になりますので、帰国したら直ぐに、保険会社に連絡しましょう。保険の解約保険料を計算するのにあたり、留学中に保険を使用したことがあるかを確認しておきましょう。通常、保険を使用した場合には、途中解約しても保険料は減額されたり、もしくは返金されない場合があります。

生命保険に入っているので、海外留学保険には加入しなくてよいでしょうか?

生命保険は、ケガをした場合の1日の保険金額が決まっていますが、海外留学保険は、実損払いとなります。海外の医療費は想像以上に高いので、1日のFIX料金では足りない場合が多々あります。例えば、現地で盲腸になって7日間入院し、100万円かかった場合、生命保険で1日5000円出たとしても、3万5000円程度では全く足りません。また、保険会社によっては、保険の補償範囲の場所を国内に限定している場合もあります。さらに、海外留学保険のようにアシスタンスサービス、キャッシュレス等のサービスを受けることができませんので、一度自分で治療費を立て替えて、後から請求する場合もありますので、海外留学保険の加入をお勧めします。

留学中の歯の治療費は、支払われるのですか?

一般的に、虫歯や歯槽膿漏等の歯科疾病については免責となっているため、支払われないことがほとんどです。しかし、転倒をしてしまって、健康な歯を折ってしまったような場合、傷害事故適用となるため、「傷害治療費」とてして支払われます。

スーツケースに入らなかった土産品を別送品にて送ったのですが損害してしまいました。この場合、保険金は支払われるのですか?

携行品特約によって担保される保険の目的は、「被保険者が旅行行程中に携行する被保険者所有の身の回りの品に限る」とありますので、携行せずに別途送ったものについては支払われません。

友人に借りたDVDを壊してしまった場合、保険で修理してもらえるのですか?

携行品特約では、保険の目的が被保険者所有の身の回り品とされているため、他人からの借用物は対象となりません。賠償責任特約では、被保険者が所有、使用、管理する財物の破損は免責となっています。このケ―スは、友人に借りたものの破損でありますから、保険では担保されません。ただし、旅行用品の賃貸業者から借りたものに与えた損害については有責となっています。

各種届出

留学中の住民票の扱いはどうなるのでしょうか?

短期であれば転出手続きをする必要は特にありませんが、学生のように一人暮らしをしていた人がアパートなどを引き払って留学する場合は、親元の住所に住民票を移すなどして、住民登録地を明らかにしておきましょう。留学期間が1年以上の場合は正式に届け出をしておく必要があります。住民票の届けのある管轄の区役所や市役所に国外転出届を提出します。1年未満の場合は提出の義務はなく、本人の意思に任せられます。帰国後は、留学期間が5年未満の場合は管轄役所にパスポートを持っていき、手続きします。5年以上になると、パスポートの他、戸籍抄本あるいは謄本、戸籍附表を提出します。

留学中の国民年金の支払いはどうなるのでしょうか?

国民年金の支払いは、日本に住所がある人のみ対象となるので、国外への転出届を提出した人の強制加入はありません。帰国後は年金手帳を持って管轄の年金課へ行けば、再開が可能となります。また、転出届を提出した人でも、継続して加入を希望する場合は、最終住民登録地に国民年金の協力者(家族など)をたてることで継続できます。詳しくは管轄の年金課へお問い合わせください。

留学中の住民税の扱いはどうなるのでしょうか?

住民税は所得がある人に課せられる税金です。留学中は日本での所得がないので請求はありませんが、住民税は前年の所得に対して課せられるため、留学中に請求がくる可能性はあります。1年以上留学する場合は、「国外転出届」を役所に出して住民票を抜いておくほうが賢明です。所得税は年末調整を行うことでその年の納付額が確定し精算されます。1年以上留学する場合は、年末調整を出国の時点で行うことができます。勤務先の会社で調整してもらうか、自分で所轄の税務署で確定申告を行います。1年未満で帰国する場合は帰国後に確定申告を行います。

英語の勉強

出発までの英語の勉強法を教えてください。

留学の目的や現在の英語力によっても英語の勉強法は違ってきますが、最近あまり英語にふれる機会がないという人は、とりあえず英語を聞く時間と読む時間を増やすようにしましょう。トピックは何でもいいから自分の興味のあるものについて、映画、ビデオ、音楽、ニュースなどのテレビ番組を聞いたり、英字の雑誌や新聞の記事から選んで1日1つずつ読んでいくようにするとよいでしょう。さらに、その中でも特に気に入った文章や映画の台詞などがあったら、自分で声に出して言ってみるとよいでしょう。留学すればずっと英語を見聞きし、使っていかなければいけません。要は日本にいる時から、留学した時の状況に近い環境を作り出すことです。また留学すると、初対面の人に会う機会が増えるので、当然自己紹介の必要性も増えてきます。日本にいる間に自分をアピールする台詞を考えて、声に出して練習しておきましょう。なお、一般的に日本人は文法には強いと言われていますが、自分は英語からかなり遠ざかっていたなと思っている人は、最低でも日本の中学校レベルの英文法は復習しておくようにしましょう。

英語はあまりできないのですが、留学はできるのですか?

語学留学の場合は、“英語の勉強”が目的ですから、それほど英語が得意でなくても大丈夫です。語学学校では入学する際にプレイスメントテストという試験が行われ、英語力によってクラスが分けられます。一番下のクラスはABCから始まる中学1年生レベルですから、英語ができなくてもどんな人でも受け入れてくれます。日本人の場合は中学、あるいは高校で初歩的な英語を学んでいますので、話す・聞くが苦手でも大抵中級レベル以上に入ることが多いようです。生活面でも中学卒業程度の英語力があればなんとかなるものですから、あとは度胸で勝負です。ただし、現地に到着するまでは、空港での入国審査、乗り換えなど学校に着くまでの間には英語でのやり取りが必要となりますし、到着後も自己紹介が必要となるでしょうから、簡単な英会話など少しは勉強しておきましょう。一方、大学進学となりますと、英語を勉強しにいくわけではありませんから、大学の授業についていけるだけの最低限の英語力が求められ、TOEFLという試験の結果が必要となります。英語力が足りない場合は“条件付入学制度”を利用し、まず大学が指定する英語のコースに入学し、英語力が大学の基準に達したら、晴れて大学に入学できるという制度です。ただし、どの大学でもこの制度を設けているわけではありません。

奨学金・留学ローン

奨学金を受けたいのですが、どのような種類がありますか?

まず奨学金の対象となる留学は、ほとんどが学部または大学院への進学留学の場合です。語学留学では、奨学金の制度はほとんどありません。進学留学の奨学金には留学先の大学内での奨学金と、日本で受ける奨学金の2種類があります。例えばアメリカ大学の奨学金のシステムで最も多いのが、在学中に学業成績優秀者に与えられるものです。1年目の成績が優秀であれば、2年目に奨学金に挑戦できます。留学生の場合は州立より私立の大学の方がチャンスは多く、奨学金の金額や与えられる数は各大学によって異なります。志望大学の制度を是非ともチェックしておきましょう。ただし、留学生が奨学金を受けることは本来とても難しいことなので、奨学金をあてに予算を組むことは危険です。留学費用はあくまでも余裕をもって計画してください。また、留学ローンについては日本政策金融公庫などの機関で取り扱いがあります。

就職

留学から戻ってきた後、就職ができるかどうか心配です。

留学を思い立ったきっかけが、「将来の就職に役立てたいから」という人は多いでしょう。留学を目指す人にとって就職は重要な問題です。採用する企業側の意見を聞きますと、「単に留学してきたとか、英語が多少話せるということでは、なんのメリットにもならない」と言われます。要は留学で培った専門的な技術や知識を職場でどう活かせるのかや、その人が持つ国際感覚を重視しているようであります。つまり、英語はあくまでも知識を得るための道具で、その道具を使って何を学んできたか、そしてそれを学ぶ過程で、海外の文化や習慣などをいかに身につけたかが重要なようです。

就職のために留学先で何をやっておくべきですか?

この資格を取れば就職できる、といったものはないので、まずは確実に語学力をつけておきましょう。もちろん、英語力をアピールするためには、具体的にTOEICで証明する必要があります。時々、2年間留学してTOEIC650点という人もいますが、これではかえって逆効果です。1年留学していたら、最低750点は取りたいところです。英語の試験にはいろいろありますが、就職を考えた場合、人事に一番分かりやすいのがTOEICです。ケンブリッジ英検は日本の人事にあまり知られていませんし、外資系で外国のスタッフが人事に関わっている場合、英検ではわかりませんので、帰国したら必ずTOEICを受けておきましょう。

企業が留学経験者にもとめているものは何でしょう。

既卒者の場合は、基本的に経験重視での採用になりますので、日本での実務経験プラス、ある程度の語学力が要求されます。理想的なのは能力の幅を広けるための留学です。留学で新しいキャリアにチャレンジしたいという人もいますが、現状で別の職種につくのはかなり厳しいものがあります。新卒のケースでは、潜在能力の高さが評価されます。特に面接において、実行力、プレゼン能力をアピールできるかどうかです。「私はこういうプランを立てて留学し、こういう勉強と経験をしました」といったことを面接の場でしっかりプレゼンすることです。また、企業は結果の出せる人間を求めているので、結果の出ていない留学経験はマイナスになります。留学するからには必ず結果を出す!くらいの意気込みと心構えで留学しましょう。

帰国後の就職は、どのように探すのでしょうか?

就職に関してはほとんど1人で活動しなくてはならないのが現状です。日本の学生と肩を並べての活動ができるわけではありませんので、留学生としての立場を生かして活動したいものです。その1つとして「就職フォーラム」を利用する方法があります。毎年、100社以上の企業が参加し留学生を対象とした合同企業説明会で、ボストンやサンフランシスコで開催されています。人事担当者から直接話を聞くことができたり、その場で面接を行うこともあります。またインターネットでの採用活動も多く利用されています。日本の会社の採用情報などを入手できる他、インターネットでエントリー可能という企業も多くあります。その他は帰国後、人材紹介会社に登録したり、新聞や求人広告などで探す方法です。留学をしたからといって、それが必ずしも就職に繋がるわけではありません。留学をどう生かせるかはすべて自分自身の問題です。

卒業後は現地で就職したいのですが、可能でしょうか?

英語という世界共通語をマスターし、就職の可能性も世界中に広がるかと思いきや、ビザの壁は厳然として立ちはだかっています。実際問題として留学生の採用条件には大学院卒が求められたり、あらゆる専門分野において「この人ならでの」才能や能力がないとなかなか現地就職はできません。

その他(一般+申込・手続き)

できるだけ安い費用で長く留学したいのですが、何か良い方法はありませんか?

まず、授業料や滞在費は都市より田舎の方が安くなります。そして、同じ地域なら私立よりは公立の学校の方が授業料は安い傾向にあります。また語学留学で、授業時間数を選べる学校であれば、時間数の少ないコースの方が授業料は当然安くなります。大学留学の場合、成績優秀で英語力がものすごく高ければ、奨学金を狙うという方法もありますが、確実にはあてになりません。進学留学の場合は夏学期に積極的に単位を稼いで、少しでも早く卒業することが経費の節約に繋がります。

留学することに親が反対しているのですが、どうやって説得したらよいでしょうか?

まずは、なぜ反対しているのか、その理由をはっきりと聞いてみましょう。遠い海外に子供を一人で送ることの不安、治安の心配、経済的な理由、帰国後の就職についての不安など、色々な理由が考えられます。それによって、どう説得すべきかも変わってきます。反対の理由が、留学に対する勝手な思い込みだとか、知人から聞いた話など漠然とした理由によるものでしたら、説得するのもそれほど難しいものではありません。親御さんに留学についての正しい情報を与えるため、留学経験豊富なカウンセラーなどから実情を話してもらうのも1つの方法です。そして何より、自分がいかに留学について真剣に考えているかをしっかりと伝えてみることです。自分の意思を伝えることは、留学生活の中でも最も重要なことですので、留学への第一歩と考えて、親御さんの協力を勝ち取ってほしいものです。しかし、費用のことで留学を反対されているとしたら、状況は少々困難かもしれません。各家庭によって、子供にかける教育費の予算はまちまちです。限られた教育費で留学を実現することが無理な場合は、自分自身で費用の工面ができるまで、留学を先に延ばすことになるかもしれません。また、留学ローンをあたってみるなどの方法も考えらます。

常備薬は持っていったほうがよいのでしょうか?

医者や病院にいかなくても、ドラッグストア(英国ではケミスト)やスーパーマーケットなどで、簡単に手に入りますが、頭痛薬や風邪薬、胃腸薬などは飲みなれた薬を持っていくに越したことはありません。例えばアメリカ人によく効く万能薬のようなアスピリンは、1回服用する薬にアスピリンが759mg含まれています。これは日本のアスピリン500mgに対して、少々多過ぎます。必要な人は1日分の量を加減したり、水を一杯飲んで必ず食物と一緒に服用しましょう。

お土産はどのようなものがよいでしょうか。

扇子、風呂敷、手拭い、風鈴の他、折り紙や和紙など日本ならではの小物が定番です。その他、日本を紹介する本やポストカード、家族の写真を持っていくのもよいでしょう。ホームステイ先に子供がいれば、キャラクター入りの文房具や日本のお菓子などを持っていくと喜ばれます。その他、ホストファミリーの了承を得られれば、日本食などを作ってあげるのもよいでしょう。

現地にはいつ到着すればよいのですか?

語学留学の場合は、開校日が大抵月曜日となりますので、その前日の日曜日、あるいは2日前の土曜日に到着するのが一般的です。大学付属コースですと、オリエンテーション日や入寮日に合わせての到着となります。オリエンテーションは開校日の1週間くらい前に行なわれます。また、寮滞在の場合は、指定された入寮日と時間に合わせて到着するようにします。オリエンテーションでは、学校生活についての説明やクラス分けのプレイスメントテストが行われますので、必ず間に合うように到着しなければなりません。また、余裕をもって早めに到着したい場合は、申込時に学校へ相談してみましょう。ホームステイの場合は追加料金を払えば、少し早めの到着が可能なこともありますが、寮の場合はほとんど不可能ですので、どうしてもという場合にはホテルを手配することになります。

コンタクトレンズや化粧品は日本から持っていった方がよいのでしょうか?

日本で使い慣れているものがあるのであれば、持っていった方が無難だといえます。しかし、大きな都市(ニューヨーク・ロサンゼルス・バンクーバー・ロンドン・シドニーなど)であれば、日本で販売されているものはほとんど手に入ります。その際、自分に合っているものかどうか、しっかり確かめてから使用しましょう。

留学中に1~2週間のお休みをとって、海外旅行へ行けますか?

学期と学期の間の休暇期間を利用して、国外に旅行に行くことは問題ありません。ただし、所定の手続きが必要になる国もありますので、必ず事前に学校や移民局に確認をしましょう。

国際学生証とは何ですか?どこで取れるのでしょうか?

国際学生証“International Student Identity Card”は国際的に統一された学生身分証明書で、高校生や短大・大学生、大学院生などの学生であれば取得できるカードです。美術館や博物館などの入場料が割引になったり、日本国内や海外で病院や弁護士の案内を受けられる24時間、年中無休のヘルプラインが利用できます。日本では大学の生協や旅行代理店などで取得できます。申請には、申請書、学生証のコピーか在学証明書、写真1枚が必要です。

入学許可証について教えてください。

その名の通り、留学先の学校が発行する入学許可を示す証明書です。国によって名称や内容に違いがありますが、これがないとビザが発給されなかったり、入国手続きがスムーズにいかなくなります。

留学に年齢制限はありますか?

何歳で留学をすべきかは、留学の目的、留学する本人の人間としての成熟度、その他さまざまな条件があるため、個人によって異なると思います。「語学の勉強なら早いほうがよい」と、小学生や中学生のうちから一人だけで長期留学をさせようとする親御さんもいるようですが、一概によいとはいえません。異文化や帰国後の日本文化への適応力、教育制度の相違、子供の自立心、成熟度など総合的に考えたうえで判断が必要です。

「留学カウンセラー」とはどんなことをする人たちなのでしょうか?

一般に留学業界で留学に関するさまざまな相談事や学校選びなどのアドバイスをする人のことを示し、留学希望者にとっては、留学についての不安や心配事を解決してくれる強い味方であります。しかしながら留学カウンセラーといっても民間の留学業者であれば普通の会社員にかわりなく、カウンセリングをして申込の受付を行う、いわば営業業務でもあります。カウンセラーと称していても、留学経験は全くなく、業務に必要な専門知識と営業トークだけで、巧みに申込につなげるようなことも多く、最終的に自分の目的とは違った、留学業者に都合のいい留学プランに申し込むことにもなりかねません。留学業者に手配を依頼する場合は、留学カウンセラーの知識と経験、そして信頼性をじっくりと検討し、自分の留学目的実現のために真剣に取り組んでくれるところを選びましょう。

「留学エージェント」はたくさんありますが、どのように選ぶのがよいでしょう?

留学についての相談事や入学に関する手続き代行をしてくれる留学業者はたくさんありますが、ここでは主にその見分け方のポイントを紹介しておきましょう。

1.留学カウンセリングの質

学校選びや入学手配、渡航手配などのあらゆる相談に真剣に相談にのってもらえるかどうか、一方的な営業トークのみをしていないか、細かい質問に対して、あやふやな答え方をしていないか、自分の目的や希望を理解してくれているか、留学カウンセラーの知識は十分なものかどうか、相談中に不明な点が合った場合はすぐに調べて連絡をくれるかどうかなどをチエックしましょう。

2.代行手配のサービス内容

留学のさまざまな手続きやサービスの内容が明確で本当に必要なものがどうか、費用明細がきちんとわかっているか、またサポート体制がスムーズに行われるかどうかなど信頼性のチェックも忘れずにしておきましょう。

3.電話での対応

ちょっとした相談事や確認のために電話で連絡をすることもあるでしょう。そのような時に、姿は見えなくても、対応の仕方でその会社の姿勢が見えてくるものです。もし対応がいい加減で冷たいものであるとしたら、そのエージェントの信頼性は低いものと考えてよいでしょう。

4.旅行業登録をもっているかどうか

留学手続きをするエージェントは学校への入学手配だけでなく、航空券の手配やビザの代理申請などの渡航手配を同時に行ってくれるところが多いものです。旅行業登録をもつ会社は旅行業法に基づいた手配を行うことが義務づけられているので、トラブルが発生した時の対応方法についても安心できます。

5.資料請求の反応

資料請求をしたのに、全く資料を送ってこないようなエージェントはまずやめたほうがよいでしょう。送られてきた資料の中身を調べ、希望内容のものがきちんと送られてきたかどうか、エージェントに都合のいい資料だけが送られてきてはいないかなども確認すべき点であります。エージェントの会社案内や事業内容などが明確にかかれたものが入っていれば、まずは安心でしょう。

留学手続きは自分でしようと思っています。

インターネットが普及している今日、留学の手続きは個人でも比較的簡単にできるようになってきました。手続きを自分ですることによって、留学までのプロセスがはっきりわかりますし、時には英語の勉強になるというメリットがあります。しかし、一方では思わぬ‘落とし穴’があり、手続きの途中でどうしたらよいのかわからなくなってしまう方も決して少なくありません。成功するのは、願書や説明書がしっかり英文で読める人、海外への渡航経験が豊富な人などです。特にビザ申請や授業料の支払い方で苦労する人が多いようです。また、留学中に様々なトラブルが発生し、対処のできないまま、諦めて帰国してしまう人もいます。このようなことにならないよう、サポートするのが「留学ジャーナル」のような留学エージェントです。弊社では40年以上の信頼と実績のもと、学校への手続きはもちろん、ビザ申請や渡航手続き、出発前のオリエンテーション、留学中のサポートまでしっかりとしたバックアップ体制で留学をされる方々のお手伝いをしております。留学の保険だと思って、とにかく一度はカウンセリングを受けてみましょう。ただし、留学エージェントにも様々なタイプがありますので、どこが信頼できそうか、ご自分の目でしっかり確かめてください。

留学の準備はどれくらい前から始めればよいでしょうか?

留学の準備には、情報を収集したり、テストを受けたり(進学留学)、書類を集めたりする段階、学校への入学手続きをする段階、航空券やビザ申請など、海外渡航のための手続きをする段階と大きく分けて3つの段階があります。学校への手続きは、語学留学でしたら3~6ヵ月前、専門学校や進学留学でしたら6ヵ月~1年くらい前から始められるのが理想的です。

留学をしたいのですが、何からはじめればよいのでしょうか?

留学を思い立ったら、最初にすることは、まず情報を集めることです。学校の情報はインターネットや留学関連雑誌などで、日本でも比較的簡単に入手することができます。しかし、短期間で効率よく必要な情報を集めるには留学情報サービス機関の資料送付サービスや留学経験豊富な専門家(留学カウンセラー)のカウンセリングを受けることをお勧めします。

留学ジャーナルでは帰国後のサポートはしてくれるのですか?

留学ジャーナルでは、会員の方が「留学で身につけた語学力と専門性、国際感覚を生かせる仕事がしたい」という意欲を応援するために、履歴書の書き方や就職活動の方法から、今後の人生設計までをアドバイスする、キャリアサポートを行っています。ぜひご活用ください 。

留学ジャーナルは、海外にオフィスはありますか?

留学ジャーナルでは、世界主要都市に海外サポートオフィスがあります。留学中のみなさんを現地でもしっかりサポートしていますのでわからないことがありましたら、どうぞお気軽にご利用ください。

留学ジャーナルのオフィスがある地域(東京・大阪・名古屋・福岡・広島)以外の遠方からでもサービスは利用できますか?

もちろん大丈夫です。電話やメールでの留学相談も受け付けておりますし、オンライン上でのでカウンセリングやお申し込みもお受けできますので、ぜひご利用ください。

お金

チップは必要なのでしょうか。

欧米での生活で、日本人がなかなかなじめないのがチップの制度です。レストラン、ホテル、タクシーなどで必要となります。サービスは有料であるというのが基本的な考え方で、チップはそこで働く労働者の収入源として、立派に確立されています。金額は、価格の10~15%が妥当ですが、サービスを提供してくれた人へのサービス精神の度合いに応じて、金額を多少変えてもよいでしょう。なお、オセアニアへ留学する場合は、原則としてチップの必要性はありません。

お小遣いはどのくらい必要ですか?

留学生が使うお小遣いは交通費、文房具代、映画などの娯楽費、友達との交際費などにかかります。ホームステイ滞在の人は昼食代が必要なこともあります。地域や個人の生活スタイルによってかなり異なりますが、一般的には1ヵ月、3万~5万円あれば充分な生活が送れます。

銀行

銀行口座の開き方を教えてください。

口座を開くのに一番便利なのは、大学や学校の近くにある銀行ですが、注意したいのは、学校の近くであっても小さな支店で留学生や外国人専門のクラークがいない所が多く、トラブルが起こったときの対処が遅れるということです。交通の便がよければ、ダウンタウンやショッピングセンター内の大きな銀行に口座を開くことをお勧めします。留学期間が3ヵ月以上でしたら、銀行口座を開いておいた方が便利ですので、現地に到着したら、1週間以内に口座開設の手続きをしましょう。

留学先への送金方法と気を付けなければならないことなど教えてください。

海外で口座を開設したら、その口座宛てに日本から振込み手続きをしもらうことになります。ご家族に、銀行名、支店名、銀行の住所・電話番号、名義人氏名(本人名)、名義人住所・電話番号、口座の種類(当座・普通)、口座番号を必ず知らせましょう。スペルミスのないように注意しましょう。また、英語に慣れないご家族には書面で連絡したほうがよいでしょう。送金する頻度は送金手数料を考えますと、3ヵ月~半年に1度くらいの割合がよいかと思いますが、出発前にご家族とよく相談しておきましょう。

日本の銀行に預けてあるお金を海外で引き出すことは可能でしょうか?

日本の大手銀行が発行しているインターナショナル・キャッシュカードを利用すれば海外からの引き出しは可能です。これは日本の銀行が提携している海外のATMから現地通貨で現金を引き出せるというサービスを持ったカードで、引き出した金額は指定されたレートで日本円に換算され、手数料とともに日本の口座から引き落とされるという仕組みになっています。送金したり、口座を開くといった手間が省略できるので便利です。しかし、カードをなくしたり、使えなくなった場合には、日本で再発行をしてもらわなくてはならず、その期間、お金が引き出せなくなってしまうリスクがあります。

パーソナルチェックについて教えてください。

パーソナルチェックは、口座開設時に申し込むと、数日後に送られてくる現金に代わる小切手です。5cm×10cmくらいの手帳のようなもので、住所と名前が印刷されています。使い方は、日付、支払相手名、支払い金額を記入し、自分のサインをして支払います。トラベラーズチェックと違うところは、使った金額毎に払っていくことと、使用済みのチェックは口座のある銀行へ戻され、月々の明細書と一緒に本人の元へ送られてくることです。もしパーソナルチェックが悪用されていれば、戻ってきた使用済みのサインでわかります。留学生が使用する場合には、身分証明書を求められますので(通常2つ以上)、IDカードやパスポート、クレジットカードを持っていく方がよいでしょう。

PC・スマホ・携帯電話

どこのホームステイ先でもコンピュータやスマホは使えますか?

インターネットを接続している家庭ではだいたい使用できますが、まずはホストファミリーと相談しましょう。ホストがネットを所有していない場合は、住居の工事にも発展してしまう可能性があるので注意しましょう。

コンピュータの接続は簡単にできるのでしょうか?

加入会社のサービスマンが取り付けに来てくれれば、簡単に接続できますが、コンピュータに弱い人は友人に手伝ってもらうとよいでしょう。

留学先で携帯電話は必要でしょうか?

ホームステイ滞在をする場合は、携帯電話をもっていれば、日本からの国際電話が受けやすく、ホストにも気を使わなくてすみますので、ないよりはあった方が便利でしょう。しかし、‘必ずしもなくてはならないもの’ではありませんので、所有に関しては個人の判断になると思います。

携帯電話は日本で購入して持っていった方がよいのでしょうか?

日本でも、海外で使用できる携帯電話を販売していますので、現地での購入は面倒という人は日本で購入していくとよいでしょう。どのメーカーのどの機種がよいかはお店の人によく尋ねてみてください。実際は現地で購入する学生も少なくありません。日本と同じく、地元のお店やショッピングモールの中にいろいろな会社の携帯電話が販売されおり、手軽に購入できます。但し契約内容や料金は各社によって随分異なりますので、どの会社がよいかは、現地でよく検討しましょう。例えば予約金を支払えば本体は無料という会社や、定額を支払えば一定時間話せ、同会社の携帯への通話は無料などといった様々なプランがあります。

留学先から日本への国際電話のかけ方を教えてください。

国際電話をかける方法には一般に次の方法があります。まず、直接日本の相手先へダイヤルする方法です。その手順は、留学先の国際電話サービス番号+日本の国番号(81)+市外局番(0を取る)+電話番号の順にダイヤルします。電話料金はかけた電話機の番号へ請求されます。次にコレクトコール。電話をかけた相手先が通話料を支払うという方法で、ホームステイ先の電話を使う時や公衆電話で現金の手持ちがない時に使われる手段ですが、直通でかける料金に比べ数倍の料金がかかる高額サービスです。3番目は国際電話専用のクレジットカードを利用してかける方法です。電話料金の支払いが日本の口座から引き落としになる便利な方法です。専用のカードを持っていればキャッシュレスで、しかもコレクトコールよりはずっと安い料金で利用できます。もう1つは国際電話専用の前もって支払うプリペイドカードを利用する方法です。国際電話が可能な電話機から日本語で便利に使えます。短期留学をされる方は1枚もっていると便利です。このように国際電話を使用する方法はいろいろありますが、最近は電話より、メールで日本の家族や友達と連絡しあうケースがほどんとです。また、海外で使用できる携帯電話を持っていったり、現地で携帯電話を購入する学生も増えています。

滞在

アメリカに永住したいのですが、どうしたらいいのでしょうか?

アメリカの永住権を取得するにはいくつかの方法があります。

1.アメリカ市民(またはすでに永住権をもつ人)と結婚する

2.抽選で永住権を与えるという制度があるので、それに応募する

3.現地に多額の投資をしてビジネスを始める

4.労働ビザを取得して現地で一定期間仕事をした後で、永住権を申請する

1は相手、2は運、3は投資するのに、何十万ドル単位の資金が必要です。4は比較的、可能性が高いのですが、この場合、労働ビザ申請の段階で、かなり専門性の高い技術や知識(例えばエンジニア、弁護士、会計士資格など)が必要とされます。留学から永住権への手順としては、大学か大学院を卒業し、直接労働ビザを取るか、1年間のプラクティカル・トレーニングを経て労働ビザを取得できれば、その先が見えてくるでしょう。しかし、たとえ将来的に永住したいと希望していても、留学で入国する際に、「アメリカに永住を希望しますか?」と質問されても、「はい」と応えてはいけません。入国を拒否されてしまうことがありますので、あくまでも入国は留学のためだということを心得ておきましょう。

ソーシャル・セキュリティー・ナンバーって何ですか?

ソーシャル・セキュリティ・ナンバーとは、身分証明番号のことで、オフィシャルな場合の身元確認に必要なIDとされています。本来の意義は、その名の示す通り、社会保障制度であり、この番号はもともと納税者番号として、過去のローンなど、個人的な経済状況が記録されています。銀行の口座開設や保険会社との契約のほか、政府機関への報告や各種申請時に、必ずといっていいほど必要である番号です。合法的に滞在している外国人で必要があると認められれば、ソーシャル・セキュリティー・オフィスで申請することができます。申請にはパスポートや有効なビザなど、指定された書類の提示が求められます。ただし、留学生として滞在している場合、申請の必要はほとんどありません。

現地の食事は美味しくないと聞くけど、ホント?

留学生の食生活は、寮滞在の人は学校のカフェテリアで、ホームステイの人はホストファミリーの家でとることが大半になります。カフェテリアはほとんどの場合バッフェ形式で、種類も豊富で、自由に食べたいものを選べるのですが、何度も繰り返しているうちに、同じ味付けに飽きてしまう学生が多いようです。また、ホームステイでは、家族によってかなり食事に差が生じることもあるようです。自分にとってどうしても譲れないこと(例えば好き嫌いやアレルギーなど)があれば、遠慮しないで家族に話しておきましょう。たまにはレストランで外食したり、キッチンを自由に使える場合は、自分で料理を作ってみたりと気分転換してみましょう。

ホームステイ先が合わなかったら、現地で変更できるのですか?

結論から言えば、変更は可能です。学校のハウジングアドバイザーなどへ変更を申し出て、別の家庭が手配できればそちらへ移ることができますが、その際、変更理由が重要なポイントとなります。ホームステイ滞在というのは文化の違う国でその家庭に入ってその家族がもつルールに従って過ごすもので、必ずしも自分の生活ルールを貫き通せるものではありませんので、自分勝手な思いでは変更できない場合があります。特に人種や職種においてはタブーとされていますので、注意してください。また、ホームステイを手配する際に、ある程度の希望はリクエストすることができますが(例:家族構成、子供や動物の有無、ベジタリアン家庭など)、全てのリクエストがかなうわけではないことを、承知しておきましょう。

ホームステイと寮ではどちらの方が英語は上達するのでしょうか?

日常的な英語を上達させたいのであれば、ホームステイの方が良いかもしれません。ホームステイ先での家族との会話は、たいてい「今日は何をした」とか、「こんな面白いことがあった」というような会話になりますので、毎日続けて話していくうちに、だんだんと会話にも慣れていくことでしょう。しかし、自分から積極的に話しかけたり、なるべく家族とテレビを見ながら雑談することも大切なことです。せっかくホームステイをしているのに、いつも自分の部屋に閉じこもっていたら、何の習得もありません。一方、寮では同年代の仲間同士の会話なので、その年代にしか使えない言葉使いや流行語のようなものを覚えるチャンスがあります。しかし、ルームメイトが現地の学生であっても、忙しくてなかなかしゃべる機会がなかったりすることもあります。日本人同士がルームメイトになった場合は、できるだけ日本語を使わず、英語で話すなど、お互いルールを決めておくことも必要でしょう。ホームステイと寮で、どちらがよいとは一概にいえませんが、それぞれのメリットを活かして自ら積極的に取り込むことが何より重要です。

ホームステイ先は、どうやって選ばれるのですか?

ホームステイ先は、一般的には留学先の学校が手配するのですが、学校によっては現地の業者に委託して、手配する場合もあります。尚、留学ジャーナルでは特定の地域や学校に留学される方を対象に、海外サポートオフィスにてホームステイの手配をしています。どの場合にもホストファミリーをアレンジする担当者が、環境や人柄などに問題がないかどうかを実際に訪れてチェックして決めているのが一般的です。留学ジャーナルでは、トラブルやクレームの多い家庭がある場合には、ホストファミリーのリストから外してもらうようにしています。また、一緒に生活をしていく上で障害となるものがないように、学生の希望と受入先の希望を確認して選んでいきます。しかしすべてが希望通りになるとは限りません。アレルギーなど健康上の理由でどうしても譲れないようなことについては、申込みの際にはっきりと書いておくようにしましょう。

ホームステイと寮の違いを教えてください。

ホームステイと寮にはそれぞれの特色があります。

ホームステイは、学校とは全く異なる視点からその国を知ることができます。家族構成は、核家族から母子家庭、おばあさんの一人暮らしなど様々です。また、英語を話しますが、生粋の現地人とは限りません。通学にはバスや電車などを利用する事が多く、通学時間は平均30分~1時間くらいが一般的です。各家庭のルールに従い、お客様気分でいないことが、家族と上手く付き合っていく上で必要なことです。過剰な期待はしないようにしましょう。

寮滞在の場合は、キャンパス内にあるので、徒歩で通学できるのが一般的です。ほとんどが、相部屋で、基本的には現地の学生か同じ留学生がルームメイトになりますが、現地に到着するまでわかりません。プライバシーの面ではいまひとつですが、さまざまな国の友達ができ、国際的な視野が広がります。室内にはベット、机、椅子、クローゼットが設置され、トイレとシャワーはフロアごとに共有というのが一般的です。コインランドリーなど生活に最低限必要なものは寮内に備え付けてありますが、火災防止のためキッチンなどはなかったり、付いていても使用ができない場合もあります。食事はカフェテリアで取ります。シーツや枕(カバー)などのリネン用品は、自分で準備しなくてはならないことが多く、一般的に学校で購入できます。

ホストファミリーはどんな家庭が多いのでしょうか?

両親がいて子供が2人といった核家族、夫を亡くし子供はすべて独立した一人暮らしのおばあさん、夫と離婚し女手一つで働きながら子供を育てている母子家庭など、いろいろな家庭があります。外国では「普通の家庭」という位置付けが大変難しく、これら3つのケースはどれも一般家庭として手配されます。ホストになる家は、部屋が余っていてもったいないからといったビジネス的な理由や、子供への教育的配慮、外国人に興味があるからといった理由などで留学生を受け入れているようです。学校ではホストとなる家庭の調査は行っているので、きちんとした家庭を紹介しますが、例えば「子供のいない家庭がよい」などというリクエストがあれば、必ず事前に学校へ申し出ておきましょう。

ホームステイ先で食事の問題や家族とのトラブルが生じた場合、どうすればよいのでしょう?

一番良い方法は、ホームステイ先に直接伝えることです。日本人にはなかなか言い難い不得意なことではあるのですが、勇気を出して自分の気持ちを伝えることで解決することも良くあります。どうしてもいえない場合は、学校の担当者に相談しましょう。「相手に悪いから」とか「言いつけたら、冷たくされる」といった日本的な考えでいると、問題が大きくなって、収拾がつかなくなることがあります。小さなことでも疑問に思うことがあれば、遠慮せずに相談しましょう。価値観の違いから生じる誤解や思い込みで、直ぐに解決するケースがほとんどです。

アパートはどのように探すのですか?

語学学校によっては、通学範囲にあるアパートと提携し、アパートを希望する学生に紹介しているところもあります。しかし、一般的には学校の友達や知人に紹介してもらって探すケースも多いようです。大学生は大学内のハウジング・オフィスで紹介してもらったり校内の掲示板に貼り出されているチラシを見て探します。掲示板には「ルームメイト募集」などの張り紙がよく見かけられます。また、地域の情報誌や不動産屋を利用する学生もいます。いくつかの候補がみつかったら実際に自分の目で確かめておきましょう。アパートで暮す場合、1人より2~3人でシェアするほうが家賃も安く済みます。生活も自炊になるわけですので、スーパーやショッピングセンター、銀行などがどこにあるのか周りの環境が把握できて、その土地に慣れてからアパート生活するようにしましょう。

大学留学をする場合、夏休みの間も寮滞在はできますか?

夏休み中は寮を完全に閉鎖してしまう学校も時にはありますが、いくつかの寮は、留学生やサマースクールに参加する学生のために開けておくといった学校が多いはずです。その場合は、夏休み中は開いている寮にいったん引越しをし、また秋学期が始まったら元の寮に戻るというケースになると思います。ただし、カフェテリアは全てクローズされてしまう可能性がありますので、その場合は外食か自炊になります。なるべく早い時期に学校に確認し、必要な場合はホームステイやアパートのアレンジを依頼しておきましょう。民間寮に滞在している場合は、夏休みでも滞在できる場合がほとんどです。

ホームシックになったらどうしたらよいのですか?

留学をした人なら、多かれ少なかれ誰でも一度はホームシックを体験しているのです。時期や度合いは様々ですが、1つずつ乗り越えて、皆成長しているのです。まず最初にかかるのが、留学直後です。無我夢中で新しい環境に慣れようとしている時、ふと一人になった時、カルチャーショックに戸惑う時、また自分の思っていることを上手く表現できなくてつらい時など、急に落ち込んでしまったり、「今すぐ日本に帰りたい!」と思ってしまうこともあるでしょう。そして、何ヵ月かが経ち、現地での生活にもやっと慣れ親しんできた頃にも、日本での生活が急に懐かしく思えたり、親しい家族や友達に無性に会いたくなったりするのです。これらは、人間の持つ自然な感情で、あまり重症にさえならなければ、月日と共にいつの間にか治癒されてしまいます。ホームシックにかからなければ、それ以上のことはないのですが、ホームシックを克服する方法としては、友達をたくさん作り、なるべく多くの時間を共に過ごすことです。また、先生やホームステイの家族とも積極的に話をし、困って入る時は遠慮しないで相談しましょう。そして時には日本人同士で大いに語り合うことも大切です。自分の思っていることを相手に伝えることだけで、日頃のストレスはかなり解消できるものです。自分の殻に閉じこもりやすい人や友達作りが苦手な人は、ホームシックにかかりやすいかもしれません。そのような人は、留学を機に、少しばかり違った自分に変身してみるものよいかもしれません。また、「ホームシックにかかったらどうしよう」などと今から心配せずに、いかに楽しい留学生活を送るか前向きに考えていきましょう。

ホームステイが合わなかったとき、留学ジャーナルはどう対応してくれるのですか?

文化や習慣の違いから生じる生活上のちょっとしたことは、まず、現地の学校のホームステイ担当者に相談してみましょう。もし、言いにくいことやシリアスな問題が発生した場合は、留学ジャーナルスチューデントプロテクションにお電話ください。即座に対応させていただきます。

ホームステイ先では、どのくらいのお手伝いをすればよいのでしょうか?

なるべく積極的なお手伝いを心がけえる必要はありますが、家族によっても考え方は様々です。それぞれの場面で“May I help you ?”などと、まずホストファミリーに聞いてみるのがよいでしょう。食事の後、自分の食器を片付けるなどの最低限のお手伝いはした方が喜ばれるものです。

田舎に留学したいのですが、買い物などに不便はないでしょうか?

田舎といってもまちまちですが、一番近いショッピングセンターまで車で30分というところも少なくありません。しかし、キャンパス内で寮生活を行うのであれば、ほとんど問題はありません。食事は寮のカフェテリアで食べられますし、日用雑貨品なども構内にあるブックストア(販売所)で購入できます。郊外の大学では都市部から離れていても、学生たちが不自由なく日常生活を送れるよう、諸施設がしっかり完備されています。映画館、銀行(ATM)、郵便局などはほとんど揃っており、大学全体が1つの町を形成しているようなものなのです。

朝食は自分で用意するものと聞きましたが、本当ですか?

夫婦共働きの多い欧米諸国では、忙しい朝は各自が朝食を作って食べるのが主流です。メニューも、だいたいがトーストやシリアル、果物、あとは飲み物くらいの軽いものです。日本で“炊きたてご飯に温かい味噌汁”の習慣がある人は、初めのうちはそのギャップに大いに戸惑うかもしれませんが、これも異文化体験の一つなのです。留学生が決してお客様扱いにされないことで、自立心が養われ、自然とその国の文化や習慣を学んでいけるのです。

ランチはどうするのですか?

寮生活をする人は、たいてい寮に戻って、カフェテリアでランチを取ります。ホームステイの場合、通常、食事は朝と夕食の2食付になっていますので、ランチは学校の売店や近くのお店でサンドウィッチなどを買って食べます。ホームステイの中には、家にある材料でお弁当を作ることを許可してくれる家庭もありますので、そのような場合には自分でサンドウィッチなどを作って持っていくと食費が節約できます。

治安・環境

現地での生活や習慣などで、日本人が注意すべき点はどのようなことでしょう?

最近アメリカやオセアニアでは、喫煙に対する考え方に日本とかなり差が出てきています。特にアメリカ人の中には、喫煙は罪悪であると考える人も増えてきていますし、公共の場所やレストランなど、法律で喫煙が禁止される区域も拡大しつつあります。基本的には、喫煙所と書いていない公共の場所は禁煙だと思っていたほうがいいかもしれません。また飲酒についても日本とは‘とらえ方’が異なります。これは人種的な体質の違いもあるのかもしれませんが、お酒を飲んで、人にからんだり、足元がふらつくほどになったり、他人から見て酔っているとわかる状態まで飲んでしまうことは、非常に恥ずべきこととされています。日本でなら「酔っていたから」といって許されることが、海外では通用しないので要注意です。お酒は楽しく飲める程度におさえましょう。欧米のレディファーストの習慣もまだ根強く残っています。女性運動などの影響でこの習慣をよしとしない人も中にはいますが、部屋に入るときやエレベーターの乗り降りに女性を先に通したり、重い荷物は男性が持ってあげたりということが、現地の人々の間では自然に行われているのです。この傾向は都市部より田舎の方が強いようです。留学する男性も、‘郷に入れば郷に従え’精神で、慣れるようにしておきましょう。また女性は、席を譲られたり荷物を持ってくれたからといっても、あくまでも習慣としてで、ほとんどの場合大意はないので、自分に特別な好意があるのではなどと気をまわし過ぎないようにしましょう。

人種差別されないか心配です。大丈夫でしょうか?

人種に対する考え方にはかなり個人差があるようです。その人自身が何系の出身なのか、どんな環境で育ったのか、どんな経験をしてきたのかで、まったく違った見解をもつことになります。人種の平等については、法律上の規定はできても、人の心までは統制することはできません。日本に対しては、バブル以前の経済繁栄期には日本の脅威を唱える人もいたでしょうし、ジャパンバッシングといわれる言葉も出たほどですが、現在の日本にはそういった意味での非難はあまりないように思われます。例えば、60歳以上のアメリカ人の中には、戦時中の記憶が残っており、敵国としての日本のイメージをいまだにもっている人がいないわけでもありません。その反面、日本の文化や習慣に興味が持ち、日本人以上に詳しい外国人もいるのです。それから差別ではなく、日本人が珍しくて少々よそよそしくなってしまうということも地域によっては起こり得ます。日本でも外国人に対して同じような態度をとる人もいるわけですから、ある程度は理解できるでしょう。どんな人に出会っても、あまり被害者意識を持たず、「人間は皆平等なのだ」という信念をしっかり持っていれば、それほど心配することはないでしょう。逆に自分が現地の人に対して差別的な言動をしないようにも心がけてほしいものです。現在アメリカでは黒人のことをAfrican-American、先住民のことNative-Americanと呼ぶのが一般的になっています。BlackやIndianという言葉は過去のものになりつつあるのです。

留学先の治安が心配です。どんなことに気をつければよいでしょう?

治安状態は国や地域によっても差がありますので、どこででも通じるルールをいくつか挙げておきます。

1.夜は一人で出歩かない。昼間でも自分が歩き慣れていない場所へは、なるべく一人で行かない。

2.貴重品は常に身につけておく。ファーストフードのお店などで席を取るために荷物を置くということが日本ではよくありますが、海外では盗難の原因になりやすいので要注意。

3.自分が住む地域の治安状況については、現地到着後、すぐに情報を収集する(近づかない方が良い場所について、学校のスタッフやホストファミリーによく聞いておく)。

4.派手な服装はしない。相手にお金を持っていると思わせないことが重要です。

「海外は危険だ!」という先入観のある言葉をよく耳にしますが、実際に住んでみると、日本よりも安全な場所もたくさんありますので、あまり心配し過ぎる必要はありません。ただし、どこにいても自分の身を守るのは自分だという気持ちを忘れないで行動しましょう。また、現地の生活に慣れ、言葉の不自由がなくなる頃は、要注意です。行動範囲も広がっていますので、その分危険な目に合うことも多くなるでしょう、余計な犯罪などに巻き込まれて、留学を台無しにしないよう十分注意してください。

外務省(https://www.mofa.go.jp/mofaj/)が定期的に報告している海外危険情報や海外安全情報を参考にしましょう。

交通

現地のバスや地下鉄は安全ですか?

以前は「ニューヨークの地下鉄は危険だ!」と言われていましたが、最近ではかなり改善されたようです。しかし大都市の地下鉄やバスに夜一人で乗ることや人通りの少ない道を一人で歩くことも決して安全とは言えませんので、犯罪に結びつく可能性のあることは特に海外では避けなければなりません。現地に到着したら、学校のスタッフやホームステイ先の人などから学校近辺についての治安情報はしっかり聞いておきましょう。また電車やバスに乗る時に気を付けなければならないことは、日本のような車内アナウンスがない場合が多いということです。特にバスでは次の停留所の案内がないために、乗り過ごしてしまうケースがよくありますので、慣れるまではしっかり窓の外を見て、確認しておきましょう。不安な場合は、バスの運転手さんに聞くなり、自分の行き先を告げて、停留所がきたら降ろしてもらうように頼んでおくのが一番確実です。こうした場面で必要に迫られて覚える英語は貴重な経験にもなるでしょう。

空港に着いたら、ホームステイ先や寮までどのように行ったらよいのでしょうか?

学校によってはピックアップサービスを手配していますので、学校に頼んでおけば、到着後、出迎えの人が空港で待っていてくれ、目的地まで連れて行ってくれます。海外渡航が初めての人や重い荷物を持ちながらバスや電車に載りたくない人などは、このサービスを利用するとよいでしょう。また、ピックアップサービスを行っていない場合や、自分一人で目的地まで行ってみたい人はシャトルバスや電車を利用します。学校から交通機関の案内などが送られてきますので、予め乗り場や行き先等を確認しておきましょう。空港から目的地までが近い場合にはタクシーで行くと便利です。ただし、必ずタクシー乗り場にいるタクシーに乗り、ロビーで声をかけてくるようなタクシーには乗らないようにしましょう。

交通機関は発達しているのですか?

国や地域によって、かなりの差がありますが、アメリカではサンフランシスコやボストン、ニューヨークはかなり発達しています。イギリスやオーストラリアではロンドンやシドニーを中心に比較的バスはどこでも走っています。しかし、日本ほど交通機関が充実しているところはありません。これは自家用車が主体のお国柄なのだと割り切って考えるしか仕方がありません。特に気になるのが、バスの到着時間です。時刻表はあってないようなもので、到着時間通りに来ることはほとんどありません。また、最終バスの時間も早いので、乗り遅れないように注意しましょう。電車の本数も日本に比べて圧倒的に少ないのが現状です。

病気・トラブル

現地でパスポートを無くしてしまったのですが、どうすればよいのでしょう?

盗難などでパスポートをなくした場合は、まず警察に届けて盗難証明書をもらうことです。それから現地にある日本大使館か領事館に行って、パスポートの再発行の手続きをします。その際にパスポート番号と発行年月日が控えてあると手続きがスムーズにできます。日本出発前にパスポートの写真のあるページのコピーを取って、普段の手荷物とは別に保管するようにしておきましょう。ちなみに最近日本のパスポートは闇市場では高く売れるらしく、狙われやすいので必要なとき以外は他人に見せないように所持し、十分な注意を払いましょう。

現地で病気になったらどうしたらよいのですか?

病院へ行くか、薬局で相談して薬を処方してもらうか、あるいはホームステイ滞在であればホストファミリーに相談しましょう。ちょっとした腹痛や頭痛、風邪を引いた時のために、日本で飲みなれている常備薬を準備していくおくことも必要です。また、病院にかかった時のために、留学生保険には必ず加入しておきましょう。保険会社と提携している病院でしたら、治療費は保険会社から直接病院へ支払われ、本人が病院で治療費を払う必要がありません。さらに、留学ジャーナルを通して留学の手配をされた方は、24時間、フリーダイヤル、日本語でSOSコールが利用できます。近くにある病院の紹介や手配、医療情報の提供などのサービスがご利用できます。

現地に行ってからの転校や進学相談、トラブルが発生した時は誰に相談すればよいのでしょうか?

ほとんどの学校にスチューデント・アドバイザーと呼ばれる担当者がいますので、まずはその人に相談しましょう。留学ジャーナルの会員の方には、留学中のサポートも行っています。24時間無料電話サポートを行うスチューデントプロテクションのご利用や担当カウンセラーへの電話あるいはメール相談ができます。

留学中トラブルがあったとき、留学ジャーナルは何をしてくれるのですか?

そんなときは、「留学ジャーナル・スチューデントプロテクション」をご利用ください。留学先でのS.O.S.に24時間、日本語でしかもフリーダイヤルで対応します。現地のアシスタンスセンターに入った留学生からの連絡は、即時にインターネットを通じて日本の留学ジャーナルに連絡されます。担当カウンセラーはもちろん、関係者全員が、「お客様の問題が100%解決するまで、リアルタイムで見守る」。これが留学ジャーナルが独自に開発したマザー・システムです。

衣類・電気製品

日本の電気製品って海外で使えるのですか?

海外では、電圧やプラグのタイプが日本とは異なります。日本の電圧は100ボルトでプラグは2本ありますが、海外の電圧は110~240ボルト、プラグは2本や3本のものまで様々です。最近では世界各国で対応できるワールドモデルの電気製品なども販売されていますが、一般に電気製品を持っていく場合、事前にその機種が留学先の国で使えるかどうかを確認しておきましょう。電圧が違う場合は、変圧器をつけて使うことができたり、差し込みプラグだけを別に用意することで使用することができます。これらは旅行代理店などで簡単に入手することができます。

どんな服装で、学校にいけばよいのでしょうか?

欧米の学生たちの日常の服装はとてもシンプルです。Tシャツにジーンズ、冬はそれに厚手のセーターやジャケットを羽織るくらいの飾り気のないスタイルが圧倒的主流を占めています。女性のメイクも控えめで、化粧っけのない素顔の人もたくさんいます。日本の大学生のように高級ブランドで身を固め、ファッション雑誌から抜け出してきたような姿で通学すると、妙に浮いてしまい、かえっておかしな格好になりかねません。

課外活動・アルバイト

留学中のアルバイトはできるのですか?

何かとお金のかかる留学生活では、アルバイトをして少しでもお金を稼ぎたいと思うのは当然です。しかし、どこの国でも留学生の労働には規制があり、賃金も学費を稼げるほど、期待のできるものではありません。アルバイトができる国としてはオーストラリアとニュージーランドが挙げられ、オーストラリアでは学生ビザの人でも2週間で40時間のアルバイトが、ニュージーランドでは14週間以上の就学を予定している学生ビザの人も週20時間のアルバイトが認められています。

留学生でもクラブ活動に参加できますか?

どの大学にもクラブ活動はありますので、短大・大学生であればほとんど自由に参加できます。しかし現実問題として「日ごろの勉強に追われなかなか参加できない」「どうやって参加してよいのかわからない」「アメリカ人の中に溶け込めない」などの理由で留学生の入部は極めて消極的です。しかし学生の中には短大の陸上部に入部し、州大会で何回も入賞し、そのお陰で大学から奨学金までもらって編入した人もいます。また、クラブ活動への参加は現地の友人を作り、英語力を伸ばすにはとてもよいチャンスですので積極的に参加することをお勧めします。


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