大学院留学の種類と各国の基本情報

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はじめての留学 大学院留学に強い理由 留学体験者の今は?

大学院の種類

学術系大学院/Graduate School

人文、社会、自然科学などを学ぶ。日本の大学院同様、学問的研究と教育を重視しており、選択肢の幅が広く研究者養成志向が強いといえる。アメリカの場合、GREという出願に必要な独自の進学適性テストがある。

専門職系大学院/Professional School

専門職を目指す人のための実践と知識、より高度な技術の養成を目的としており、MBAを取得できるビジネススクール(経営大学院)、医師養成のためのメディカルスクール、弁護士を目指すロースクールなどがある。

大学院留学について教えて!

得られる学位は?

修士号(master's degree)は、アメリカ・カナダ・ニュージーランドでは一般的に2年間、オーストラリアは1.5年~2年、イギリスでは1年間(リサーチコースは2年間)で取得できる。また、イギリスやオセアニアではポストグラデュエートディプロマ(9~10ヵ月)という日本にはない、学位ではないが大学院レベルの資格を得ることも可能。

入学に必要な学歴は?

修士課程では、大学の学部レベルの基礎知識を身につけていることが前提。日本での専攻と異なる専攻を選ぶ場合、アメリカでは大学に編入してから大学院に進む方法が、イギリスではまずポストグラデュエートディプロマ(学士と修士の間のレベル)を受講するケースが多い。博士課程は、修士号を取得してから進む。

大学の専攻と違っても良い?

基本的に違っても良い。大学での専攻や業務経験と同じ分野でより高い専門知識やスキルを身につけるタイプと、日本での専攻や業務経験とまったく異なる分野の専攻にチャレンジするタイプに分かれるが、学べる専攻の種類が幅広いため、より自分の学びたい専攻を選びキャリアチェンジすることはできる。

入学に必要なものは?

一般的に入学試験は行われず、その代わりに入学審査の基準となるのが、(1)英語力とGRE、GMATなどの試験のスコア、(2)大学での学業成績(一般的にGPA3.0もしくはBまたは良以上)、(3)エッセイ(志望動機や自己PR)、(4)大学の担当教授や職場の上司などからの推薦状。これらから総合的に判断され、合否が決まる。

入学に必要なテストは?

アメリカ、カナダの大学院の学術系分野に進む場合、GREという進学適性テストの受験が必要。またMBAを目指すならGMAT、ロースクールへの進学にはLSATと、それぞれの専門分野ごとの適性テストがある。英語力もTOEFLまたはIELTSを受験して、スコアの提示が必要となる。

学力・英語力が足りない場合は?

4年制大学に編入してから大学院へ入学する方法や、ディプロマやサティフィケートコースを受講してから修士課程へ進学する方法がある。また、大学院現地準備プログラムでじっくり準備をしてからチャレンジする方法や、入学までに規定の英語力を満たすことを条件とした条件付き入学制度で入学することも可能。

費用はどれくらいかかる?

費用の目安は、アメリカの場合1年間の授業料+滞在費+食費が約320万円。イギリスの場合1年間の授業料+滞在費+食費が約360万円。国や都市、学校、専攻によって異なるが、アルバイトが現実的にできないため、事前に計画を立て、しっかり準備をしておこう。

費用を安く抑えるには?

履修期間の短い国やコースを選ぶのもひとつの方法。アメリカが2年に対して、イギリスでは1年で修了できるコースも多い。またポストグラデュエートディプロマなど、9~10ヵ月で修了できる大学院レベルのコースもある。この他、物価の安い国や地域を選ぶ、滞在費を節約、奨学金を利用などの方法がある。

各国の大学院留学

アメリカの
大学院留学

学術系大学院Graduate SchoolとMBAや医学など専門職系大学院Professional Schoolに大別される。アメリカの大学院は2,000以上の幅広い選択肢を提供している。

カナダの大学院留学

学生や社会のニーズに応じた多種多様な教育や研究を提供するカナダの大学院は、その優れた革新性が海外からも高い評価を得ており、海外の大学との共同研究も盛ん。

イギリスの
大学院留学

MBAなどの修士号が、多くの場合1年で取得でき、短期集中型の大学院教育が行われている。修士とは異なる実践的な資格として認定されているPostgraduate Diploma/Certificateがある。

オーストラリアの
大学院留学

イギリスに準じた教育内容で修士号や博士号に加え、キャリアに直結した実践的な専門知識やスキルを身につけるGraduate Diploma / Certificateがある。

ニュージーランドの
大学院留学

全大学で大学院課程が開講されており、学士号課程で専攻した科目をさらに深く研究する。学士課程修了後、1年間のコースで修士号が取得できる。

ヨーロッパの
大学院留学

非英語圏の国でも、英語で学位取得が可能な大学院コースが多く提供されている。国立大学が多く、留学生も授業料無料や格安で受講できる場合がある。

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