留学ジャーナル2007年11月号 「留学生100人の夢、大調査。」の舞台裏 |
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「夢」は留学生の元気の源!? 第1特集で実施した「留学生100人の夢、大調査。」は、世界7ヵ国11都市に暮らす留学生に「あなたの夢は何ですか?」と聞いてまわった大企画。100人分の夢を集め終えた感想は・・・ 「留学生はなぜ、そんなに明るく元気に"夢"を語るのだろう?」 ということだった。 現地で取材したライターさんの報告によると、ほとんどの留学生がその問いに対して即答したそう。私も実際、カナダのトロントで取材をしながら、留学生に会うたびにこの問いをぶつけてみたが、やはりみんな即答。夢が具体的でない人も「今、探し中なんです!」と胸を張って答えていた。しかもなぜかみんな、キラキラしているっ!! 留学生の元気の源&キラキラの素である「夢」っていったい何・・・??誌面では語りつくせなかった「留学生の夢」について改めて考えてみると、留学生の夢パターンはいくつかあるようだ。 |
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目的が決してぶれない「一筋型」ドリーム このパターンは、日本にいるときから夢があって、それをかなえるために留学が近道、あるいは必須、という留学生のパターンだ。本誌P14で紹介している西堀晶さんは、「ユネスコの職員になって世界遺産を守りたい」という夢を持つ。「ユネスコ就職」に必要な3つの条件、「コミュニケーションスキル」「社会人経験」「英語圏大学の修士号取得」を満たすために、大学を1年間休学してカナダのトロントで「英語+国際ビジネス」を学んでいる。目標が明確な分、学校での勉強はもちろん、ホストファミリーと過ごす時間も、旅先での交流も、自ら何かをつかもうと積極的。一分一秒も無駄にしていない、という充実感が西堀さんのまぶしい笑顔を作っているのかも(続きは本誌を読んでみて!)。
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周りに刺激されて「自分もついつい型」ドリーム これは、留学先で夢を見つけるパターン。P18で紹介している佐久間裕基さんは、オーストラリアの語学学校に通う大学生。就職活動を目前に控え、残り少ない自由気ままな時間をいろんな国で過ごしたいと、軽い気持ちで留学した。そこで出会ったさまざまな考えを持つ異国の友人と一緒に学び、暮らし、語り合ううちに、幼い頃の夢「飛行機の操縦士になりたい!」ということを思い出し、挑戦したいと思い立ったそう。 海外で出会う学生の多くは、将来のキャリアプランをしっかり持っている。「何のために留学するのか」「この留学で何を得たいのか」「将来どんな暮らしをしたいのか」など、普段あまり考えないようなまじめな話をさらり口にする彼らに出会って初めて、自分に「夢」を問うてみる。そして、夢を見つけるパターンが多いようだ。
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一歩踏み出した自分が誇らしい「発展途上型」ドリーム
「何がしたいかも分からず、何もやれていない自分」から脱却し、「何がしたいかは分からないけれども、やりたいことをやっている自分」になったタツヤさん。とりあえず、「留学」という一歩を踏み出した自分を誇らしく思っている段階のようだ。「留学を成し遂げた」というひとつの成功体験が、今のタツヤさんの「自信」や「余裕」につながっているのかも。この過程を経て、周りに刺激されて「自分もついつい型」ドリームのパターンへ突入していく? |
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タイプ4:成長を感じながら「ステップアップ型」ドリーム
留学生の多くは、海外でさまざまな刺激を受けて「夢」にたどり着き、「夢があるから海外にいる」という考えを持つようになるようだ。悩んだり、へこんだりすることがあっても、「夢のために頑張るしかない」と自分を叱咤激励しながら試練を乗り越えていく。その「成功体験の積み重ね」が、留学生の持つ独特の「明るさ」だったり、「ポジティブ思考」だったり、「きらきら感」だったりを生み出すのだろう。 今回、誌面では紹介しきれないほどの素敵な体験談がいっぱい集まった。すべてを紹介することができないのが非常に残念だが、機会があれば小出しにしていきたいと思っているのでお楽しみに! 留学ジャーナル編集部 出井和子
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