吉川さんは、自分を見つめ直すためにいったんレッドランズ大学を休学し、治安のよいアーバインの街に引っ越し環境を変える。そして、「とりあえず、好きなことをやってみなさい」という両親の励ましもあり、興味のあった航空関連の専門学校に通う。気持ちを決めたあとの吉川さんの行動は早かった。1ヵ月の間に、引っ越しから専門学校選び、情報収集から手続き、入学までをすませ、新生活をスタートさせる。実際に足を運び、対応の良さなどで選んだInternational Air Academy
はアメリカでは就職率がほぼ100%という専門学校だったが、就職を目的に選んだわけではなかったそうだ。「いったんは休学しましたが、復学(編入)したら、専攻も決める必要があったので、好きなことを学ぶことで何かヒントがあると思ったんです」