語学学校で無事に一定以上の成績を収め、同じくカリフォルニアのゴールデン・ウェスト・カレッジ(Golden West College)のコンピュータサイエンス学科へ入学。日本人の数はそれほど多くなく、同じクラスにもう1人いるだけ。お互いに「学校では英語で話そう」と約束し、英語の授業を理解することに専念した。「英語がわからないだけでなく、内容的にも結構高度なことをやっていたので、アメリカ人でもドロップアウトしていく人がいました。僕自身、ちゃんと理解できているという確信が持てるまでに、1年くらいかかったでしょうか」。日本ではコンピュータのプログラミングというとUNIXやC言語を学ぶことが多いが、アメリカではJAVAやC++が中心。設楽さんはCGやゲーム制作に役立つC++を重点的に学ぶことにしたが、それが後に自らゲームを制作するときに役立ったという。