私、留学ジャーナルで留学しました。
「英語もどちらかというと苦手科目で、なにも分からなかった私。留学ジャーナルの無料カウンセリングに行って、 短期語学留学を体験。翌年には語学留学し、今は帰国して英語を活かした仕事をしています」 こんな声がたくさん届いています。先輩たちの声を聞いてあなたの成功する留学に役立ててください。
「英語もどちらかというと苦手科目で、なにも分からなかった私。留学ジャーナルの無料カウンセリングに行って、 短期語学留学を体験。翌年には語学留学し、今は帰国して英語を活かした仕事をしています」 こんな声がたくさん届いています。先輩たちの声を聞いてあなたの成功する留学に役立ててください。
留学を志すきっかけとなったのは、大学時代の教育実習です。小学6年生の英語を担当する中で、自分の英語力不足に気付くと同時に、異文化理解やコミュニケーションの面白さまで踏み込んで教えられる教師は、まだまだ少ないんだなとも感じたのです。
それまでの海外経験は、高校の修学旅行でシンガポールに行ったのみで、居住・生活経験は皆無。特にスピーキングへの苦手意識が強い、よくいる日本人でした。英語力をアップさせるだけなら英会話スクールに通うなどの方法もあったでしょう。でも、自分自身が海外に飛び出してみることで得られるものは、それとは比べ物にならないほど大きいだろうと。そして日本に戻ってきたら、「外国語を学ぶのはなぜ?」「自分と異なる人を尊重すべきなのはなぜ?」といった問いに対して、生徒たちが思考を深められる手助けができたら良いなと考えました。
大学卒業後の進路に留学を選んだことに、家族からは猛反対されました。が、思いを懸命に伝えたところ、最終的には「悔いなくやっておいで」と背中を押してくれて。心から感謝しています。しかし、コロナ禍という予想外の事態に見舞われビザがなかなか下りず、2020年4月に予定していた渡航を同年の12月まで延期せざるを得ませんでした。待機中も終息する気配はなく、不安に押しつぶされそうでしたが「仕事を始めたら長期留学はとても難しくなる。だから、今行くんだ」と自分に言い聞かせて、決行しました。
渡航してから、まずは英語力を底上げするため、英語コースを受講しました。上級クラスでのスタートとなり、最初のうちは先生やクラスメイトの発言がなかなか聞き取れずに苦労しましたが、年齢や性別、バックグラウンドを越えて、誰もが対等に授業に参加できる環境が整えられているのは、さすが多民族国家のカナダだと感心しました。
授業で特に盛り上がったのはカフートというゲーム。画面に映し出される4択の問題にみんなで答えて、最も速く回答できた人にポイントが与えられます。トップから最下位まで順位付けされるので、夢中になってがんばりました!
それからラッキーなことに、とても相性の良い先生に出会えて。「この人の下でもっと英語を学びたい」という気持ちから英語コースを延長したほどです。臨機応変な授業が特徴で、先生がクラスメイトの発言からネイティブらしい表現をピックアップして、そのフレーズを使った文章をみんなで作ったり、会話中に文法の誤りをその場で分かりやすく直してくれたりと、インプットとアウトプットのバランスが絶妙でした。このインプットとアウトプット両方組み合わせた学習法が私には合っていました。英語力向上のため、授業外では「しっかり復習する」「英語を話す時間を確保する」を実践。また、新しい表現に出合うとスマホにメモを取り通学中に暗記し、次の授業で必ず使うようにも。そしてこつこつと使えるフレーズを頭の引き出しにためていきました。学習効果を高めるには、自分なりの学習法を見つけるといいと思います。
英語コース修了後は専門コースに進み、カスタマーサービスに必要な知識やスキルを学ぶコースで学び始めました。人との関わり方を学べるという意味で、教職にも有効だと考えたからです。このコースでは、ビジネスシーンで必要な表現やプレゼンテーションスキル、カナダ経済の歴史、商習慣なども教わることができました。
英語コースと比べると、クラスメイトの年齢層はぐっと上がりました。私が平均くらいで、30代も少なくありません。国籍もブラジル、メキシコ、スペイン、フランス、スイス、韓国、ベトナム、タイなど多彩で、面白かったのは、接客のロールプレイにお国柄が出ること。中には、日本人には冷たくぶっきらぼうに見えるサービスをするクラスメイトもいましたが、その人の出身国ではそれがスタンダードなんですよね。
一番思い出深いのは、イベントの企画から運営までを実習を通して学ぶ「イベントプランニング」の授業です。クラスでテーマを決めて、8~9名のグループで1部門を担当します。私たちのクラステーマは"ハワイアン"で、私の担当はゲーム部門。ココナッツ・ボーリングやフラフープを使ったゲームを企画しました。他にも天候リスクを考慮したスケジューリング、会場の動線、SNSプロモーションなど、イベントにまつわる業務を多岐にわたり経験しました。驚くのは、コロナ禍でなければ実際にこれを学内で開催していたこと。学校の人たちに楽しんでもらえなかったのは残念ですが、とてもワクワクする授業でした。
いよいよCo-opでの就労に挑戦です。このほど、バンクーバー市内にあるレストランで勤務を始めました。ウエーターのアシスタントという立場からのスタートですが、これから徐々に仕事の幅を広げていければと思っています。
ここまでの留学を振り返って、最も成長を感じているのがコミュニケーション力です。渡航前は「コミュニケーション力が高い」というのは「流ちょうに話せる」ことだと思っていたのですが、自分とは異なる視点で世界を捉えてきた人たちとの交流で、スムーズなコミュニケーションを行うには、相手の意図をくみ取る力や要点を把握する力なども必要であるとの気付きがありました。それができてこそ、より建設的な対話ができるのだと思います。
あと、留学前は自分の意見を述べるのに苦手意識があったのですが、それがなくなりました。さまざまな国や地域をルーツに持つ人々が暮らすカナダでは、自分の考えは口に出して相手に伝える文化があり、自分なりの意見やアイデアを発信しないと埋もれてしまいます。こういった環境に身を置いたことにより、人の意見はそれぞれで、そこに正解も不正解もないと思うに至り、ちゅうちょなく意思表示できるように。今後もこの姿勢をいい形で生かしていきたいです。
帰国後は留学前に考えていた通りに教師を目指すのか、今自分の中で芽生え始めている「もっと英語をよく使う職業に就きたい」という気持ちを優先するのか、まだ分かりません。それでも、今ここで学び、体験していることは、どのキャリアを選んでも自分を支え続けてくれると確信しています。
※記事の内容は、雑誌『留学ジャーナル2022年8月号』に掲載された内容を一部抜粋したもの。取材を実施した2022年4月時点の情報です。
留学に必要なたくさんのことを相談させていただいた。その中でも1番助かったことは、自分に合う留学プランを一緒に決められたこと。現在も、ただ英語を学ぶだけでなく、仕事を通して生きた英語を実際に使うことができている。語学学校、専門学校、そして仕事場での働く経験を積めるような留学プログラムを活用できて、良かった。
K.K.さん(24歳)
語学+専門留学
2020年12月~2022年10月予定(約2年間)
ホームステイ
International Language Academy of Canada, Vancouver
大学時代の教育実習で、自分の英語力不足に気付くと同時に、異文化理解やコミュニケーションの面白さまで踏み込んで教えられる教師が少ないことを感じたため。
コロナ禍でビザがなかなか下りず、出発予定日を延期せざるを得なかった。待機中も終息する気配はなく、不安に押しつぶされそうだった。