
私、留学ジャーナルで留学しました。
「英語もどちらかというと苦手科目で、なにも分からなかった私。留学ジャーナルの無料カウンセリングに行って、 短期語学留学を体験。翌年には語学留学し、今は帰国して英語を活かした仕事をしています」 こんな声がたくさん届いています。先輩たちの声を聞いてあなたの成功する留学に役立ててください。
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高校3年で進学を考えた時には、まずは日本の大学に行って、交換留学とか休学留学をしたいなと考えていたんです。でも英語を話せるようにはなりたいけど、自分の学びたい分野は英文学や国際系の学問とは別にある。海外の大学に行けば英語も興味のある分野も学べるかなと思ったんです。副担任が留学経験もある英語の先生で、いろいろと話を聞くうちに背中を押していただいて、留学を決めました。
心理学を学びたかったので、留学先には世界的にも研究や教育が盛んに行われている国、アメリカを選びました。調べていくうちに、ニューヨーク州で心理士のライセンスを取ると、他の州でも通用するということも分かり、ニューヨークのコミュニティカレッジから4年制大学への編入を目指すことにしました。
実は留学前に、奨学金についていろいろとリサーチしました。母も一緒に情報を探してくれたんですが、日本の政府が出している奨学金制度は4年制大学に直接入学することが条件。それで一度は奨学金をもらうことは諦めて、とりあえずアメリカに行って予算ギリギリまでやってみて、本当に留学資金が足りなくなったら教育ローンを組むことも考えようと家族とも話しました。その後、留学してからも現地の奨学金を調べていたのですが、やはり市民権がある人とか、アメリカ国籍の人とか対象条件が限られていて、当時の私が応募できるような奨学金は見つけられなかったので、それきり奨学金については忘れていました。
カレッジからの編入先を考えた時に、同じ州内の大学ということで、ニューヨーク州立大学(SUNY)から3校ほど選んで出願する予定でした。そのうちの一つがSUNYコートランド校でした。編入にあたって調べてみると、心理学のカリキュラムにも定評があるし、あまり大きすぎない規模感もいいなと思いました。留学生の数も全体の3%と少なく、かつ日本人留学生は私が編入するときは一人もいなかったんです。日本での知名度はそれほどありませんが、現地の人にも「ここはいい学校で有名だよ」と教えてもらいました。
SUNYコートランド校の出願締切が一番早かったので、まずは出願してダメなら次の候補にと思っていたんですが、早々に合格通知がメールで届いたんです。そのメールを最後まで読むと「選考の結果、今回あなたは奨学金を付与する対象となりました」と書いてあって驚きました。そんな制度があったことにも気づいていませんでした。出願時の成績、ペアチューター活動やその他のボランティア活動の実績もレジュメに書いたので、そういった要素を評価していただいたのかなと思います。あとはカレッジの心理学の先生とすごく仲良くなったので、推薦状を書いていただいたことも良かったのかもしれません。
留学前から奨学金を探した末に諦めていたのに、忘れた頃にこんな風にいただけることになって、母も驚きながらも「助かる」と言ってくれました。年間7,500ドルを在学中に受給できる、単純計算で授業料が実質半額程度になるなら、願ったりかなったりということで第一志望でもあったこの大学に進学しました。
留学生にとって金銭面の心配って本当にシビアです。実際、お金がなくて帰国しなければならない人や、ローンを組んで学費を工面する人も見てきました。私は奨学金をいただいたおかげで、大学生活に集中できたし、在学中はアルバイトもしていたんですが、そのお金は貯金や旅行代にできたし…本当に奨学金をいただけたことはメリットでしかなかったです。
私のいただいた奨学金は毎学期GPA2.75以上をキープすることだけが支給の条件でした。奨学生としての義務ではなかったんですが、インターナショナルオフィスの新入生オリエンテーションなどは率先してお手伝いしていました。私も同じ留学生として少しでもお手伝いできたらと思っていたので、そこから新たなつながりも増えるし、成績をキープしているからこそ、先生やスタッフに信頼してもらえて協力を頼まれる機会も多く、金銭面とは別の大きなメリットを得ました。
コミュニティカレッジ在学中に良い成績をキープしておけば、編入を考えるときに進学先の選択肢が広げられるし、こういう風に思いがけず奨学金につながったりするんだなあと思います。あとは友人はもちろんですが、先生と仲良くなっておくことも将来の選択肢を広げる助けになってくれると実感しています。
卒業後の現在は帰国して、日本のインターナショナルプリスクールで働いています。臨床心理士の資格を取得するために大学院に進学する予定でしたが、コロナ禍の影響もあり中断しています。現在の仕事は英語力や心理学の知識両方を活かせるので、もう数年日本で働いた経験を積んでからの大学院留学を目指しています。大学の教授やオフィスのスタッフとは今も連絡を取っていて「いつ戻ってくるの」とか「大学院の推薦状、いつでも書くよ」などと言っていただけるのは、次の目標のモチベーションにもなります。
TEXT : Ryugaku Journal
※本稿は『留学ジャーナル2023年8月号』の記事を抜粋・再編集したものです。
※記事の内容は、取材を実施した2023年4月時点の情報です。
芦澤 花音さん(25歳)
大学留学
2016年3月~2020年12月
ホームステイ、シェアハウス
ELS Language Centers, New York、Herkimer College、State University of New York, Courtland
英語と心理学の勉強を両立するため。