私、留学ジャーナルで留学しました。
「英語もどちらかというと苦手科目で、なにも分からなかった私。留学ジャーナルの無料カウンセリングに行って、 短期語学留学を体験。翌年には語学留学し、今は帰国して英語を活かした仕事をしています」 こんな声がたくさん届いています。先輩たちの声を聞いてあなたの成功する留学に役立ててください。
「英語もどちらかというと苦手科目で、なにも分からなかった私。留学ジャーナルの無料カウンセリングに行って、 短期語学留学を体験。翌年には語学留学し、今は帰国して英語を活かした仕事をしています」 こんな声がたくさん届いています。先輩たちの声を聞いてあなたの成功する留学に役立ててください。
実は元々海外に行きたいという気持ちはなかったんです。何となく怖いというイメージもありました。でも3年生になってから就職活動を始めた時に、どの企業でも「グローバル」というキーワードを聞かされましたし、あとはオーストラリアに留学していた兄がたまたま帰国したタイミングで「お前も行ってみろよ」という感じで勧められたんです。そういうちょっとしたことの積み重ねで「じゃあ行くわ」と。3年生が終わりかけている時期だったので、休学届を出すなら今だと、勢いのままえいっと留学を決めました。
まず兄に聞いたら「とりあえず留学ジャーナルに行け」とアドバイスされて、翌日駆け込みました。出発まで時間もないし、自分の予算や条件からワーキングホリデー一択でした。語学学校に行く予算も削りたいくらいだったんですが、現地の知り合いもいないので最初の1ヵ月だけ通学することにしました。
留学前の英語力は最低レベル。be動詞も分からないような状態だったので、語学学校でも一番下の初級レベルからスタート。さすがに1ヵ月では英語力の伸びは感じませんでした。今だから言えるのですが、留学するならもっと早くから計画的に準備して、語学ももっと勉強してから行けば良かったと痛感しました。行ったからって話せるようになるわけじゃないんですよね。
1ヵ月語学学校に通ったものの、思ったほど語学力アップや人脈づくりにはつながりませんでした。学校の期間が終われば住む所もなくなるし、仕事も決まっておらず、どうしようとなって、まずは選択の余地なくファームに行くことにしました。
語学学校でできた友人のつてを頼ってファームで住み込みの仕事をスタートしました。そこはブルーベリーやブラックベリーなどのファームだったんですが、僕もよく条件を確認しないで飛び込んでしまって……。なんとオーナーが台湾の人、働いている人もみんな台湾人で、日本語は当然ですが英語も通じないという環境でした。正直言ってどうすればいいの⁉という状態で。しかも収穫からパッキングまでして一ついくらという歩合制の雇用形態で、2日働いたら1日休み、しかも給与未払いのケースもあるといういわばハズレの雇用先でした。
これでは語学の勉強にもならないし、お金もためられないし意味がないと思って3週間で辞めました。その間に、また別の語学学校仲間が見つけたファームの働き口の情報があったので、そこに一緒に行こうと。ニンジンやネギなど野菜を育てているファームでした。そこはもちろん英語も通じる所で、月曜から金曜まで仕事があり、きちんと時給がもらえた上に、スーパーバイザーの人に気に入られたおかげで優先的に早朝仕事や残業を回してもらえました。時間外労働は時給が1.5倍になるのでありがたかったです。チリ人や韓国人、日本人といろんな国籍のワーホリメーカーが働いていて、夜はパーティーをしたり、長いおしゃべりをしたり(僕は聞く専門でしたが)、仲間との交流も楽しかったです。ただ農産物なので、出荷量や収穫量によって1日に働ける時間がまちまちでした。
10時間収穫作業をしなければならない日もあれば、午前中の3時間で終わりという日もあって。そこはシドニー郊外の山の中で娯楽もないし、仕事が少ない日はあまりにヒマで小麦粉からうどんを作ったりしていました(笑)。ただ、星空がびっくりするほどきれいでした。
ファームは楽しかったんですが、就労時間が安定しないので思っていたより稼げませんでした。そんな時にまた別の友人が住む所と仕事を紹介してくれたんです。そこは日本の会社で、日本からの輸入品を注文に応じてパッキングして出荷するという倉庫の仕事でした。ほとんどの人が日本人なので、英語を使う機会はほぼありませんでしたが、ここが一番給料が良く、就労時間も安定していて残りの6ヵ月間働きました。 ワーホリで働いた8ヵ月間で、実はかなりの貯金ができたんです。留学する時にかかった渡航費や語学学校の費用は貸与型奨学金をあてていたのでそれを返済しました。そこから改めて、何が自分にとって一番いいのかを考えた時に、きちんとした形で証明できるような語学力を持って帰りたいと思い、残りのお金でフィリピンの語学学校に留学することを決めました。英語がしゃべれる友人に以前勉強法を聞いたらフィリピン留学をしていたと教えてくれたんです。調べてみたら結構みっちりと勉強するカリキュラムで、自分に合っているんじゃないかと思いました。
語学力もお金もない無計画に始めたワーキングホリデーでしたが、自分でも強くなったなと思うし、何より本当に人の助けがあってこそということを痛感しました。
オーストラリアから日本には帰国せず、そのまま2月にフィリピンに渡航して、今は寮のある語学学校で学んでいます。朝は8時から授業が始まって、休憩を挟んで17時まで。さらに僕は朝7時からのオプションのリスニングの授業にも参加しています。授業が終わってからも深夜0時まではだいたい勉強する毎日です。その分週末はバーに行って思いっ切り息抜きをするようにしています。フィリピンはオーストラリアとまた全然違って楽しいです。
2年間休学することになったので、今はとにかく何かを形にして帰りたいと思って、IELTSのスコア7.0を目標にして勉強しています。先生は険しい顔をしていますが(笑)、マンツーマンの授業も取り入れて、特に苦手なところを集中的に教えてもらうなどしています。今が人生で一番勉強してるという実感があります。しかもすごく楽しいんです!ワーホリ生活だけに星をつけるなら5つ中1.5か2くらいかも。でもその経験が、今の勉強漬けの日々につながっているんだと思います。
TEXT : Ryugaku Journal
※本稿は『留学ジャーナル2024年8月号』の記事を抜粋・再編集したものです。
※記事の内容は、取材を実施した2024年5月時点の情報です。
真砂 吉エ門さん(22歳)
ワーキングホリデー
2023年4月~1年間
ホームステイ
実は元々海外に行きたいという気持ちはありませんでしたが、就活を始めた時に、どの企業説明会でも「グローバル」というキーワードを聞かされ、またオーストラリア留学から帰国した兄から勧められたりと、そういうちょっとしたことの積み重ねが留学を考えるきっかけになりました。3年生が終わりかけている時期だったので、休学届を出すなら今だと、勢いのままえいっと留学を決めました。