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意欲的な人には挑戦のチャンスが豊富にある!

オーストラリア/クイーンズランド州タウンズビル

渡豪前は無意識に他人の評価を気にしていた

僕は「自分の好きなことを学びたい」という気持ちをモチベーションに今日まで来ました。そしてジェームズクック大学(JCU)には興味を追求するチャンスがたくさんあります。ここで過ごすうち、チャンスがあるなら失敗してもいいから挑戦してみよう、というマインドセットになりました。オーストラリアに来る前は無意識に他人の評価を気にして、何となく周囲に合わせてしまうこともあったのですが。

浪人時代に海外大学という選択肢に再び目を向けた



大学受験がまさにそうでした。通っていた高校は進学校で3年生ともなると受験一色になります。物心が付いた時には魚が好きで、当初は大学で魚について学びたいと思っていた僕も、学びたいことより大学のランクを重視するように。日本最高峰の大学を目指していましたが、結果は不合格。不合格者内でのランクは一番上だったので、1年間浪人をして再受験することにしました。

しかし受験から2ヵ月ほど経つと「このまま1年勉強して第一志望校に入るのが、自分にとって一番いい選択なのだろうか」と思うようになったんです。両親によく水族館に連れて行ってもらった影響もあり、ずっと好きだった魚。特に魚を食べたり獲ったりすることや養殖に興味があり、その分野に力を入れる大学に行きたくなりました。

同様に高校時代は視界から外していた海外という選択肢にも再び目を向けました。小学6年生の時に担任の先生から「日本にとどまる人材じゃない」と言ってもらえたことが心に残っていたからです。気持ちが固まり、養殖を専門的に学べる国内外の大学をリサーチ。世界的な視野で勉強でき、養殖業の課題の根本的な解決に取り組んでいる大学はどこなのか。大学のWebサイトを読み込んで比較し、ここだ!と思ったのがJCUでした。

JCUへの出願を決めてすぐIELTSの問題集を買い、テストを受けました。英語は得意科目でしたし、受験でリーディングやリスニングには慣れておりスコアも良かったんですが、スピーキングはうまくいかなかったです。オンライン英会話で対策し、無事に入学基準をクリア。高校の成績証明書なども含めた書類選考の結果、学部課程に直接入学できることが決まりました。その後も英語学習は継続。英語のラジオを聞いたり、ジャパンタイムズを読んだり。専門的な授業に付いていけるよう、生物分野の英単語の勉強や、科学の学術文献の閲読にも取り組みました。こうした準備のおかげで、入学後、予習の際に辞書を引く回数を抑えられたと思います。

研究や産業の現場で実践を積みながら



養殖学は、いけすや水槽での水産生物の繁殖・飼育・収穫に着目した学問です。背後にさまざまなテーマがあり、餌の原料、遺伝子情報を用いた選抜育種や品種改良、水産生物の疾患も含まれます。JCUでは1年目は生化学や生物の基礎を中心に学び、2年目から専門性がぐっと増します。キャンパス内や近隣の養殖場を見学したり、ワクチンを魚に注射したりと、フィールドワークや実習が多いのが良いところです。編入した応用科学コースには、学内の研究チームで助手として活動できる機会もあります。他にも博士課程の学生の研究ボランティアや、研究職のインターンシップにも挑戦できます。後進育成に熱心な先生ばかりで、親身に相談に乗ってもらえるのもうれしいですね。

印象に残っているのは細菌性疾患を学ぶ科目です。最初の授業で先生が「世界で養殖される水産生物のうち40%は病気で廃棄されている」と、病気を研究することがいかに大切かを話してくださり心を掴まれました。例えばエビの一種、ブラックタイガーは屋外で養殖されます。屋内より屋外の方が外的要因が多くハイリスク。エビなど甲殻類は昆虫に近く、虫から病気を移される可能性もあるんです。病気の早期発見のため、今は環境DNA(eDNA)を利用した検査方法が研究されています。エビのいる水を採取・解析して、そこに含まれる遺伝子情報から病原体を見つけようという試みです。学ぶうちにどんどん面白くなり、今はこの分野の研究チームで助手をしています。



学業以外にもさまざまな経験をしました。2年弱、寮に滞在していたのですが、寮のルームメート2人とは今や兄弟のような関係です。どちらもオーストラリア人で、1人は工学、1人は獣医学を学んでいます。寮対抗のスポーツ大会などイベントもあり、学部を超えて知り合いを増やせて良かったです。学外では地元の人が集う囲碁クラブに所属。日本人はおろかアジア人は1人もいません。趣味の囲碁がタウンズビルでもできるなんて、留学前は思いもしませんでした。

まだ道半ば。これからがキャリアをつくる時



留学して英語力は間違いなく伸びました。最近は「オーストラリア人かと思った!」と言われることが増え、自信になっています。「人生における成功」のイメージも変わりましたし、繰り返しになりますが、思うままに挑戦してみようという意識もいつの間にか芽生えました。学士課程を終えたら優等学位プログラムに進むつもりです。1年間、研究プロジェクトに取り組んで論文を提出する、いわばプチ博士課程のようなプログラムで、良い成績を修めると博士課程に進学することができます。本当に研究職を目指すかを考える時間にもなりそうです。もしかしたら「研究者は忙しすぎて嫌だ!」となるかもしれません(笑)。

僕の原動力は魚が好きな気持ちです。もっと知りたい、学びたいと今日まで歩んできました。逆に言うと、その思いがなければ今の自分はないので、皆さんにもやりたいことにチャレンジしてほしいです。その際、後押ししてくれた周りの人への感謝を忘れずに。僕も両親や先生方にはとても感謝しています。

もう一つ、どうせやるなら突き詰めることをおすすめします。中途半端に事に当たっていると、チャンスは他のもっと優秀な人や頑張っている人の元へと流れてしまうからです。興味を持ったことに一生懸命に取り組み自信を付けて、巡ってきた好機を逃さず掴んでください。

保護者の方に聞いた「わが子の大学留学」



―純也さんから「留学したい」と聞いた時、どう思われましたか?
 予想もしていなかったことなので衝撃的でした。全くイメージが湧かなかったです。

―不安なことはありましたか?
 海外旅行の経験もなく、英語で会話しているところを見たこともなかったので、英語圏で一体どうやって生活するのかと不安だらけでした。大学の出願方法なども親は分からず、本人に任せるしかなかったです。そんな中で留学ジャーナルさんに仲介していただくことになり、かなり心強かったです。

 コロナ禍だったので、とにかく無事に出国できるように健康管理には気を付けました。また出入国にあたり新型コロナウイルス陰性証明書の取得が条件だったので、時間を逆算して検査をしてくれる機関を探すのに苦労しました。

―今の純也さんを見てどう思われますか?
 日々充実しているようで、うれしく頼もしく思っています。素晴らしい環境の中で学びたいことを学べているのはもちろん、指導者や友人にも恵まれて健康的な生活を送っている様子に安心しています。思い切って送り出して良かったと実感しています。

TEXT : Ryugaku Journal
※本稿は『留学ジャーナル2024年11月号』の記事を抜粋・再編集したものです。
※記事の内容は、取材を実施した2024年8月時点の情報です。

※南純也さんの大学の専攻名
James Cook University
Bachelor of Advanced Science
Aquaculture Science and Technology

留学した人

南純也様(21歳)

留学の種類

大学留学

滞在期間

2022年2月~現在留学中

滞在方法

学生寮

学校

James Cook University

留学の理由・目的

両親によく水族館に連れて行ってもらった影響もあり、物心が付いた時には魚が好きで、当初は大学で魚について学びたいと思っていたのですが、大学受験では学びたいことより大学のランクを重視するように。日本最高峰の大学を目指していましたが、結果は不合格。1年間浪人をして再受験することにしましたが、ずっと好きだった魚、特に魚を食べたり獲ったりすることや養殖に興味を持ち、その分野に力を入れる大学に行きたくなりました。

担当カウンセラー

田中

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