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マルタ留学はどんな人におすすめ?費用やメリット・デメリットも紹介

# マルタ

# メリット・デメリット

公開 : 2024.07.16

英語を学ぶなら、マルタへの留学も検討してみてはいかがでしょうか。マルタは90日以内の滞在であればビザを取得しなくても留学が可能です。この記事では、マルタ留学のメリットや学生ビザの取得条件、費用についてまとめてご紹介します。マルタ留学が気になっている方は、ぜひご参考ください。

マルタとはどんな国?基本情報を紹介

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マルタ(マルタ共和国)は地中海にある国で、ヨーロッパではリゾート地として知られています。また、マルタ語と英語を公用語としているため、留学先としても選ばれています。

マルタは、マルタ島、ゴゾ島、コミノ島の大きな3つの島と小さな島々から成る国で、すべて合わせても淡路島の約半分の面積しかありません。首都はバレッタで、マルタ島の南東部にあります。2004年にはEUに加盟し、2008年からはユーロを導入しました。

日本との時差
-8時間(サマータイム期間中は-7時間)
公用語
マルタ語、英語
面積
約316平方キロメートル
気候
地中海性気候で、10月~3月は雨期で夏季は乾燥している。1年を通じて温暖で過ごしやすい。
通貨
ユーロ(EUR)
人口
約52万人(2022年時点)

マルタ島

マルタ島は首都のバレッタがある島で、マルタ共和国の島々の中でも最も大きな面積を誇ります。

首都バレッタは、街全体が世界遺産に登録された歴史のある美しい街です。聖ヨハネ騎士団が建てたといわれる聖ヨハネ大聖堂や、ハーバーを一望できるアッパーバラッカガーデンなどの見どころも満載です。

バレッタの北側には、リゾート地として名高いセントジュリアンがあります。語学学校も多く、留学先としても人気です。また、レストランやショッピングセンター、映画館などもあり、生活しやすい点も特徴です。なお、マルタ島内の移動には、路線バスが便利です。また、ゴゾ島やコミノ島へは、バレッタからフェリーで移動できます。

ゴゾ島

ゴゾ島はマルタ共和国では2番目に広い島です。自然が豊かで、中世の街並みが残っているため、リゾート地としてだけでなく観光地としても人気です。バレッタから高速フェリーに乗れば、ゴゾ島に約45分で到着します。

ゴゾ島には紀元前に建てられたといわれるジュガンティーヤ神殿や、ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」に登場するカリプソの洞窟などの見どころも多くあり、滞在中に一度は訪れてみることをおすすめします。

コミノ島

コミノ島は、マルタ島とゴゾ島の間にある3.5平方キロメートルほどの小さな島です。透明度の高い美しいブルーラグーンが特徴で、まるでボートが宙を浮いているように見えるほどです。

ダイビングなどのマリンスポーツのほかに、観光も楽しめます。17世紀にマルタ騎士団によって建てられた石造りの要塞セント・メアリーズ・タワーや、13世紀末に建てられたといわれるコミノ教会など、中世の歴史を感じさせる建造物が多数あります。

コミノ島はホテルが少ないため、特に混み合う夏季は早めに予約を取っておくと良いでしょう。また、車もほとんどなく、マウンテンバイクなどでの移動がメインとなります。

マルタ留学で学生ビザが必要なケースと申請手順

日本国が発給したパスポートを持つ日本国民は、学生ビザがなくてもマルタに留学できます。ただし、滞在期間が90日を超える場合は、学生ビザ(長期滞在ビザ、D-Visa)を取得しなくてはいけません。

マルタ学生ビザ取得方法(2024年7月以降)

2024年5月からマルタの学生ビザ取得方法が変更となり、日本国内で事前にビザ申請が必要となりました。マルタの学生ビザ申請料はEUR150です。

日本国内でマルタの学生ビザ申請が可能なVFSオフィスは現在東京にあり、事前に来館予約をしておく必要があります。来館日当日は、VFSオフィスで必要書類およびパスポートを提出し、申請を完了しましょう。
>VFS.GLOBAL

学生ビザ申請に必要な書類

学生ビザの申請には、主に以下の書類が必要になります。

  • 記入済みのビザ申請書類
  • 語学学校などの入学許可証
  • 語学学校のプログラム費用支払い証明書
  • 銀行口座の残高証明書
  • デビットカードかクレジットカードのコピー
  • 海外留学保険加入証書(医療費保証額:最低EUR30,000)
  • 往復航空券(6ヵ月以内の留学の場合、復路の航空券は不要)
  • 証明写真
  • パスポートおよびパスポートのコピー(全ページ)

マルタ留学はビザの有無でコースを検討しよう

マルタへはビザなしで留学できますが、滞在期間が90日を超える場合は学生ビザの取得が必要になります。ビザ申請は提出する書類が多く費用もかかるため、できればビザなしで留学したいと考えている人も多いのではないでしょうか。

留学ジャーナルでは、1~8週間のマルタ短期留学もご紹介しています。90日以内の留学なら、ビザの申請・取得は不要のため、はじめての留学にもおすすめです。ぜひ留学ジャーナルの無料相談で、気になる点をお尋ねください。

「マルタ留学」のご相談はこちらから
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マルタ留学の費用内訳

マルタは物価が安く、費用を抑えて留学したい人にもおすすめの国です。しかし、渡航するタイミングや滞在期間によっては、留学費用が高くなってしまう可能性もあります。過ごし方によっても変わりますが、3ヵ月で総額137万円~161万円ほどが目安になります。

実りある留学にするためにも、予算を立てて、無理なく過ごせるように準備しておきましょう。留学費用は、主に次の4つに分けられます。

  • 航空運賃
  • 語学学校の授業料、ホームステイ滞在費
  • 海外留学保険料
  • 現地での生活費

それぞれの費用目安と抑えるコツを紹介します。

航空運賃

日本からマルタへの航空運賃は往復約17万円で、別途燃油サーチャージ代などがかかります。日本からマルタへの直行便はないため、ドバイやイスタンブールなどの中東や、ロンドン、ミュンヘンなどのヨーロッパの主要都市で乗り継ぐ必要があります。乗り継ぎ先によっても航空券の費用が変わるため、いくつか比較してみましょう。

また、マルタはリゾート地として人気があるため、夏やゴールデンウィークの時期は航空券が高額になります。費用を抑えたい人は、観光シーズンではない9月~4月に出発するのがおすすめです。

ただし、冬季は留学生も減る傾向にあるため、希望する語学学校のプログラムが開講されない場合があります。航空運賃だけで出発時期を決めるのではなく、プログラムにも注目して留学のスケジュールを組みましょう。

語学学校の授業料、ホームステイ滞在費

マルタの語学学校の授業料は、時期によって異なることがあるため注意が必要です。一般に、リゾート客だけでなく留学生も多い夏季は高め、留学生が減る冬季は低めに設定されています。また、学校やプログラムの内容によっても授業料は異なります。

語学学校で1ヵ月学びながらホームステイ滞在(1日2食込み)をした場合の費用は、1ヵ月で約31万~44万円、3ヵ月で約82万~106万円です。

語学学校によっては、早期申込みや1ヵ月以上の長期コースを選択するときに授業料が通常よりも割引されることがあるため、該当する場合はチェックしてみましょう。

海外留学保険料

海外で入院やケガの治療をすると医療費が高額になるため、留学する際は海外留学保険に必ず加入していきましょう。海外留学保険は、プランによって補償内容が異なるため、よく確認したうえで契約しましょう。保険料の目安は、1週間のマルタ留学で約7,500~11,000円、1年間で約25万~30万円です。

現地での生活費

他にも、現地では交通費や通信費、交際費などがかかります。

マルタはリゾート地のため、レストランやカフェなどの飲食店には困りませんが、観光地価格で割高な可能性があります。カジュアルなレストランでの食事はEUR15.0ほどが目安です。

スーパーなどで売っているパンやパスタ、野菜、果物などの食材は安価なものが多いため、自炊と外食のバランスを上手に取って楽しみましょう。

マルタ留学のメリット

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英語を学べる留学先は多数あります。イギリスやアメリカ、オーストラリアなどの英語が主要言語である国々や、シンガポールやフィリピンなどの英語教育に力を入れているアジア諸国なども検討できるでしょう。その中でもマルタをおすすめする理由としては、次のものが挙げられます。

  • 留学費用が安め
  • 90日以内であればビザなしで留学できる
  • ヨーロッパ諸国からの留学生・観光客が多い
  • 観光スポットが多い
  • 温暖で過ごしやすい
  • ヨーロッパ諸国に旅行しやすい

マルタ留学のメリットについて詳しく見ていきましょう。

留学費用が安め

マルタはヨーロッパ諸国と比べると物価が低めで、授業料や生活費もアメリカなどの英語圏の国と比べて安めの傾向にあります。留学費用を抑えたい人は、マルタを留学先として検討してみてはいかがでしょうか。

また、マルタは国自体が小さいため、島内であれば路線バス、別の島にもフェリーで数十分もあれば移動できます。交通費や旅行費を抑えたい人にも、マルタがおすすめです。

90日以内であればビザなしで留学できる

日本国が発給しているパスポートを所有しているなら、マルタへ渡航するときはビザを取得する必要はありません。また、滞在期間が90日以内の短期留学なら学生ビザの取得も必要ないため、気軽に留学できます。

ヨーロッパ諸国からの留学生・観光客が多い

マルタはヨーロッパ諸国ではリゾート地として人気の国です。フランスやドイツなどヨーロッパからの留学生や観光客も多いため、グローバルな環境の中、居心地の良さを感じやすいでしょう。とりわけ夏季のバカンスシーズンは留学生も増え、多様な文化や価値観に接する機会も増えます。

また、英語のネイティブスピーカー以外の外国人も多く、独特のアクセントや訛りなどに触れる機会も多くなります。さまざまな発音やイントネーションの英語を耳にして、より実践的な語学力を習得できるのもメリットです。

観光スポットが多い

学ぶだけでなく、観光を満喫できるのもマルタ留学のメリットです。マルタは風光明媚な景勝地が多く、充実した余暇を過ごせます。例えば、街全体が世界遺産に指定されたバレッタ、透明度の高い海を楽しめるブルーラグーンなど、美しい観光地が多数あります。海に囲まれた島国のため、マリンスポーツなどのアクティビティも豊富です。ダイビングやセーリングも楽しんでみてはいかがでしょうか。

温暖で過ごしやすい

マルタは穏やかな地中海性気候で、年間300日は晴天といわれています。夏季の最高気温は30℃を超えることもありますが、乾燥しているため、日本のような蒸し暑さはなく、過ごしやすいでしょう。

冬季は最低気温が10℃前後に下がることはありますが、日本と比べると温暖で、寒さが苦手な人にもおすすめです。

ヨーロッパ諸国に旅行しやすい

マルタは地中海にある国のため、イタリアやフランスなどのヨーロッパ諸国と近く、気軽に旅行を楽しめます。マルタから主要都市へ飛行機で行く場合の所要時間の目安は、以下をご覧ください。

  • パリ(フランス):約3時間
  • ローマ(イタリア):約1時間30分
  • ミュンヘン(ドイツ):約2時間30分
  • アテネ(ギリシャ):約1時間40分

格安航空会社などを利用すれば、往復で1万~5万円ほどで近隣諸国へ移動できます。日本から行くよりも格段に費用や時間を抑えられるため、マルタを拠点として見聞を広めるのもおすすめです。

マルタ留学のデメリット

日本からの直行便がない

日本からマルタへの直行便はありません。そのため、マルタに留学するときは、1回以上の乗り継ぎが必要になります。乗り継ぎがスムーズにいかず、長時間空港で待たされるケースもあり、人によってはストレスを感じるかもしれません。

訛りが気になることもある

マルタの公用語は英語とマルタ語のため、マルタ語訛りの英語を話す人も少なくありません。アメリカ英語と比べるとゆっくりかつ抑揚が大きく、独特のイントネーションで聞き取りにくいと感じる人もいるようです。

また、マルタはイタリアにも近いため、イタリア語訛りの英語を話す人もいます。イタリア語に慣れていない人にとっては、聞き取りにくく感じるかもしれません。

訛りが気になる人は、バレッタやセントジュリアンなどの都市部の語学学校がおすすめです。観光客が多いため、普段から英語を使っている人が多く、訛りの少ない英語に触れる機会が多いでしょう。

アルバイト収入が低い

マルタの語学学校などで3ヵ月以上就学している学生は、一定条件を満たすことで週20時間以内の就労が可能です。しかし、マルタの最低時給は週EUR213.54(1時間で約EUR5.3)と、あまり高いとはいえません。

また、就労するためには、就労許可証の申請・取得が必要です。申請に時間や費用、手間がかかるにもかかわらず多くの収入は見込めないため、現地での生活費をアルバイトで補いたいという人にはあまりおすすめはできません。

マルタ留学がおすすめの人とは?

ヨーロッパの歴史・文化が好きな人

マルタには多くの遺跡があり、ヨーロッパの歴史や文化が好きな人にとっては興味の尽きない国です。また、小さな国ですが「バレッタ市街」、「巨石神殿群」、「ハル・サフリエニの地下墳墓」と世界遺産が3つもあります。ぜひ滞在中に訪れてみてください。

日本人留学生の少ない場所で学びたい人

マルタはヨーロッパ諸国で暮らす人にとっては身近なリゾート地として知られていますが、日本からは直行便がないため、日本人にとっては気軽な旅行先や留学先とはいえません。そのため、アメリカやオーストラリア、イギリスなどと比べると、日本人観光客や留学生も少ない傾向にあります。日本語をシャットアウトして英語を身につけたい人は、マルタを留学先に選んでみてはいかがでしょうか。

短期留学を希望している人

90日以下であればビザなしで留学できるため、短期留学を希望している人におすすめです。短期間であっても、英語だけを使って過ごすように心がければ、飛躍的に語学力を伸ばすことができます。効率良く英語を習得したい人も、マルタ留学を検討してみましょう。

マルタを含む短期留学については、以下でご紹介しています。いずれもビザなしでの渡航が可能です。ぜひ参考にしてください。
>短期留学をご検討中の方へ

マルタ留学で失敗する3つのケース

マルタ留学で期待したほどの成果を上げられない人もいるようです。よくある失敗ケースについて見ていきましょう。

勉強よりも遊びに熱中してしまった

マルタは美しい海や世界遺産などがある世界有数の観光地でもあります。また、夏季には観光客も増え、街全体が浮かれた雰囲気になります。勉強をするつもりが、ついマリンスポーツや観光に熱中したり、ビーチでのんびりと過ごすことが日課になったり、ナイトクラビングに夢中になって昼夜が逆転したりすることで勉強がおろそかになるかもしれません。

授業料の安さにこだわりすぎた

授業料はある程度学校の質に比例しています。授業料の安さだけで選ぶと、授業時間が思っていたよりも短かったり、カリキュラムや学校のサポートが充実していなかったりする可能性もあります。料金だけでなく、授業内容や時間にも注目してプログラムを選ぶようにしてください。

日本語ばかり話してしまった

マルタに留学する日本人は少ないですが、全くいないわけではありません。日本人同士仲良くするのは良いことですが、日本語でばかり話していては語学留学の意味がありません。もし留学中に日本人と出会っても、英語で話すように心がけ、留学の目的を達成できるようにしましょう。

マルタ留学Q&A

マルタ留学でよくある質問とその答えをまとめました。ぜひ参考にして、疑問を解消してください。

Q.アルバイトはできる?

A.学生ビザを有していて、現地の語学学校などで3カ月以上就学している場合は、アルバイトが可能です。ただし、アルバイトをするときには、就労許可証の申請・取得が必要です。

Q.ワーキングホリデーでマルタに滞在できる?

A.日本とマルタ共和国の間には、ワーキングホリデー制度は締結されていません。マルタで働きながら学びたい人は、学生ビザ(長期ビザ、D-Visa)と就労許可証を取得しておきましょう。

ワーキングホリデー制度を活用した渡航をご検討の方は、以下をご覧ください。
>ワーキングホリデーならここ!

Q.英語以外の語学も学べる?

A.マルタでは英語が公用語のため、語学学校では主に英語を学びます。ただし、マルタ語も公用語のため、マルタ語を耳にする機会も少なくありません。

ヨーロッパで語学留学するなら、マルタもおすすめ!

マルタはゆっくりとした時間が流れるリゾート地です。中世の街並みや古代建造物が残っているため、観光を楽しむところとしてもおすすめです。日本人留学生が少なく、短期間で英語を身につけたい人はぜひマルタ留学を検討してみてはいかがでしょうか。留学ジャーナルでは、マルタ留学の無料相談を実施しています。お気軽にご利用ください。

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※記載情報は2024年7月16日時点。

EDITOR

留学ジャーナル・マーケティングスタッフ

(株)留学ジャーナルは1971年の創業以来、約21万人の留学生を送り出してきました。50年以上の間で培ったノウハウと、各国の教育機関や大使館などとの強固なネットワークで、最新情報を得ながら、質の高い留学・ワーキングホリデーの情報を発信しています。

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