アイルランド留学の生活情報

病院事情

ホームドクター制度。病気になった場合には、まずホームドクターに診察してもらい、その紹介状をもって専門医に行くことになる。ホームドクターにかからないで直接行ける専門医は急患を除き歯科医のみ。町のドラッグストアで基本的な薬は購入できるが、それ以外は処方箋が必要。海外旅行傷害保険に申し込んでおくことを薦める。

海外留学生保険

日本の保険証を海外でそのまま使用することはできないため、留学中の病気やケガの時に役に立つ、海外留学生保険に加入しておこう。傷害・疾病・盗難・紛失などに対する保険がワンセットになっており、海外留学生保険の加入を義務付けている学校も多い。保険会社と提携している病院なら、治療費は保険会社から直接病院へ支払われるため、急病でもキャッシュレスで病院へかかれて安心。海外留学生保険は、日本出発後は新規で加入することができないため、早めに申し込み手続きをしておこう。

通貨の種類

コイン：1・2・5・10・20・50セント、1・2ユーロ
紙幣：5・10・20・50・100・200・500ユーロ

銀行口座

留学期間が長期間の場合、学校や滞在先の近くにある銀行で口座を開いておけば、日本の銀行からその口座宛に送金することができる。送金方法によって手数料が異なるため、事前に日本の銀行に詳細を問い合わせておこう。

クレジットカード

写真入りのクレジットカードは、多額の現金を持ち歩かない習慣である海外では、現金と同じぐらいよく使用されている。スーパーなどの食料品から、授業料の支払いまで頻繁にクレジットカードが使われており、身分証明書の役割も果たしている。また、ホテルや飛行機、レンタカーなどを予約する際の必需品で、カードを持っていないと、予約を受け付けてもらえないことも海外ではよくある。出発前に最低1枚は準備しておこう。

電話

公衆電話

ニューススタンドなどでテレホンカードを購入して使用できる。
都市部ではコインとクレジットカードで利用できる公衆電話もある。

携帯電話

アイルランドでも必携。日本から携帯電話を持ち込む場合は、海外でも使えるかどうか確認しよう。
SIMカードを差し替えたり、現地でレンタルまたは購入するなど、使用目的に合わせて契約プランを選びたい。

電話のかけ方

＜日本にかける＞00（国際電話識別番号）＋81（国番号）＋市街局番（最初の0を除く）＋電話番号
例）00-81-3-3333-3333

その他の通話手段

＜スカイプやLINEを利用＞パソコンや携帯電話から、スカイプやLINEを利用して国際電話、長距離電話をかけると格安。

インターネット

ダブリンの街中やカフェ、ファストフード店で無料のWi-Fiを利用できる。ホームステイ滞在の場合は、各家庭で状況が異なるのでホストファミリーに聞いてみよう。海外用のWi-Fiルーターを持っていくと、インターネット検索はもちろん、メール、SNS、地図検索をいつでも利用できるので便利。

パソコン

短期留学の場合は、学校のコンピュータやインターネットカフェを利用する方法が一般的。長期留学の場合は、リサーチ、レポートやエッセイの提出、プレゼンテーションの準備などでパソコンを使う機会が多いので、日本から持参した方がよいだろう。

代表的な食べ物

ジャガイモや羊、牛の肉を使った素朴な料理
伝統料理としては、ジャガイモ・羊・豚などを使った料理が多い。羊と野菜を煮込むシンプルなアイリッシュシチューや、ケール（キャベツの一種）・ベーコンの塊・野菜でゆでたベーコン＆キャベツなどがある。ファストフードでは、ハンバーガーだけでなくフィッシュ＆チップスなどの店も多く、食費を安くおさえたい人におすすめ。パブは、単なる飲む場所というだけでなく社交場としての役割も果たしている。古い歴史のあるものや有名人ゆかりの名物パブもある。食事を出すパブも多く、安価でボリュームのある食事が楽しめる。

安全＆常識

国民の約90％はカトリック教徒であり、国民気質は概して温和。殺人等の凶悪な犯罪は比較的少なく、日常注意を要する犯罪は、空き巣、車上狙い、置き引きなどの犯罪。ただし、近年はいわゆる「街頭犯罪」と呼ばれる暴力事件が深夜帯、ダブリン市中心部で増加する傾向が見られており、注意が必要。なお、現在アイルランド国内において、英国の北アイルランド問題に関連するテロ事件の発生はほとんどない。

海外安全お役立ち情報など、防犯対策についての詳細は、外務省の「海外安全ホームページ」を参考に。

大使館情報

• 外務省
• 大使館：在アイルランド日本大使館（ダブリン）