ロサンゼルスに留学した大学生の体験談

私の留学体験談

UCLAサマーセッション　6週間で目標クリア！英語力に自信がついた

アメリカ／ロサンゼルス

到着すぐで問題解決力を問われた初日

今回の留学が初めての海外で、初日空港に着いたところからびっくりでした。右も左も分からない状態で、まず大学までどうやって行けばいいのかということですごく困ってしまって。とりあえず公共交通機関だしバスで行こうと決めたんですが、乗り方もお金の払い方も降り方もわからない……結局支払いに必要だった1ドル札を持っていなくて、優しい運転手さんに助けてもらいました。

重い荷物を持って、ようやく寮に着いたところで、ルームメイトになる予定だったイタリア人の学生から「部屋を変わってほしい」と言われて、初日だし訳もわからない状態で「いいよ」と言ってしまったんです。フロントデスクを何往復もして要望を伝えたり、その後、カードキーのトラブルがあったりで、慣れるのに1週間ぐらいかかりました。私はその件を解決するのにすごく焦っていたんですが、イタリア人の子は「そのうちなんとかなるでしょ」みたいな感じ。すごく気楽で、なんだか根本的に価値観が違うなあってびっくりしました。

授業を通して新たな視点を獲得

元々希望していたクラスが開講しなかったりということもあって、履修したのはどちらもESLの授業でした。一つは『Conversation and Fluency』という会話のクラス。日本の学校で習うような英会話ではなく、例えば「How are you?」の代わりに「How's it going?」とか「What's up?」みたいな英語が母国語の人がどう話すかの方に重点が置かれていました。現地のネイティブスピーカーと10分間話してくる課題もありましたが、基本的には授業内でとにかくしゃべるというのがメインでした。

もう一つが『American Culture through Film』という授業で、毎週1本アメリカ映画を見て、それについて文化面を掘り下げていくものでした。こちらは予習で映画を見て、さらにレポートも課題として提出することになっていたので、結構忙しかったです。全部で4本の映画を見たのですが、人種差別や、障害のある人のディスアビリティなどを共通テーマとした内容でした。ディスカッションでは、先生もアメリカの社会や文化、歴史を絡めながら話してくれて興味深かったです。いち鑑賞者としての視点ではなく、ディレクターやプロデューサー視点を学べたのは、将来メディア関連業界への就職を目指している私にとっては大きな学びでした。

現地に行ったからこそ感じられたこと

実は今回ひとつだけ残念だったのが、思ったより日本人が多い授業環境だったこと。クラスでも寮でも英語漬けだったという友人もいるので履修したクラスなど、いろんな条件があると思うのですが、もし次のチャンスがあるなら、そういう環境もあらかじめ調べてみるのも大事だなと分かりました。

それでも台湾人ふたりのルームメイトと食事に行ったり、ハリウッドやビバリーヒルズに行ってみたり観光地も楽しみました。大好きな映画『ラ・ラ・ランド』のロケ地もたくさん見られてテンションが上がりました！

大学内のダイニングやカフェのメニューの多様性とか、寮から教室まで片道徒歩30分かかる巨大なキャンパスとか、現地に来てみないとわからない海外の大学ならではの体験もしました。自習スペースが寮や図書館やいろんなところにあって、夜中まで勉強している現地の学生もたくさんいました。彼らのモチベーションの高さもすごく刺激になりました。

留学前に立てた目標スコアを達成！

留学に行く前に、自分の中で目標を立てていたんです。一番わかりやすく数字で見える形でということでTOEIC850をクリアしたいと思っていました。結果、帰国後にTOEICを受験したら875でした。

留学期間の半分くらいで、リスニング力が上がって、クラスで発言するときも英語がスラスラ出てくるようになったなという実感がありました。映画を見るのが好きなんですが、今までは英語音声＋日本語字幕で見ていたのを、留学中に英語音声＋英語字幕で最初から最後まで不自由なく見終えられたときにはちょっと感動でした。もっと現地の人や外国人留学生と仲良くなって一緒に遊ぶくらいの交流ができればよかったなと思います。そういった心残りをクリアにするためにも、今度はもっと長期で行ってみたいです。

＜吉田さんが履修したのはクラスの2023年情報はこちら＞
■ES-Conversation and Fluency (ESL21）
https://onl.la/ZwPfSrj

■American Culture through Film (ESL23)
https://onl.la/MaUsucV