私、留学ジャーナルで留学しました。
「英語もどちらかというと苦手科目で、なにも分からなかった私。留学ジャーナルの無料カウンセリングに行って、 短期語学留学を体験。翌年には語学留学し、今は帰国して英語を活かした仕事をしています」 こんな声がたくさん届いています。先輩たちの声を聞いてあなたの成功する留学に役立ててください。
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50代になり、子育てや親の介護などが一段落し、教師という仕事も30年間やり切ってしまった後、それらの達成感を感じるよりも、自分自身の消耗感が募ってしまい、学生時代にホームステイで行ったロンドンへもう一度一人で行きたいという気持ちが抑えられなくなりました。それをきっかけに毎年夏の時期にロンドンに短期留学をしてきましたが、4回目の留学は留学ジャーナルさんからの勧めもあって、ロンドンではなく西側の都市・チェスターに行ってきました(その時のレポートは5年前に掲載されています)。
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チェスターでは初めて、50歳以上のための「オーバー50」のクラスに入り、クラスメイトと意気投合しました。授業最後の日に、クラスの先生がたまたま連れて行ってくれたパブがアイリッシュパブで、その独特の音楽と雰囲気に一気に魅了されました。先生はアイルランド人で、歴史やアートを学んでいる私に「英国史を学んでいるのならば、アイルランドに行くべきだ。ダークサイドから物事を観ることも大切だ」と真剣に話してくれまして、その一言が今回のアイルランド留学を後押ししてくれました。
私が通ったECダブリン校は、毎日のように新入生が入ってくるため、全体的に活気がありました。受付のスタッフは、分からないことがあれば丁寧に教えてくれるので、とても助かりました。
参加したクラスは30歳以上を対象にした英語コース(30+)です。クラス担任のRich先生はイギリス人で、いつもアイルランドのことを風刺しながら、笑わせてくれました。ある日、生徒2人がペアになって、ダブリンについての記事をクラスメイトに伝えるというテーマで授業が行われました。先生が3つのタイトルを提示し、その中から好きなものを生徒が選ぶのですが、お題は「ダブリンの天気」「ダブリンの交通事情」「ダブリンの観光サイト」でした。Rich先生は毎朝、「ダークな天気が、私は気が狂いそうなくらい好きだ」と口癖のように話し出しては、クラスで笑いを誘っていたので、どのチームも「天気」を選びました。どのペアの発表も、扇情的で、かつ誇張的な表現を駆使して、風刺を効かせていました。授業を通し、このようにしてsarcastic (風刺的な)という意味を体感させるのか、と唸ってしまいました。
ホームステイ先は学校からバスで40~50分の閑静な住宅街にありました。地域柄か、住民の皆さんはとてもフレンドリーで、朝会う人はたいてい挨拶をしてくれました。毎朝、近くのセメタリー(墓地)を散歩し、ハイクロス(アイルランドの墓標)を眺めていると、リスに出会うような穏やかな環境でした。
私のホストマザーは福祉系の学校のカウンセラーをしていたので、隣人の子どもたちが時々遊びに来ていました。退職したホストファザーも、近隣の共働き家庭の子どもたちを家で預かっていましたので、子供たちが集まるにぎやかなご家庭でした。大学生の姉妹の娘さんたちと高校生の息子さんも、会えば声を掛けてくれ、とても優しく接してくれました。私の夕食は、ホストファザーがほとんど作ってくれて、特にパスタとカレーがプロ並みの腕前で大変美味しかったです。
授業後や週末には、クラスメイトと学校のアクティビティによく参加し、次第に仲良くなっていきました。特に印象に残っているのは、週末のギネスストアハウス博物館のツアーです。ギネスの歴史と製造方法を体験できるコースで、7階トップフロアーがギネスのパブになっていて、他のクラスの人とも仲良くなる機会がありました。更に他のパブへ移動し、多くの友人と話をすることができました。
また、日曜日に参加したバスツアーでは、西の最端モハーの断崖を訪れました。私にとって初めて大西洋をこの目で見た瞬間でした。その場所では、アイリッシュアコーディオンを奏でているバスカー(路上で演奏する人々の意)の男性に出会いました。その初老の男性は、アイルランドの移民の歴史を話してくださり、しかもアコーディオンを少し教えてくれました。一方、一人静かに歴史やアートに没入したい時もあり、時折ミュージアムや大聖堂を訪れ過ごしていました。
2週間はあっという間でしたが、私にとっては毎日が成長の日々でした。正直なところ、初日から3~4日経っても、なかなか先生の話していることが聞き取れず、クラスメイトにもう一度説明してもらうことが多かったです。時には説明するのが疲れる、とはっきり言われたこともあり、落ち込む日々が続きました。その一方で「僕も1週間は全く先生の話がわからなかった」「気にしないで、何回も聞いてね」と励ましてくれるクラスメイトもいて、気持ちを切り替えて次の日に臨んだものでした。週末のパブでは、クラスメイトと意気投合することができ、2週間目に入り、先生の話に少しずつ慣れていく自分を感じました。
ダブリンという街に慣れてきたせいもあって、あちこち一人で歩くようになりました。ミュージアムや広く緑豊かな公園を一人ゆっくり歩くと、自然と心が落ち着き、リフレッシュができました。何よりも世界の人々が行き交い、日々を一生懸命生きている姿を見ているだけで勇気をもらうことができました。今後も、さらに未だに行ったことのない英語圏に留学し、その国の歴史や文化、芸術を丸ごと体感したいと思っています。
この年齢になると、ついつい日本の安全で快適な、何も不自由のない日々を当たり前のよう過ごしていますが、違う世界に飛び込んでみると、藻掻く自分を客観的に見ることができ、大きく成長することができます。そんな自分のことを、また大好きになれるチャンスですよ、ぜひ留学に行ってみませんか。
コロナ禍でも、定期的にアイルランドの現地情報を伝えていただき、留学の実現を諦めかけていた自分を励ましてもらいました。留学に行けることになった2023年、自分のことのように喜んでくれたので、留学カウンセラーさんにはとても感謝しています。
福山 京子 さん(59歳)
短期留学
2023年6月(2週間)
ホームステイ
大学時代に経験した留学やバックバックでのヨーロッパ一人旅の感動が忘れられず、子どもが自立し、親の介護と仕事が一段落したのを機に再チャレンジを始めました。コロナ前まで、毎年夏の時期に5回イギリスに短期留学をしています。前回のチェスターの語学学校の先生からのアドバイスもあって、今回はアイルランドの歴史や文化を知りたかったため、アイルランド・ダブリンへの留学を選びました。
コロナ禍の4年間、ずっと留学を待ち続けて、その間の留学事情や現地の状況がどう変化しているのかが心配でした。また、60歳近い年齢の自分が、現地で対応できるのか、精神的にも身体的にも不安でした。そのため、その4年間はウォーキングを日課とし、英会話学校にも通い続けました。さらなる不安は、世界情勢の変化で、今まで利用したことがあるヨーロッパ系の航空会社(オランダ、フィンランド)ではなく、未経験のエミレーツ航空(南経由)を利用することでした。乗継地はドバイで、スムーズに目的地に辿り着けるのかも心配でした。