私、留学ジャーナルで留学しました。
「英語もどちらかというと苦手科目で、なにも分からなかった私。留学ジャーナルの無料カウンセリングに行って、 短期語学留学を体験。翌年には語学留学し、今は帰国して英語を活かした仕事をしています」 こんな声がたくさん届いています。先輩たちの声を聞いてあなたの成功する留学に役立ててください。
「英語もどちらかというと苦手科目で、なにも分からなかった私。留学ジャーナルの無料カウンセリングに行って、 短期語学留学を体験。翌年には語学留学し、今は帰国して英語を活かした仕事をしています」 こんな声がたくさん届いています。先輩たちの声を聞いてあなたの成功する留学に役立ててください。
小さい頃から英会話を習っていて、将来は英語を使った仕事がしたいという思いは漠然とありました。でも「自分の強みは英語です」とアピールするには実力が足りず、現地で使える英語力が必要だと思っていました。実は2020年に大学のプログラムで留学する予定だったんですが、コロナ禍でかなわず、どうしても諦め切れずに2022年に大学を1年間休学して留学しました。
準備を始めたのは出発の半年前くらいです。リサーチする中で、現地で働く経験もできるカナダのCo-opのことを知りました。英語で勉強するだけでなく、その学びを生かして働く経験ができる機会はなかなかないので、それを知ってからは行き先をカナダ一択に絞って学校を探しました。私の通ったコースは9ヵ月間で休学留学にちょうど良かったです。実際に現地では同じ休学留学の日本人学生が多くいました。
私にとってはこの留学が初めての海外渡航でもあり、カルチャーギャップもいろいろと体験しました。本当にバスは時間通りに来ないんだとか実際に暮らしてみて驚くこともありましたが、人は優しくて、バス停で待っていて話し掛けられる時もあり、留学初心者にも住み心地が良かったです。その一方でおもてなしの精神や安全性など、日本がいかに良い国か外から見て実感することもたくさんありました。
日本の大学で英語オンリーの授業や英語プレゼンに取り組んでいたので、専門コースに入れる英語力は身に付いていました。TOEICの弱点強化や文法の基礎を勉強し直したこともプラスに働いたと思います。現地に行けば自然に英語力が身に付くわけではないので、日本でできることはしておくのがおすすめです。
専門学校の授業で印象に残っているのは異文化間コミュニケーションの授業です。国による文化の違いや、それがどういう考え方や行動につながるかを学ぶなど、多様性のある国ならではの内容で、興味深かったです。以前は一つの考え方や価値観で物事を見がちだったと思うんですが、今はこの文化の人はこう答えるかもしれないなど、いろんな角度から見られるようになりました。その上で、自分が一番伝えたいことは何なのかをきちんと考えて、言語化することができるようになりました。自分の中では留学を経て成長した部分で、帰国後の就職活動にも生きたと思います。
留学後半は空港の免税店で働く体験をしました。それまで日常会話に困ることはあまりなかったんですが、働き始めた頃は聞き取れないこともありました。空港ではいろんな発音の英語が飛び交っていたからです。同僚には私のような留学生や移民もいて出身地は10ヵ国に及び、お客様も世界中から集まっていました。
業務はレジやお客様のサポート、商品のセールスなどで、接客自体は日本でもバイト経験があったのですが、免税店は商品の幅が広すぎて、お客様の質問に答えられないこともありました。それで「今日はこの商品を勉強しよう」と目標を決めて、ブランドの担当の方に質問したりしていました。仕事は毎日休憩を入れて8時間半で、シフトによって朝の10時からだったり、15時から深夜までだったりといろいろでした。仕事で達成できたことや課題をまとめたレポートを2週間ごとに学校に提出していました。
空港で働いて気付いたことがあります。私が中国語のお客様から話し掛けられた時に、中国人の同僚がカバーしてくれたことがありました。日本語しか話せないお客様に同僚が話し掛けられていたら私が助ける。今までは、一人で何でもこなせることが一人前だと思っていたんですが、必要な助けをお願いできること、互いに助け合えることが本当の一人前なんだと考えるようになりました。
大学時代に留学して良かったことは、帰国してからもまだ自分が大学生だということ。カナダで、やりたいことがいくつか見つかったんです。4年生で授業も少ないので、やってみたいと思ったことをすぐに行動に移す時間がありました。一つは世界史を学び直すこと。ある時、香港から来た人と話していて「中国出身なの?」と聞いてしまったんです。「違うよ、香港だよ」と言われて、世界情勢や歴史について知らない自分に気付いたんです。さまざまなバックグラウンドの人同士が一緒に暮らすには、そういう知識が必要なんだと痛感しました。
もう一つは日本に来る留学生のサポートです。帰国後、自分の通う大学に来る留学生のサポートをするプログラムに参加しました。以前はプログラムの存在も知らなかったんですが、自分が留学生の立場を経験したことで今度はサポートする側に回ってみたいと思いました。
実は留学に出発した日、緊張と不安のあまり機内で泣いてしまったんです。客室乗務員の方が声を掛けてくださってお話をする機会があって、そこで仕事や業界の話を聞いたのがきっかけで、就職活動をした航空会社に晴れて8月から就職することが決まりました。
元々日本と世界をつなげる仕事がしたいと漠然と考えていましたが、カナダに行って外から日本を見たことで、やっぱり日本はいいなと思えたし、その良さを海外の人にも知って欲しいと思いました。留学を通して、改めてやりたいことはこれだったんだなと気付くきっかけになりました。まずは仕事に慣れて、いつか当時の私のような人が乗っていたら、声をかけられる人になりたい。留学中はいろんな人が助けてくれて、自分は頼ってばかりだったので、お客様からもそうですし、一緒に働く人からも頼られる存在になりたいと思います。
TEXT : Ryugaku Journal
※本稿は『留学ジャーナル2024年8月号』の記事を抜粋・再編集したものです。
※記事の内容は、取材を実施した2024年5月時点の情報です。
石原えりのさん(23歳)
専門留学
2022年3月~9ヵ月
ホームステイ+学生寮
小さい頃から英会話を習っていて、将来は英語を使った仕事がしたいという思いは漠然とありました。でも「自分の強みは英語です」とアピールするには実力が足りず、現地で使える英語力が必要だと思っていました。実は2020年に大学のプログラムで留学する予定だったんですが、コロナ禍でかなわず、どうしても諦め切れずに2022年に大学を1年間休学して留学しました。