
私、留学ジャーナルで留学しました。
「英語もどちらかというと苦手科目で、なにも分からなかった私。留学ジャーナルの無料カウンセリングに行って、 短期語学留学を体験。翌年には語学留学し、今は帰国して英語を活かした仕事をしています」 こんな声がたくさん届いています。先輩たちの声を聞いてあなたの成功する留学に役立ててください。
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留学はもともと母親に勧められていたものの、「最初はあまり乗り気ではなかった」という。一歩を踏み出したのは、高校の進路選択がきっかけだった。「高1の間に文系・理系のどちらのコースに進むかを決めなくちゃいけないんですが、私は本当にやりたいことがまだ見つかっていなくて。一度海外に行くことで視野が広がるかなと思いました。」
選んだのは、ケンブリッジ大学の施設を利用して現地の語学学校が授業を実施する「サークリストファー」というサマーキャンプ。イギリスの聞き取りやすい英語に触れたかったことと、「昔から年下と関わるのがちょっと苦手」だったRさんにとっては、プログラムの対象年齢が16~17歳の同年代に絞られていたことも決め手になったのだという。留学に向かう半年前に英会話教室へ入会し、ネイティブの先生と1対1で会話をしながら、日常生活で使うフレーズを習得。さらに英検準2級にも合格し、準備万端でイギリスへと飛び立った。
留学生としての初日は、ケンブリッジの街のウォーキングツアーから始まった。「この時、『どこから来たの?』と話し掛けてくれた子たちがいたんです。イタリア、ドイツ、フランス、クロアチアと国籍はバラバラなんですが、これをきっかけに仲良くなっていつも一緒に行動していました。」
夏休みを利用した留学の場合、日本人の割合は8月に入ってから増える傾向にある。この時はまだ7月半ばで、日本人はRさんを含めて3人。いろいろな国の留学生と満遍なくコミュニケーションを取ることができたそうだ。
平日は座学とアクティビティが半日ずつ。日本の授業とはどんな違いがあったのだろうか。「イギリスの食文化を学ぶ授業で、先生がくれた現地の有名なチョコを授業中にみんなで分け合って食べたのが新鮮でした。あとは、『このテーマについてどう思う?』と聞かれたとき、他の国の子たちは指名されるのを待たず、自分から発言していた姿が印象に残っています。」
アクティビティでもイギリスならではの経験ができたという。「初めてクリケットに挑戦しました! アクティビティは、スポーツ、クリエーティブ、ケンブリッジ大学探索の3種類から好きなものを日替わりで選べるんですが、私はスポーツを選ぶことが多くて、週に1度はクリケットをしていたので4週間で結構上達できました。」
土曜日は終日観光へ。Rさんの場合は1週目と3週目はロンドン、2週目はイーリーとノリッジという小さな街、4週目は中世の古城・ウォーリック城を訪れた。日曜日は初日に仲良くなった子たちとショップを巡ったり、スターバックスでおしゃべりをしたり。好きな音楽を流し合ったり、将来の夢を語り合ったりして絆はどんどん深まっていった。しかし、留学中盤には彼女たちとの切ない別れが。Rさん以外は全員留学期間が2週間だったため、帰国の時がやってきたのだ。「もう、みんなで大号泣しました。自分でもまさか泣くと思ってなかったんですが、初めての留学で同じくらいの年の子たちと仲良くなれたことがすごくうれしかったんです。フライトの時間もまちまちなので、前日の夜は一番先に帰国する子の部屋に集まって、パッキングを全員で手伝いました。」
しばらくは喪失感に襲われてしまったが、新しい出会いもあった。1人で過ごしていた寮の部屋に、途中からトルコ人のルームメートが加わったのだ。「お互いの国について、首都はどこで、どんな有名人がいて……と紹介し合いました。会話のきっかけになったらと日本のお菓子を持って行ったんですが、とても喜んでくれましたね。特にキットカットの抹茶味は、他の国の留学生にも好評でした。」
一度もホームシックを感じないまま、4週間の留学を終えた。先生からも「あなた太陽みたいね、明るくていいわよ」と言ってもらえるなど、自分には海外のフレンドリーな空気が合っていると感じられたという。また、周りの仲間たちが興味のある分野や大学で学びたいことを話す姿を見て、自分の将来にも自然に目が向いていった。
「大学について、外国語を使う学部や学科に進む道もあるのかなと思い始めました。英単語の勉強も、今までは暗記としか思えなくて苦手だったんですが、『将来この言葉を使う場面が来るかもしれないな』と思うとやる気になれます。」
大好きな仲間たちが「いつか絶対日本に遊びに行くよ」と言ってくれたことも、勉強の大きなモチベーションになっている。「寮生活でずっと友達と一緒に過ごせるので、海外の子としゃべってみたいと思っている人や、私と同じように自分の進路を迷っている人にはぜひおすすめしたい留学先でした。今回私は4週間滞在しましたが、もっと短い期間でも、ぜひ体験してもらいたいなと思います。」
7:00 起床・朝食
9:00-10:30 英語レッスン(1レッスン45分)
11:00-12:30 イギリス・大学について知る授業
ケンブリッジ大学での学生生活や、イギリス文化について知る。毎週金曜日には、翌土曜日の一日観光で訪れる場所について事前にリサーチ。
12:30-13:30 ランチ
ランチは寮内の食堂で。料理ごとに1人分の量は決められており、各自好きなものを取る形式。
13:30-15:00 アクティビティ
18:00 夕食
寮内の食堂か、クラスメートと現地のハンバーガーチェーン店やイタリアンレストランへ。
24:00 就寝
※上記は午前授業+午後アクティビティの場合。週替わりで午前アクティビティ+午後授業となる。
留学をせず、日本で言葉を学び、他国を知ることはできますが、現地で生活をして、楽しいことも困難なことに直面することも生きていく上で全て学びになると思います。自分の人生を豊かにするためにも、多感な時期に同年代の多国籍な子ども達と生活すれば、沢山の刺激を得られることや、改めて母国の良さを知ることができるだろうと思い、娘に留学を勧めました。
何か不安なことがあれば、手続き担当の奥住さんにメールでその都度伺いました。例えば、一番心配だったのはWi-Fi環境です。通信手段がなくなってしまうと心配なので、学内の状態を詳しく教えていただきました。それから、高校生では4週間という比較的長い期間の留学でしたので、日常生活の注意点も詳しく教えていただきました。その点を踏まえて、娘に楽しく行っておいで!と送り出しました。
高校生なので、段々と親元から離れていくのは当たり前かと思います。自分が将来どうしたいか模索していく時に、親である私以外のお友達とおしゃべりをして、悩んで決断していくことも一つの過程かなと感じています。留学をしたことで、他国のお友達、国内のお友達が増え、自由な発想を得たこと、自分に自信を持つことができたことは大きな収穫だったと思います。
TEXT : Ryugaku Journal
※本稿は『留学ジャーナル2025年2月号』の記事を抜粋・再編集したものです。
※記事の内容は、取材を実施した2024年10月時点の情報です。
R.I.さん(16歳)
短期留学
2024年7月~8月
学校寮
Sir Christopher, Cambridge University(Studio Cambridge)
留学はもともと母親に勧められていた。一歩を踏み出したのは、高校の進路選択がきっかけ。「高1の間に文系・理系のコース選択にあたり、自分が本当にやりたいことが見つかっていなかったので、一度海外に行くことで視野が広がるかなと決断した。