オーストラリアのガイドブックやWebサイトに必ず載っている大きな一枚岩、ウルル(エアーズロック)は、世界遺産にも登録されている大人気の観光スポットです。ウルルはオーストラリア先住民の呼び名、エアーズロックはイギリスの探検家によってつけられた名前とのこと。

飛行機で上空から見ても巨大な一枚岩の標高は、863m。高さはそれほどなく、登頂することも可能です。しかし、この度、ウルル・カタジュタ国立公園運営協議会から「登山禁止」の決定が発表されました。この場所はもともとオーストラリア先住民の聖地。先住民たちの宗教的な行事が行われている時は登山禁止、写真撮影も禁止される場所があるとか。「登山禁止」となるのは、2019年10月26日から。現在はまだ、ウルル登山の全面禁止とはなっていませんが、このような先住民の文化的な背景から、過去には禁止していた時期もあったようです。

「地球のヘソ」とも呼ばれているウルル。「行くからには登頂したい、けど...」と、現地の文化を尊重し、登山を遠慮する方も少なくありません。お土産屋さんでは「私はウルル登山しませんでした!」と書かれたステッカーなども販売されているようですよ。
ウルルに行くには、オーストラリア各都市から行けるツアーが便利です。登頂はしなくても、真近にそびえる巨大岩は必見ですので、留学中にぜひ訪れてみてください。
ワーキングホリデーについてもぜひ、ご相談ください。