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# アメリカ
# 奨学金
公開 : 2019.06.20
更新 : 2024.03.25
「アメリカに留学したいけれど、学費が…生活費が…」。そんな方は奨学金にぜひチャレンジ!アメリカの奨学金と日本の奨学金のうち、返済不要の給付型のものをご紹介します。
留学をするとなると、費用がネック...という方も多くいらっしゃると思います。 留学ジャーナルでは、お客様の予算やご希望の留学スタイルに合わせて最適な留学プランをご提案します。50年以上に渡り培ったノウハウを生かして無料の留学相談を実施していますので、ぜひお気軽にご相談ください。 |
奨学金とは、学生を援助するために給付されるお金のこと。「研究にお金が必要」「勉強したいけど財政的に厳しい」。そんな方の大きな味方です。
アメリカの奨学金制度は非常に充実しており、日本人を含む留学生が利用できるものもたくさんあります。
アメリカで学生への援助金を表す言葉にはさまざまなものがあります。
◆ファイナンシャルエイド
財政援助を指す言葉で、学生を援助するお金の総称です。後述のものすべてがここに含まれます。
◆スカラーシップ
成績優秀者や学費が不足している者に対する大学などによる金銭的援助。日本では返済が必要な奨学金もありますが、アメリカのスカラーシップは返済不要で、留学生も対象になります。
◆グラント
連邦政府と州政府から支給される2つのタイプがあります。前者は、財政的困難に陥っていたり、学士号を取得できていない学生などが支給対象。後者は、その州民であることが支給条件となっています。留学生はどちらも支給対象外です。
◆ローン
アメリカ政府や州、大学、銀行などが提供する学費ローンで、返済が必要です。
留学生は対象外。
◆ワークスタディ
学びながら大学内で働き賃金を得て(アルバイト)、政府へ奨学金を返済します。留学生は対象外。
上記のとおり、アメリカで留学生が利用できる援助金は基本的に「スカラーシップ(奨学金)」のみとなります。大学生の場合は、大学側が留学する生徒への支援を行っている場合もあるため、自分が通っている大学の支援制度をしっかりと確認しておきましょう。
ちなみに、アメリカのみならず名門大学として世界的に有名なハーバード大学の場合は、家庭の経済力で合否判定を行うのではなく、合格後に家庭の収入額などにより奨学金の額が算出されるニード型と呼ばれるスカラーシップ(奨学金)となります。
ハーバード大学では、留学生も含めた学生の5割が何かしらの奨学金をもらっていると言われ、奨学金を受けることはごく当たり前。たとえば、年間の授業料と滞在費は約US$70,000(1US$=110円の場合770万円)ですが、卒業生や富裕層から長年にわたり多額の寄付が集まり奨学金の資金が潤沢にあるといった背景にも支えられているハーバード大学は、年収がUS$65,000以下の場合は、この授業料と滞在費は免除され、返済の必要もありません。
アメリカの奨学金や日本の奨学金を狙いたい方は、まずは以下の基礎的なポイントを知っておきましょう。
アメリカの場合は大学・大学院への願書の提出と同時に行います。結果は入学許可と共に知らされるのが通常です。日本の奨学金制度ではそれぞれに申請時期が設けられています。
成績に問題がある場合などを除き、基本的に卒業時まで毎年受け取れます。
アメリカの場合は大学によって異なりますが、授業料と寮滞在費、食費の50%ほどが支給されるのが一般的。日本の奨学金制度では、学費と滞在費の全額が支給される場合や毎月一定額が支給される場合など、まちまちです。
次に、気になる審査基準を確認していきます。応募先にもよりますが、通常は以下に基づいて審査が行われます。
審査では、高校時代の成績(GPAなど)や大学の前年度の成績が最重視されます。
留学の志望動機、学びたいことなどを熱意が伝わるように英語で書きます。
高校や大学の先生に英文で書いてもらいます。非常に重要な書類となります。
面接官に向かって、在学中の学業計画や意欲をアピールしましょう。
その他、TOEFLスコアの証明書などが必要な場合もあります。
留学先の大学・大学院のスカラーシップのほかに、日本の奨学金制度(すべて返済不要の給付型)として以下のようなものがあります。提供元は大きく分けて2つ。ひとつは各国政府や自治体などの公的機関。もうひとつは企業や財団法人など私的に運営されている機関です。
日本で奨学金を受けるメリットは、やはり日本語で手続きができる安心感と、なかには英語力などの条件がそれほど厳しくないものもあること。ただ、応募期間が決められているので、自治体や機関のホームページはこまめにチェックしておくとよいでしょう。
官民協働の海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN」。対象は高校生と大学生で、返済不要の奨学金が支給されます。高校生・大学生ともに応募コースが3つありますが、どのコースでもアメリカ留学が可能です。
>>トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムの詳細はコチラ
2023年12月~2024年1月24日(水)17:00 ※新高校1年生は2024年4月16日〆切 |
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合計700名(コースにより異なる) | |
留学する国・期間により異なる |
学部学位取得型、大学院学位取得型、協定派遣の3タイプがあります。学部と大学院では授業料(上限あり)と生活費(留学先による)が、協定派遣では毎月一定額が支給されます。他の奨学金との併用が可能です。
>>JASSO|海外留学のための奨学金の詳細はコチラ
「IELTS奨学金」では、大学・大学院へ留学する4名の日本人に30万円を学費補助として支給。留学中と留学後にIELTS大使としてIELTSと留学に関する広報を行う必要があります。
>>British Council Japan IELTS 奨学金の詳細はコチラ
2023年9月15日(金)11:59まで ※募集受付は終了しています |
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約4名 | |
最大30万円 |
学部学位取得型。福岡県在住であれば誰にでもチャンスがあります。上限200万円を4年間継続して給付されるのは自治体の奨学金としては破格の条件といえます。
(2025年度奨学生募集をもって終了予定)
>>福岡県アンビシャス外国留学支援事業の詳細はコチラ
2023年8月1日(火)~ 9月6日(水) ※募集受付は終了しています |
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高等学校に在学、もしくは卒業しており、かつ福岡県に1年以上継続して居住している者(保護者でも可) | |
若干名 | |
最大200万円 |
学部学位取得型以外にも、1年間の認定留学、高校留学など給付される留学の種類が多くあります。年齢制限も40歳未満と幅広いため、埼玉県民なら社会人留学でも利用可能です。
>>「埼玉発世界行き」奨学金の詳細はコチラ
システム登録:2024年3月18日(月)~4月30日(火)23時59分 | |
(1)埼玉在住で、18歳以上40歳未満の者 (2)2024年度中に海外の大学・大学院へ学位取得を目的とした留学を予定または留学中の者 |
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20人 | |
100万円※所得制限あり |
システム登録:2024年3月18日(月)~4月30日(火)23時59分 | |
下記いずれかに該当する者 ・埼玉県内の大学等(短大・大学・大学院)に在籍している ・埼玉県外の大学等に在籍しているが、保護者(または自分)が1年以上埼玉県に住所を有している |
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50人 | |
20万円※所得制限あり |
・高岡市海外留学支援奨学金
高岡市の青少年の中から国際社会で活躍できる人材を育成することを目的とした海外留学に対する給付型の奨学金制度。海外の高等学校または大学等へ1年以上の留学をする人を対象に、50万円の奨学金が給付されます。
2024年4月1日(月)~5月10日(金) | |
15歳以上25歳未満 | |
海外の高等学校または大学等へ1年以上の留学 | |
50万円 ※他の奨学金との併用も可能 |
北海道に在住する18歳~39歳(学生留学コースは18歳~30歳)までを対象に、海外留学・海外研修にかかる渡航費、滞在費、授業料などの一部を支援。コースは「学生留学コース」、「文化芸術コース」、「スポーツコース」、「未来の匠コース」があり、毎年計10名ほど募集しています。
>>北海道未来人財応援事業の詳細はコチラ
2024年5月10日(金)17時必着 | |
「北海道創生・海外留学支援協議会」に加盟している大学等に在籍する学生 | |
4~6名(うち、短期派遣は1~2名) | |
海外での滞在費、往復渡航費及び研修の受講料などの相当額 >>詳細はこちら |
2024年4月1日(月)~5月10日(金)17時まで必着 | |
2024年4月1日現在、満18歳以上満39歳以下の者 | |
若干名 | |
海外での滞在費、往復渡航費及び研修の受講料などの相当額 >>詳細はこちら |
クアッドパートナーであるオーストラリア、インド、日本、アメリカで、次世代の科学者・技術者間の連携を目的とする奨学金制度「クアッド・フェローシップ(日米豪印フェローシップ)」。
科学、技術、工学、数学分野の修士または博士課程に進む学生に対して、アメリカでの研究支援が行われます。
>>クアッド・フェローシップの詳細はコチラ
2024年2月1日(木)~2024年4月1日(月)17:00まで | |
・応募時点で満18歳以上であること ・日本、アメリカ、オーストラリア、インドのいずれかの永住権を所持していること ・2024年8月までにSTEM分野の学士号または同等の学位を取得していること ・学部課程で優秀な成績を収めたことを示す証明書があること など |
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アメリカでのSTEM分野の修士号および博士号取得のための研究資金として、奨学金40,000ドルを給付。 |
日本財団と笹川保健財団による、グローバルな視点とリーダーシップを持った看護師を育成することを目的とした給付型奨学金。進学先は、アメリカやカナダで医療、看護などの分野でトップ10に入る大学。大学留学で必要な授業料、寮費、保険料などの費用が支給されます。
奨学金の応募をするには、まずSasakawa 看護フェローに応募し、合格者はSasakawa 看護フェローとして6ヵ月以上在籍しながら課題を遂行する必要があります。
>>Sasakawa 看護フェロープログラムの詳細はコチラ
2024年4月1日(月)~6月17日(月)正午(日本時間) | |
日本の看護師免許を取得済みで、英語力がTOEFL iBT80またはIELTS6.0以上ある者 | |
1.年間US$100,000を上限とし、授業料、寮費、保険料、渡航費(1往復分)を修士2年間、博士3年間給付 2.月額US$1,000の生活費を支援 |
日本の将来を担う若者が、視野を拡げ、国際感覚を養い、優れた知識を修得することを目的とし、2022年度より新たに開始された国際スカラシップ事業。
>>笹川平和財団スカラシップの詳細はコチラ
2023年7月27日~2023年8月16日 ※募集受付は終了しています |
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アメリカ・イギリスの大学に留学する方 | |
40人程度 | |
授業料・寮費(いずれも実費)、生活支援金(定額)、往復渡航費用 |
日本人大学院生奨学金、経団連グローバル人材育成スカラーシップの奨学生募集があります。審査方法は、書類審査と面接があります。
>>公益財団法人 経団連国際教育交流財団奨学金の詳細はコチラ
2023年8月21日(月)~9月8日(金) ※募集受付は終了しています |
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(1)経団連国際教育交流財団奨学生(留学先不問):1名 (2)東京倶楽部奨学生(留学先:イギリス):1名 |
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学費、生活費などの留学に関わる費用を年間350万円を一律支給 |
2023年7月13日(木)~9月12日(火) ※募集受付は終了しています |
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20人 | |
200万円を支給 |
海外の大学や究機関で学びたいという高い志を持つ大学院生・研究者等の海外での生活費を支援を目的とした奨学金制度。
>>公益財団法人 渡邉利三国際奨学金の詳細はコチラ
2023年11月1日(水)~2024年2月20日(火) | |
10名程度 | |
月額15万円の生活費を最大10ヵ月間支給 |
アメリカおよびイギリスの大学に入学する高校生向けの「柳井正財団海外奨学金プログラム」。対象となる海外の大学に留学する学生、年間40名程度の募集が開始されます。アメリカの大学の場合は、奨学生一人当たり年間US$95,000を上限に、卒業までの4年間支給されます。
>>柳井正財団海外奨学金プログラムの詳細はコチラ
2023年7月7日(金)〜8月11日(金)16:00(日本時間) ※募集受付は終了しています |
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・インターナショナルスクール含む世界中の高等学校に在籍し、日本国籍を有している者 ・学校からの推薦を受けられ、2023年9月から2024年8月末までに卒業見込みの者 |
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米国・英国合わせて年間約20名ほど | |
・米国大学の場合:年間US$95,000を上限(最大4年間) ・英国大学の場合:年間UK£65,000を上限(最大3年間) |
2023年12月14日(木)~2024年1月23日(火)16:00 ※募集受付は終了しています |
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・インターナショナルスクール含む世界中の高等学校に在籍し、日本国籍を有している者 ・2022年9月以降に高校を卒業し、2023年9月に大学入学を目指す者 |
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公募制学校推薦海外大学奨学金(予約型)と同じ | |
学ぶ分野を問わず、若年層育成を目的とした支援を行っている。応募資格の基準は5つに分かれており、いずれかの条件に満たしている25歳以下であれば誰でも応募が可能。募集人数は35人と大規模で、審査では、書類審査、面接、プレゼンなどがあります。
>>孫正義育英財団奨学金の詳細はコチラ
2024年1月17日(水)~3月1日(金)14:00 | |
応募時点で25歳以下で、応募資格の5つの基準のうち、いずれかを満たしている方 | |
30人程度 | |
個々により異なる※選考過程で決定 |
対象となるリベラルアーツ・カレッジに進学する2名およびそれに限らない4年制大学に進学する1名に、毎年5万ドルを4年間支給。その他、留学先の大学が指定された奨学金もあります。
>>公益財団法人グルー・バンクロフト基金の詳細はコチラ
いかがでしたか?実にさまざまな奨学金制度があり、チャレンジする価値があることがおわかりいただけたのではないかと思います。費用で留学をあきらめる前に、どうしたら留学できるかを調べてみましょう。留学ジャーナルのウェブサイトでも奨学金の最新情報を発信していますので、定期的にチェックをしてみてください。
留学ジャーナル・マーケティングスタッフ
(株)留学ジャーナルは1971年の創業以来、20万人近い留学生を送り出してきました。50年以上の間で培ったノウハウと、各国の教育機関や大使館などとの強固なネットワークで、最新情報を得ながら、質の高い留学・ワーキングホリデーの情報を発信しています。