スペインの一大観光都市バルセロナでは毎年9月後半に大きなお祭りが開催されます。
その名も、「Fiesta de la Mercè（フィエスタ・デ・ラ・メルセ）」。
バルセロナの守護聖人である「聖女メルセ」をお祝いする1年でもっとも盛り上がるお祭りで、今年は9/20（金）～24（火）まで開催。期間中は、バルセロナの旧市街を中心に街中でイベントが開催されます。今回はその中から3つご紹介したいと思います。
１：Castell（カステイ）
直訳すると「人間の塔」という意味で、その名の通り、人が塔を作って高さを競うものです。200年以上の歴史を持っている伝統芸で、各地域の代表者たちで競い合います。
塔の上部に上るのはなんと小学生くらいの子ども！
頂上で立ち上がり片手をあげ完成の合図を出した時には大喝采！間近で見るとその高さと迫力に圧倒されます。
２：Correfoc（コレフォック）
夜になるとがらりとお祭りの印象が変わります。太鼓の音と共に現れた悪魔やドラゴンに扮した人たちが手にするのは、爆竹や花火！
火をつけると、それを振り回しながら群衆の中を走り回るのです！そしてなんと子どもたちは楽しそうに火の中に飛び込んで行きます。一説によると悪魔払いの意味があるんだとか。
帽子、眼鏡、バンダナなどで顔を覆い、完全防備で行かなくてはとても参加できないクレイジーなイベントで、日本では味わえないスリルが体験できます・・・！
３：Gigantes（ヒガンテス）
最後に紹介するのは、高さ3～4mの人形たちのパレードです。これも歴史は古く、15世紀ごろに登場したといわれています。各地区で作られた人形たちが、音楽とともに踊りながら街を練り歩きます。近くで見るとすごい迫力！人形たちの個性豊かな衣装や表情も見どころです。
いかがでしたか？8月、9月はスペイン国内でもお祭りが多くなる時期です。ぜひ語学の勉強の合間に現地の人たちと楽しいひと時を過ごしてみては？
