カウアイにっき2
2日目は、島の南を回るルートでドライブしてきました。目的地は、ワイメアキャニオン。定番ルートです。ほんとうはいろいろ立ち寄りながらのんびり行くつもりだったのですが、土地勘ゼロ+ナビなしの自分にはどうにもこうにも。ということで比較的訪れやすいであろうワイメアへ。
基本的にクヒオハイウェイ一本道なので、カウアイ島はナビなしでも走りやすいです。地図で町と町の位置関係をだいたい把握しておけば、なんとかなりました。
自分の逗留してたワイルアからワイメアまで、1時間半くらいでしょうか。ワイメアの町に入るとちょくちょく看板が出ているため、すぐに行き方がわかりました。
延々、緑灰いろの斜面や草原なんかを望みながら山道を登っていきます。
カウアイの山道は、マウイのハレアカラほどカーブが多いわけでもなく、整備もきっちりされていてとても走りやすかったです。
そして、ワイメア渓谷展望台へ。
見渡す限り、こんなかんじです。
この巨大な大地の裂け目には、幾筋も地層を確認することができます。 牙のように隆起する赤い岩山の斜面にはところどころ緑がこびりつくように生えていました。
太平洋のグランドキャニオンとか呼ばれているだけあって、実物はすごいもんですよ。
山道をさらに登ると、行きあたった先にはPuu展望台へ続くトレイルが。こっからは車で進めませんので、徒歩です。
右手には緑滴るワイメア渓谷を、左手にはナ・パリ海岸を拝みながら尾根を歩いていくわけです。海からの風と開放的な景観が、自然と足取りを軽くしてくれます。......が、なめてかかると痛い目を見る、とんでもないコースだと後に判明しました。
しょっちゅう降る雨のせいで足場が悪い+起伏がものすごく激しい、という、けっこうな難度のトレイルなのでした。行き会う人々みんな服や靴泥まみれにしてました。
↑ナ・パリの山襞
大変ですけども、行き着いた先にある景色はけっこうな壮観ですよ。Puu展望台では、両翼に180度以上広がる光景を堪能できます。
そこまでたどり着く人もそう多くないため、風のにおいや木々のさざめき、なにより眩暈がしそうなほどの眺望を独り占めした気分になれるわけです。哲学者とか孤独を愛する人とかはぜひ(要体力)。