世界一の「ハラハラ」を味わえる！？サン・フェルミン祭

スペイン三大祭りといえば、「Las Fallas（バレンシアの火祭り）」「セビリアの春祭り」、そしてパンプローナの「サン・フェルミン祭」！　「サン・フェルミン祭」と言われてピンとこない人も、「牛追い祭」と言われれば「知ってる！」となるかもしれません。起源はなんと12世紀初頭、パンプローナの守護聖人・聖フェルミンを称えるため行なわれるようになったとされています。

毎年7月6日の開会式で幕を開けるこのお祭り。まず驚くのは、普段は穏やかなパンプローナの街に人がごった返している光景です！なんでも、早い時間からシャンパンなどの開け酔っ払った状態で開会を喜んでいるとのこと。街道を埋め尽し声をあげる人々の姿は、遠目で見ているだけでも圧倒されてしまうかもしれません。

しかも、翌日から8日間も続く本祭では、牛追い（エンシエロ）を連日開催！　毎朝8時、花火の合図で街に解き放たれた牛たちが、1,000人以上の人を追いかけ約800メートルの街道を走り抜けていきます。時間にしてわずか3分間の"男たちの度胸試し"はハラハラの連続。ですが、これだけ熱狂を肌で感じられる祭は世界を探してもそう簡単にはみつかりません。毎年100万人が来場し味わっている狂喜乱舞のひとときを、あなたも体感すべし！