大学と協定を結んでいる
教育機関のみ
留学先は日本の大学と協定を結ぶ教育機関に限定される。海外の大学との間で学生を相互に派遣、受け入れをする“交換留学”の場合、学内選考があるが、留学した先輩が身近にいて感想を聞けるというメリットがある。
MAGAZINE2019.2.10
TEXT : Yuri Murakami
※本稿は『留学ジャーナル2019年2月号』の記事を再編集したものです。
大学を通じての交換留学や短期プログラム。サポート会社で選ぶ多様な留学スタイル。自分に合っているのはどっち?それぞれのメリット・デメリットを知って決めよう!
大学
大学の留学制度を利用して留学すること
>>交換留学、短期プログラムなど
サポート会社
留学に関するさまざまなサービスを提供するサポート会社を通して留学すること
>>休学留学、認定留学、短期プログラムなど
大学
大学と協定を結んでいる
教育機関のみ
留学先は日本の大学と協定を結ぶ教育機関に限定される。海外の大学との間で学生を相互に派遣、受け入れをする“交換留学”の場合、学内選考があるが、留学した先輩が身近にいて感想を聞けるというメリットがある。
サポート会社
渡航国も学校も
幅広い選択肢がそろう
国や学校を自由に決められる上、ワーキングホリデーやボランティアといった幅広い留学スタイルも実現できる。やりたいことがハッキリしない、迷っている状態の人は留学のアドバイザーと相談しながら決められる。
CHECK
留学先は日本人だらけ!?
大学の短期プログラムの場合、同じ大学の他の学生も一緒に留学するため、日本人が多い環境になりがち。場合によってはクラスが“日本人オンリー”のこともあるので注意!
大学
1学期間や1年間など
大学側が決める
留学期間や出発時期は大学が設定するので、自分の希望や都合に合わせて決めることはできない。中期・長期留学なら1学期間または1年間、大学の短期プログラムに参加する場合には4週間前後であることが多い。
サポート会社
超短期から長期まで
完全にフレキシブル
サポート会社と相談し、自分にぴったりの期間、出発時期を決めることが可能。語学学校は1週間単位でフレキシブルに申し込めるため、お試し程度の超短期留学から、じっくりと学ぶ1年ほどの長期留学まで思うがまま。
大学
日本の大学で認められ
4年で卒業が可能
交換留学の場合、留学も正規の課程と見なされ「在籍扱い」となるので、4年間で卒業が可能。大学の短期プログラムに参加した場合も単位として認められることが多いが、大学の規定によるので事前に確認しておこう。
サポート会社
認定留学であれば
大学の単位に換算OK
在籍する大学に事前に申請し、認定を受けた教育機関に留学する“認定留学”であれば、留学先で取得した単位は日本の大学の単位として認められる。大学を休学して留学する“休学留学”や短期留学は留学後の交渉次第だ。
大学
自分で行う必要あり
一つずつ慎重に進めて
必要な手続きに関する案内はあるが、原則的には自分で行う必要がある。漏れがないように一つひとつ進めていくこと。帰国後にも留学終了届けや報告書の提出が義務付けられていることが多いので、忘れず出そう。
サポート会社
あらゆる面で
手厚い支援が受けられる
入学手続きの他、パスポートやビザの申請、滞在先や航空チケットの手配、留学保険の加入など、あらゆる点でサポートしてもらえる。心構えや留学先への持ち物といった、渡航直前のアドバイスも受けられるので安心。
CHECK
最難関!?学生ビザの申請
申請手続きは、書類をそろえたり大使館で面接を受けたりと複雑で面倒。却下されると後の同国への渡航に支障が出る恐れもあるため、極めて慎重に進める必要がある。
大学
交換留学の場合は
日本の大学の学費のみ
日本の大学が海外の大学と協定を結んで実施する交換留学では、在籍大学へ学費を支払えば留学先の授業料は基本的に免除される。一方、夏休みなどに行われる短期の留学プログラムは自己負担のケースがほとんどだ。
サポート会社
全額を自己負担
奨学金や割引を活用して
費用は全て自己負担。留学先、期間、滞在方法などの選択肢が豊富なので、自分の予算に合わせて選ぶことができる。サポート会社の留学奨学金や語学学校の割引キャンペーンなどを上手に使えばコストダウンも可能だ。
CHECK
サポート会社の費用、何が含まれる!?
留学先へのもろもろの手配費の他、出発前の英語講座や就職に向けたキャリア相談を含んでいる会社もある。比較検討する際は、留学前から留学後までをトータルで考えてみては。
大学
わが身は自分で守る!
外務省安全情報も確認
留学中の安全管理に関するガイダンスはあるが、基本的に自分の身は自分で守ることになる。現地での連絡先などは家族や友達の他、日本と留学先の大学にも通知を。外務省の海外安全情報も小まめにチェックして。
サポート会社
いつでも相談可能
現地オフィスがある会社も
トラブルに遭ってしまったら、メールや電話で相談ができる。中には24時間体制で対応する会社も。また、海外オフィスをもつサポート会社なら、現地で日本人スタッフから適切な対処法をアドバイスしてもらえる可能性がある。
メリット
交換留学は比較的リーズナブル
留学期間が修業期間に含まれる
先輩を通じて情報収集がしやすい
大学内で完結することができる
デメリット
留学先、期間、時期が限定される
交換留学は選考条件のクリアが必須
留学先のクラスが日本と同じことがある
締切が早く、基本的に手続きは自分で行う
メリット
留学先、期間、時期を自由に決められる
英語力がなくても申し込める
面倒な手続きがないので最短期間で準備できる
現地到着後もサポートが期待できる
デメリット
費用が割高になる場合がある
長期留学の場合、休学することになる
単位認定は大学に確認が必要
安心して依頼できる会社か見極めが大切
※大学によって単位認定可否の基準などの諸条件は異なります。詳しくは在籍する大学にお問い合わせください。
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