学生と社会人の割合は約6対4。全体で見ると、大学時代に留学する人が半数以上を占める。理由は「就職に役立てたいから」「社会人になったら時間的な余裕がなくなるから」など。また社会人では、まずは「就いた仕事でキャリアを作ってから」という堅実な考えからか、転職やキャリアアップの転機を迎えた社会人経験3年程度の人が最も多い。
出発者の63%が「3ヵ月未満」の期間で留学。これは、春休みや夏休みを利用して短期間で留学をする人が圧倒的に多いから。3~4週間程度の人も多数いる。また、最近の傾向として「とりあえず」3ヵ月程度で行き、現地で期間を延長するスタイルも増加中!
大都会と大自然の2つの顔を併せ持つカナダがトップに! 特に語学留学する人には、ここ数年ダントツの人気を誇るといってもいいだろう。2位のアメリカは、語学はもちろん大学進学を目指す人が多いのが特徴。これらの国に比べて数は少ないが、ヨーロッパも安定した人気がある。
大学生・社会人共に、短期・長期合わせて語学留学を選ぶ人が飛び抜けて多い。相談途中から「あなたなら○○を目指せる」と言われて変更する場合もあるが、最初の時点では日本人はやはり「まずは語学から」。英語力をつけることが、留学のファーストステージとなる。また大学生のみで見ると、語学に次いで「休学留学」がランクイン。日本の大学に在学したまま1学期~1年間留学できる気軽さや、行き先によっては単位を認定してもらえるのも人気の理由だ。社会人ではワーホリも上位につけるが、留学ジャーナルを利用するワーホリメーカーは帰国後の就職まで考え、前半は語学学校で語学力の強化を図る人が多いようだ。