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コロナ禍の留学、今どうなっている?アメリカの大学、現状と今後

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公開 : 2020.11.04

更新 : 2022.02.01

コロナ禍で多くの授業がオンラインで始まったアメリカの大学。ニュースやネットからだけではわからない海外大学の実状や留学生の現実を、留学ジャーナルカウンセラーの早本がアメリカ・サンフランシスコ州立大学の国際部門で留学生を担当する青島さんにお話を伺った特別オンラインセッション「アメリカの大学 今後の動向や現状は?」をレポートします。(※この情報は2021年10月末時点のものです)

<ゲストスピーカー>

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San Francisco State University
International Student Services & Outreach, Assistant Directorサンフランシスコ州立大学留学生課Assistant Director 青島宏一郎さん

経歴:日本の4年制大学を卒業後、1996年に渡米、サンフランシスコ州立大学大学院でコミュニケーションを専攻されて、その後1998年に同大学で留学生アドバイザーとして採用された。2018年より現職で、20年以上のキャリアを有している。

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<ファシリテーター>
留学ジャーナル 早本 吉宏

サンフランシスコ州立大学について

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学校の特徴

カリフォルニア州にある州立大学の一つで、現在26,500人の学生が在籍する総合大学。約80ヵ国から1,200人の留学生数が集まっています。

全学生に占める留学生の割合は4%で、春学期・秋学期の2学期制をとっています。同大学では学士号と、修士号を取得することができます。 英語力が大学の入学基準に満たない場合は、付属集中英語コースで英語力を上げることができます。

大学レベルで学部100以上の専攻分野があり、アメリカ国内で有名なのが映画学やテレビ・ラジオなどマスメディア系の専攻です。サンフランシスコは国際都市なので、国際関係、ホスピタリティ、デザイン系の専攻も人気。シリコンバレーが近くにあり国際企業があるためIT企業やスタートアップが多く、インターンシップの機会も多くあります。留学生の受け入れにも積極的で、サポートにも力を入れています。

地元のイベント・フェスティバルを通して、現地の社会人とつながるチャンスが多くある点が、大学と場所の魅力でもあります。

現在のアメリカ全体の状況は?

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――アメリカ全体の状況についてお話いただいてもよろしいですか?

青島宏一郎さん(以下、「青島」と表記):アメリカの状況と一口に言っても、州や場所によって全く違います。これはアメリカの面白いところで、だれかが右を向けと言ったら、みんなが右を向くという国ではないので、ここではカリフォルニア州内の三大都市と、東部のニューヨーク、南部の都市・ダラスも取りあげて、12歳以上のワクチン接種率と感染者数を比べてみました。(※図表は「青島氏調べ」)

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ワクチン接種率(最低1回)はサンフランシスコが88%、ロサンゼルスが76%、サンディエゴが78%、ニューヨークが83%のところ、ダラスは60%です。ワクチン接種率もこれだけ違います。1日あたりの感染者数も載せましたが、アメリカでは感染者数はあまり見られていなくて、重症者数を見始めています。

やはり、ワクチンを打っている州は人口に対して感染者数は少ないです。南部や郊外のほうでは接種率が低めなので感染者も多いですし、重篤化する人も多く見受けられています。

また、マスクの着用義務化とワクチン接種の義務化が禁止されている州があります。
州知事が共和党か民主党かということで、政策に違いが出てきます。アメリカ国内でも州や自治体によって、各種の規制が違えば、マスクやワクチンに対する考え方も大きく違います。

――アメリカ全体でワクチン接種が非常に進んでいるイメージがありましたが、ダラスのように州や場所によっては接種率が低い地域もあるのですね。

また、マスクの義務化が禁止されている州があるというのはアメリカらしいなと思うところで、逆にマスクの義務化が禁止も、ワクチン接種義務化が禁止されているというのも、日本ではあまり聞かない話ですね。

2022年春学期・秋学期の大学の授業はどうなる?

――さて、留学希望者からの問い合わせが多いのですが、2022年春学期(1月)から、また2022年秋学期(8月)から、大学の授業自体はオンライン、対面、ハイブリッド、一体どうなるのですか?

青島:現在、サンフランシスコ州立大学は大体20%~30%の割合で対面授業を行っています。今学期と来年の春学期はTransitional Semester(トランジショナル・セメスター=移行学期)といって、また元の授業形態に戻るための移行期間と見なしています。

このため、現在の対面授業数を来学期は2倍強に増やして、2022年秋学期はコロナ以前に近い状態で授業を実施する予定となっています。ただし、先ほども申しましたが、州や場所によっては、既に今年の春学期から対面授業を行っているような大学もあります。

――来年秋学期の予定が変わる可能性はありますか?

青島:そうですね。一例として、Thanksgiving Day*までは対面授業を続けるものの、冬にかけてインフルエンザが流行したり、コロナで感染者数が増えたりすることを見越して、その日を境にオンライン授業に切り替えるという取り組みをする大学もあります。学生としてはコロコロ変えられては困ると思うのですが。

*「Thanksgiving Day」=感謝祭。アメリカ合衆国やカナダなどで祝われる祝日のひとつで、アメリカでは毎年11月の第4木曜日とされている。

コロナ禍で出願者の選考スケジュールに影響はでているのか?

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サンフランシスコ州立大学の選考スケジュール

――では、コロナ禍の大学出願者の選考スケジュールに例年と変更はありますか?

青島:選考スケジュールに関しては、サンフランシスコ州立大学では特に変わっていません。コロナ禍では書類の提出期限がある程度遅くなっても大丈夫、など融通を利かせていましたが、正式に出願の期間を伸ばすなどの特別措置は行っていません。

他の大学でも同じように、ガイドラインとして締切日は設けていますが、どのくらいフレキシブルにしているかは、各大学・大学院、専攻によっても異なると思います。

――サンフランシスコ州立大学はコロナ禍のこの時期だからといって、正式に願書の締切日を早めたり、遅めたりはしていないということですね。大学出願を希望する方は各自で確認して、準備だけはしっかりしておかないといけないですね。


アメリカの大学の状況は州によっても大きく異なっている

――わかる範囲で構わないのですが、アメリカの他の大学の状況はどうでしょうか?

青島:州によって大きく異なりますし、州内でも違います。例えば、カリフォルニア州でも北部にある大学、中央部のセントラルバレーにある大学、南部にある大学とではだいぶ違ってきます。一概には言えませんが、極端な例をご紹介します。

先日、仕事の関係で、ジョージア大学の先生と話す機会があったのですが、ジョージア大学ではワクチン接種の義務がなく、マスクなしの対面授業をずっと実施してきているそうです。学生が30人〜40人いる教室で、あたかもコロナはもともと存在していないかの状況で授業を進めているそうですが、やはり感染者が出てきたりするので、怖いとその先生は言っていました。

また、オクラホマ州立大学の関係者とも話をしたのですが、この大学でも似たような状況で授業を行っているそうで、やはりコロナはどこに行ったのか?という感じでみんな自由に動いていると言っていました。

他大学がそのような状況で、サンフランシスコ州立大学では構内でのマスク着用義務があります。もちろんワクチン接種も義務化されていますので、そういった意味ではやはり大学は場所によって大きく違うということがわかります。

オンライン授業は今後も継続されていく?

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――もともと、アメリカの大学ではコロナ以前からオンラインで修士号まで学位が取れるのですが、オンライン授業自体の継続性については、どう見ていらっしゃいますか?オンライン授業は今後も継続されていくのですか?

青島:そうですね。アメリカではコロナ以前からオンライン授業の存在があります。便利ということで授業をとっている学生もいましたが、コロナ禍でオンラインだけの授業になったときに、多くの学生や先生にとって、オンラインという形態の有効性、利便性など、違う形の"新しい学び"ができることが分かったのです。

サンフランシスコ州立大学では学生に授業形態についてのアンケートをとったのですが、オンライン授業が意外と学生間で人気があることがアンケート結果で分かったのです。ですので、今後もオンライン授業は続くと思います。今までよりも数が増えていくものと推測します。

そして、オンラインだけではなく、オンラインとインパーソン=対面を混ぜた形で、一つの授業でもハイブリッド形式の授業もこれから増えるのではないかと思っています。一方で、対面授業の大切さも十分に分かっていますので、対面授業が全体の半分以下に減るようことはないと思います。


――サンフランシスコ州立大学では学生を対象にオンラインと対面とどちらがいいのか、アンケートをとったのですね?

青島:はい。その時の調査は、もちろんコロナ禍だったのでアメリカの学生は80%〜90%の割合でオンラインを続けてほしいという回答がありました。


――その辺りの捉え方もアメリカらしいですね。そのほうが便利だからそちらがいい、という回答ですね。ハイブリッド授業、対面授業は主流になっていきますか?

青島:そうですね、それは間違いないと思います。


――100%対面授業に戻る、ということは逆にないですか?

青島:考えられないと思います。

ワクチン接種をしていないと授業は受けられない?

――ワクチン接種をしていないと授業は受けられない?出願できないのですか?という質問がよくありますが、この点はいかがでしょう。

青島:出願に関してワクチン接種を義務化しているところはまずないです。アメリカでは法律上そういったことをすることはないです。ただ、接種をしていないと授業を受けられないかどうか、というところですね。現在、500大学以上でワクチン接種を義務としています。

このような中で、最初に申し上げたようにワクチン接種義務化自体を禁止している州もあるので、その州にある大学は学生にワクチン接種をしなさいと、学生に強制することができないわけです。

ワクチン接種を義務としている大学ですが、大学によって細かい決まりが異なっています。例えば、オンライン授業だけを取っているのであれば、その学生に関してはワクチン接種の証明を提出しなくてもいいというところもありますし、対面授業のみ、オンライン授業のみ、そのような区分けに全く関係なく、とにかく在籍の学生は全員ワクチン接種証明書を提出しなさいというところもあります。

あとは、サンフランシスコ州立大学が今そうですが、オンライン授業だけであれば義務としない、ただし来学期からは全学生が対象となります。こんな中でも、宗教上や健康上の理由で、ワクチンを接種することができない学生を対象に、例外を認めてほしいというリクエストをする「例外申請」というものが必要となります。大学で審査をして、「例外」と認められれば、ワクチン接種証明書が免除されます。

今後はワクチン接種が前提に

青島:ワクチン接種を義務としている多くの大学で、ワクチン証明を提出しないとどうなるかというと、まず本学期に関してはすでに履修が始まっている状態だったので、「ワクチン証明がアップロードされていないとその授業を落としますよ」という大学があったりします。これからはすでにこのシステムが確立されているので、ワクチンの接種証明の提出がされていないと、来年の春学期の履修登録ができなくなるように変わってきます。

ただし、ワクチン接種が受けれるかどうかは、国や場所によって変わってきます。9月最終週にホワイトハウスの発表があり、11月8日より海外からアメリカに入国する外国人はワクチン接種を完了した証明の提示が条件となりました。入国を管理する部署からは、まだ詳細が発表されていないです(2021年10月末時点)。

どのような形でどのようなタイミングでどのようなワクチンが求められるのか、というのが検討されているとのことで、いろいろな教育団体が政府の方にリクエストの形で文書を提出して、もう1~2週間程経ちます。ワクチン接種をしたくてもできない国もあるので、そういった場合は例外を考慮してくださいと。

そういったことで、詳細の発表をもう少し待ってくださいというところですので、意見書も含めてどのような形になるかわかりませんが、アメリカ政府の方向性としては、今後アメリカに入国する人にはワクチン接種が前提になるようです。

――米国としての基本的な政策、方針が決まれば、当然大学側としてはそれに従うということですよね。もともとアメリカは予防接種を受けてないと大学の寮に入れませんということもありましたので、コロナに限ったことでもないのかなと思ったりもします。

アメリカに渡航する際、ワクチンパスポートは必須?

――ワクチン接種義務化の流れの中で、ワクチンパスポート、日本もどのような形態にするのか、紙かデジタルにするのか試行錯誤しているところですが、アメリカでは必需品という感じですか?

青島:アメリカ国内で共通のワクチン証明書というのは存在しません。各自治体や病院などで発行されている証明書はあります。実際に発行された証明書は紙製のカードですが、そのカードを持ち歩いている人もいます。いろいろな州や自治体でアプリを作っていて、そのアプリでQRコードを見せて、お店やレストラン、屋内スポーツ施設に入ったりしています。

日本人の留学生はどうしているかというと、自治体で発行する証明書や接種の時に受領した証明書が英文で書かれているので、それを使ってレストランや屋内施設に入ったり、大学でもそれを証明としてアップロードしたり、いわゆるワクチンパスポートでなくても今現在発行されているものでも大丈夫だということです。


アメリカ国内の現在のようすは?

――特にサンフランシスコに限ってでも構わないですが、マスクの着用など日常生活の制限についてはどうでしょうか?

青島:屋外に関しては、もうマスクの着用義務はないです。外を歩いている人はマスクを着用しなくてもいいんです。

レストランとバーはまだマスク着用義務があります。屋内で100人以上が入る大きな施設では、やはりマスク着用とワクチン接種義務があります。レストランや屋内のスポーツ施設、ディスカウントストアはマスク着用とワクチン接種の2つの義務があり、ニューヨークでも同様の措置をとっていて、ロサンゼルスは11月4日(木)から始まります。

先週からサンフランシスコでは、ビジネスオフィスやスポーツジム、大学の100人以下の教室はマスク着用はもう必要ないですよ、となっています。この辺りは州や自治体で大きく異なりますので、ロサンゼルスはこれからで、サンフランシスコは緩くなっている状況です皆さんの行きたい場所についてどうなっているか調べてみるといいかもしれません。

――ワクチン接種に関して今のところ接種日は問われていないようですが、接種日からの経過期間は関係があるのでしょうか?

青島: そこの縛りはないです。接種日について6ヵ月以内なのか、昨日なのかなどは問われません。今のところ、接種の証明さえ出していればいいとされています。

アジア系住民へのヘイトクライムの影響は?

――話はがらりと変わって、青島さんはご家族も含めてアメリカ生活がかなり長いですよね。最近日本ではあまり報道されなくなってきましたが、アメリカでアジア系住民を狙ったヘイトクライム(憎悪犯罪)が深刻化しました。アジアンヘイトは大丈夫?と心配される方もいるのですが、どうでしょうか。

青島:幸いにも、これまで学生から差別被害の報告を受けていませんし、私自身もそんなに危険を感じることはないのですが、やはり心配なところではあります。最近報道は減ってはきていますが、アメリカにはアジア系のヘイトクライムのサポートシステムを作った「Stop AAPI Hate」という大きな非営利団体があります

団体の創設者の一人がサンフランシスコ州立大学の民俗学の教授で、この教授はつい数週間前にTIME紙の"世界で最も影響力のある100人"に選ばれています。カリフォルニア州ではこのような団体を通じて、ヘイトクライムをなくしましょうという活動が非常に盛んです。

ちょうど今週、カリフォルニア州では向こう3年間、州の予算を177億円費やして、こういった人種差別撲滅、被害者サポートの活動に充てるとしています。ニューヨーク州も同様の予算を組んでいるのですが、カリフォルニア州の予算はニューヨーク州の10倍ですので、カリフォルニア州がいかにこういった取り組みに力を入れているかが分かると思います。

このような問題には教育が大事な役割を果たすところで、カリフォルニア州の州立大学では民俗学が必修となっています。これから数年後にはカリフォルニア州の公立高校でも民俗学が必修になると決まっています。実は、アメリカの大学の中で最初に民俗学がはじまったのはサンフランシスコ州立大学なのです。民俗学の専攻がある大学はたくさんありますが、学部としての大きな枠組みで民俗学取り入れているのは今でもサンフランシスコ州立大学がアメリカで唯一なんです。

サンフランシスコでは市、州、大学でもこういったことがなるべく少なくなって、安心して生活できるように頑張っていますが、人種差別というのはアメリカに根付く大きな社会問題ですから、皆さんが日本からアメリカ、サンフランシスコに来てくれることによって、差別がなくなってくれるといいなと思います。

アメリカの大学留学を目指す方へのアドバイス

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――最後に、青島さんからこれからアメリカに行く人たちに、今、すべきことのアドバイスをいただけますか?

青島:まず、留学の準備として、皆さん英語を一生懸命勉強していると思います。それももちろん大事ですが、それ以上にもっと必要になってくるのが、日本代表としての知識と日本人としての意識です。これが非常に大事になります。

海外に行くといろいろな人からあなた日本人?ということで様々なことを聞かれます。そこで日本人の代表として、日本のことをアメリカ人の友達や留学生の友達に話すことになるわけですから、日本のことをしっかり話せるような状態にしておいてほしいです。自分は留学生だけども、日本の大使だと思う気持ちで海外に行ってほしいというのが一つ。

もう一つ、これは私が新入生のオリエンテーションでも必ず話すことですが、「眼鏡を外す力」をつけてほしいです。これはなにかというと、眼鏡には必ずレンズが入っていますよね。レンズは何でできているかというと、皆さんの生まれ育った環境だったり、親や学校の先生、友達、このようなものがレンズに凝縮されているわけです。

皆さんが見ている世界というのは全部そのレンズを通して見ている、それで物事についてあれは良い、これはダメだ、これは好きだ、これは嫌いだっていう判断をしています。留学すると、そのレンズを通しただけで見ると、とても偏った考え方になってしまいます。

日本人として、自分が育ったバックグランドを通して見ることも大切ですが、時には、その眼鏡を外して物事をみる、理解する、考える、そういう力が必要になってきます。そういったトレーニングは今からでもできます。眼鏡が外せる力をつけてほしいなと思います。

まとめ

コロナ禍で留学の予定を立てづらい状況ですが、大学留学を検討しているのであれば、 今から準備して留学をするのは早くても2022年秋。留学できる状況になった時に、あの時準備をしておけば良かったと後悔しないためにも、まずは2022年秋入学を目指して準備を進めるのが良いでしょう。

とはいえ、どこの大学で、何を学ぶか、海外の大学で自分はやっていけるのかなど、疑問や不安に思うことがあるでしょう。コロナ禍の現状ではなおさらです。

まずは冷静に判断できるように、正確で最新の情報を集めることが大切です。ネットの情報だけに頼ることなく、どこからのいつの情報なのかも確認しながら確かな情報に基づいて行動していきましょう。

コロナ禍での大学留学の進め方
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