高校生・大学生・社会人 それぞれの海外大学留学を選んだ理由

海外の大学を目指す際、何が必要か?というのも気になるところ。英語力は?費用は?必要な書類って? 日本の大学とどう違う? ここではアメリカの4年制大学進学を例にとって、入学に必要なもの、入学に向けたスケジュールなどを紹介しよう。

何が必要?

1)高校の成績 GPA 2.5以上

日頃の学業成績も評価の対象

日本のような入試がない海外では、高校での成績が重視される。アメリカの4年制大学への出願には、最低でも成績の平均値であるGPA(下表参照)2.5以上が必要となる。大学によっては3.0以上を求められることもある。


アメリカでは成績平均値が重視される

GPA算出法 日本での成績 ポイント グレード
単位数×ポイント/総単位数 5 4 A
4 3 B
3 2 C
2 1 D
1 0 E

2)英語力 TOEFL iBT61以上

現時点で英語力ゼロでも大丈夫

英語力を証明するテストスコアも必要。アメリカの場合はTOEFLという試験が主な対象。iBT61以上が4年制大学の合格レベル。英語力だけが規定に満たない場合、規定の語学コース受講を課す「条件付き入学」というシステムもある。

3)費用 (授業料+滞在費)  年間180~270万円

エリアによっても大きく変動

アメリカの4年制大学に通う場合、費用の合計は年間180万円以上。滞在エリアや私立・公立の違いなどにより費用は大きく変動する。

4)期間 4~5年間

語学学校に通う期間も想定しよう

アメリカの総合大学は日本と同様に4年制だが、英語力に自信がなければ、入学前に最長で1年くらい語学学校に通う必要があるので注意。

5)その他の必要な書類

ヤル気を伝えるエッセイ、実技系ならポートフォリオ(作品集)も必要
  • 入学願書
  • エッセイ
  • ポートフォリオ
  • 英語力証明スコア
  • 英文成績証明書
  • 預金残高証明書
  • 卒業証明書
  • 推薦状 など

成績、英語力、費用が足りない場合の大学留学のステップ

編入システムを使った進学モデル

編入システムを利用して4年制大学を目指す

アメリカで4年制大学進学を目指す場合、GPA2.5以上の成績と、TOEFL iBT61以上という英語力が必要になる。この時点で満たせない場合は、「編入システム」を利用して大学を目指すのがスマートだ。
編入システムとは、日本の高校卒業後、まず合否基準のハードルが低い2年制大学(コミュニティカレッジ)に入学し、そこで良い成績をキープ。英語力とともにGPAを上げ、卒業時点までに基準を満たし、3年次から4年制大学編入を目指すというもの。アメリカでは、現地の学生も利用している一般的なシステムだ。 2年制大学はGPA審査は不要で、iBT45以上のスコアがあれば入学可能。英語力は、現地の語学学校でブラッシュアップすることもできる。

イギリス、オセアニアの大学進学事情 ファウンデーションコースとは?

イギリス、オセアニア(オーストラリア、ニュージーランド)の大学は、アメリカと入学のシステムが大きく異なる。これらの国の大学を目指す場合、留学生向けに設けられた進学準備コース「ファウンデーションコース」を受講し、基礎学力を身につけてから大学に進学するルートが一般的。ファウンデーションコースの期間は約9ヵ月~1年。専門科目の基礎知識に加えて、カレッジスキル(ノートの取り方、講義の聞き方、ディスカッション法、論文の書き方)も学べるので、留学生にとっては心強い存在だ。

大学留学スケジュール

2~3月から情報収集し、9月出発を目指す!

海外の大学を進路の選択肢として考え始めるには、春はパーフェクトなタイミング。
今年中に出発したい人も、来年の進路を検討中の人も、まずは情報収集からスタート!
そこで、今から準備を始めて、最短で大学進学を目指すスケジュールを立ててみた。

3月 情報収集 大学留学フェアに参加する
4月 個別面談 留学カウンセリングを受ける
5月 大学選び 留学カウンセラーとじっくり検討
6月 入学手続き 必要な書類提出はプロにお任せ
7~8月 語学研修 現地の語学学校や国内の英会話学校に通って英語力を伸ばす
9月 出発 海外の大学めざして出発!

海外の大学をもっと知りたい!

プランニングはカウンセリングで!
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