
小川 敬造さん
日本の大学卒業後、社会人経験を経て、1999年6月から約3年弱、アメリカへ留学。カリフォルニア州立大学でビジネス関連の科目を修得後、同大学院でMBAを取得。現在、富士通総研にてコンサルタントとして勤務。
より高度な専門知識や実社会で通用するスキルを学ぶために大学院留学をめざす人が増えている。海外の大学院は、学問的な研究が中心の「学術系大学院」と、より高いレベルの専門教育を行う「専門職系大学院」の2種類がある。人文、社会、自然科学などを学ぶのが前者。後者は、専門職の実践的なスキル習得を目的とし、MBA取得を目指すビジネススクールや、法学のプロを目指すロースクールなどがある。いずれもその先のキャリアを念頭において選ぶ人が多い。

日本の大学を卒業後、社会人3年目となった時点で留学を考え始めました。今後日本でもグローバルなビジネス展開は必須と感じ、体系的に「マネジメントやビジネス戦略を学びたい」、できることなら留学中に「IT関連のビジネスを起業したい」という志もあり、IT業界の最先端エリアであるアメリカ西海岸にてMBA取得を目指すのが最善と考えました。
当時、英語はあまり得意ではなく、語学留学からスタート、最終的にカリフォルニア州立大学の大学院へ進み、MBAを取得しました。帰国後は富士通総研に就職し、コンサルタントとして勤務しています。
大学院留学の経験は、ビジネスで役立っています。お客様の課題に対するアプローチ方法や考え方を整理する上でのポイントなどはMBAで学んだ考え方が生きています。また留学時代に培った人的ネットワークも仕事上で非常に役立っており、さまざまな業界へ就職した同級生や教授とは今でも連絡を取り合っています。仕事に関することでアイデアやヒントを得ることも多く、現在の業務でかなり生かされていると感じます。
また、世界にはいろいろな価値観・考え方・歴史があることを身をもって体験できること、自身の考え方・視野・意識に広がりをもてること、仕事につながる人脈が広がることなども留学の大きな魅力。もし、社会人の方で留学を考えているなら、迷わず一歩踏み出してください!

海外の大学院は即戦力の育成に力を入れており、ハイレベルの英語力や実務スキル、知識が身につく。学生には社会人経験者も多く、世界各国から集まった優秀なクラスメイトや教授陣とのネットワークは将来的に大きな力となる。国際ビジネスの現場で有益な情報交換なども期待できる。
アメリカの大学院進学を目指す場合、一般的に日本の大学時代の成績の平均値としてGPA3.0以上が必要になる。なかには、GPA2.5程度で目指せる大学院もある。難関校だとGPA3.4以上を求められる場合も。
アメリカの大学院進学に必要な英語力はTOEFL iBT 79~80以上。大学進学より、さらに高いスコアが求められる。英語力に自信がない場合は、「条件付き入学制度」を持つ大学院を選ぶことも可能だ。
大学院進学には、GPA、TOEFL以外に提出すべきテストスコアがある。GMATはビジネススクール進学希望者に義務づけられているテスト。GREは学術系大学院に進学する際に必要なテストだ。
アメリカの大学院に通う際の授業料+滞在費の総額は年間160~380万円。学ぶ分野、専攻によって授業料に開きがあるのも大学院の特徴だ。
アメリカの大学院は基本的に2年間、そしてイギリスやオーストラリアは1年間。短期間で修士号が取得できることから特に社会人に人気が高い。
海外の大学院を目指す場合、1~2年前くらいから準備をスタートしたいところ。通常の情報収集に加え、TOEFL、GMAT/GREなどテスト対策も必要だ。今からスタートして、1年半後に入学をめざすモデルプランを紹介しよう。
2009年2月 | 情報収集 | TOEFL、GMAT/GREなど必要なテストやスコアを把握し、対策をスタート |
2~4月 | 大学院選び | 留学カウンセリングを受け、留学カウンセラーとじっくり検討 |
4~6月 | 試験受験 | TOEFL、GMAT/GRE受験。出願前に満足なスコアを獲得できるよう調整 |
8~9月 | 出願準備 | 推薦状依頼、エッセイ作成など |
9~12月 | 出願 | アメリカ、イギリスともこの時期に出願する |
3~4月 | 合否決定 | 9月入学の大学院では合否がここで決定 |
6月 | 入学手続き | 必要な書類提出はプロにお任せ |
7~8月 | 英語コース受講 | 英語力に不安があれば、英語コース受講 |
9月 | 大学院入学 | 大学院生活スタート |
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