アイルランドの国宝であるケルズの書(The Book of Kells)は、9世紀に制作された聖書の装飾写本。全680ページ、33×24センチの大型本ですが、印刷技術もなかった当時、なんとすべてが手書きで制作されています!「世界で最も美しい本」と呼ばれるとおり、ケルト文様による装飾のち密さ、壮麗さ、神秘的なさまは息をのむほどです。

ケルズの書は、17世紀から名門国立大学トリニティカレッジに所蔵されており、一般公開もされています。ページは日替わりで展示されているので、どのページが見られるかはその日のお楽しみ。世界各国から年間90万人もの観光客が訪れ、その美しさに目を奪われています。ケルト特有の渦巻き文様、人や動物が描かれたケルト美術の最高峰は、美術好き、歴史好き、ケルト文化好きのみならず、一見の価値あり!この夏はケルト文化が色濃く残るアイルランドで、日本とはまったく違う文化に触れてみませんか?
