街にはクリスマスイルミネーションがあふれ、クリスマスソングが流れる12月。海外でも日本でも、クリスマスは季節の一大イベントです。
帰省した家族が集う海外のクリスマスは、家族と過ごす大切な行事のひとつ。クリスマス当日は教会に礼拝に行ったり、クリスマスディナーを食べたり、クリスマスツリーの下に置いたクリスマスプレゼントを交換しあったりして盛り上がります。
そしてもちろん、締めのデザートはクリスマスケーキ。
クリスマスケーキというと、生クリームやチョコレートクリームなどクリームでデコレーションされた日本のホールケーキを思い浮かべるのでは?海外のクリスマスケーキは、日本のケーキと違って、ナッツやドライフルーツをふんだんに使った焼き菓子っぽいケーキです。
たとえば、アイルランドで食べるクリスマスケーキはクリスマスプディング(Christmas pudding)またはクリスマスプラムプディング(Christmas plum pudding)と呼ばれ、ナッツやドライフルーツ、ナツメグやシナモンなどの香辛料、ギネスビールまたはアイリッシュウィスキーやブランデーなどのお酒を混ぜてオーブンで焼いたもの。
ふわっふわな日本のスポンジケーキをイメージすると、見た目のシンプルさと「食事?!」と思うくらいの腹持ちの良さ、どっしりとした見ために驚くはず。・・・ちなみにプラムプディングという割に、プラムは入っていません。
また、クリスマスに伝統的に食べられるドイツのシュトーレン(Stollen)やイタリアのパネットーネ(Panettone)も軽いスポンジケーキとはほど遠く、ケーキというよりは発酵菓子パンの1種です。
日本でもなじみ深い、フランスのブッシュ・ド・ノエルは切り株を模したロールケーキっぽい横長ケーキ。同じヨーロッパでも国により「クリスマスケーキ」はまったく異なるのです。
季節ごとのイベントを海外で体験するのは、その国の文化を知る絶好のチャンス。ホストファミリーとケーキを食べながらクリスマスの由来を教えてもらったり、一緒にディナーを準備すれば、自然と会話も弾むはず。
この冬休みや年末年始に「来年は留学先でクリスマスを過ごそう...☆」なんて思い描きながら、留学の準備を始めてみませんか★★