アメリカ映画の祭典「アカデミー賞」で日本から2作品がノミネートされたことで、最近、盛り上がりを見せている映画業界。日本の作品や監督、俳優の受賞が話題になる世界三大映画祭(カンヌ、ベルリン、ヴェネツィア)など、一年を通して、世界中いたるところでいろいろな映画関連のイベントが行われています。
アカデミー賞と時期を同じくして開催されるダブリン国際映画祭もそのひとつ。昨年は歴史的な大雪に見舞われたことから開催期間の半分で上映が中止になりましたが、今年は2/20(水)~3/3(日)までの12日間、ダブリン市内や近郊の映画館などを会場にして開催中です。
↑ダブリン城の隣に立つ1769年建造の歴史的な建物「シティホール」も映画祭の会場のひとつ
↑グラフトンストリートの近くのショッピングモール「パワーズコートセンター」も映画祭の会場になっている
アイルランドは国の公的機関として映画省を設置するほどアイルランド映画やテレビ、アニメーション制作のサポート・振興、ロケ地誘致などに力を入れているだけあって、映画祭には地元アイルランド制作の映画にとどまらず、ヨーロッパをはじめとする世界各国の上質な作品が集まります。
↑「Powerscourt House & Gardens」ウィックロウ州にある美しい邸宅。ロケ地としてよくヨーロッパ映画に登場
期間中はレッドカーペットや、日本ではなかなか公開される機会の少ないアイルランド映画やヨーロッパ映画などをいち早く楽しむことができます。もちろん日本語字幕はないので(英語以外の外国語作品の場合、英語字幕あり)、リスニングの勉強にもピッタリ。留学生仲間と観に行ってお互いの感想を言い合えれば会話力もアップ!チケットはオンライン、市内のボックスオフィス、電話で購入でき、1作品10ユーロからと手ごろな価格設定です。
留学中はその国の文化や生活を感じることのできる映画鑑賞にトライして、異文化理解を深めてみては?