これからアメリカ留学を予定している人は、期待に胸を弾ませる一方、現地での生活を不安に思っているのでは?アメリカならではの生活スタイルを知ることで、スムーズに留学生活がスタートできるはず!注意したいポイントを知っておこう。

01 あいさつ

あいさつと同時にハグをする

多くの場合、親しい間柄の人とはあいさつと同時にハグをするのが基本。日本にはない習慣なので恥ずかしいと思う人がいるかもしれないが、アメリカのマナーだと思って挑戦してみて!どうしても抵抗がある人は、相手に目線を合わせて笑顔で「Hi!」とあいさつするだけでもOK。

02 トイレ

ドアの上下に隙間がある

防犯上の理由から、アメリカの公衆トイレのドアには、上下に大きな隙間がある場合が多い。慣れないうちは戸惑ってしまうが、身の安全のためだと考えて。また、飲食店によっては、トイレのドアにロックを掛けているので、使用の際は店員に暗証番号を聞く必要がある。

03 車の交通ルール

赤信号でも右折OK

日本と異なり、車は右側通行。交差点のほとんどは、一時停止して歩行者や車が来ないことを確認すれば、赤信号でも右折可能だ。ただし、「NO TURN ON RED」の標識がある交差点では右折できない。また速度単位はキロメートルではなくマイル表示なので、運転には細心の注意を。

04 洗濯

洗濯物の外干しはNG

家の外に洗濯物を干すことは、基本的にNG。ホームステイ先や寮だけでなく、賃貸アパートなどでも禁止されていることが多いので気を付けよう。コインランドリーなどの乾燥機を使い乾かすのが一般的だが、洋服の傷みが気になる人は、洗濯ネットなどを活用するといいだろう。

05 外食

"To Go Box"で食べ残しを持ち帰り

外食をする際に驚くことの一つが、料理のボリューム!肥満大国と言われるアメリカだけに、レストランなどで食べ切れない量の料理が提供されることも。しかし、もし食べ残してしまっても大丈夫!アメリカでは、余った料理は持ち帰れるのが一般的で、店員に頼めば、テイクアウト用の箱を用意してくれる。

06 食事

家庭であまり料理をしない

朝、昼、夜でバランスの良い食事を取りたいと思う人もいると思うが、アメリカの一般家庭の食卓には、冷凍食品やファストフードが並ぶケースが多い。共働きの家庭が多いため、手軽に用意できる料理が好まれる。食生活が気になる人は、キッチンを借りて自炊するなどの工夫を。

07 ドアの開閉

使用中以外、ドアは開けておく

ホームステイ先などで注意したいのが、トイレやシャワーなどの利用後に、扉を開けておくこと。家庭により多少の違いがあるが、扉が閉まっているのは「使用中」を意味してしまう。また、自室の扉を閉めているのも「話したくない」というサインに受け取られてしまう場合もある。

08 チップ

サービスへの心付けを渡す

日本人にはなじみのないチップの習慣。飲食店での食事やホテル宿泊時などで、サービスを受ける際には支払うのが基本となっている。相場は支払額の15~20%ほどだが、端数まできっちり計算する必要はなく、料金にサービス料が含まれる場合や、ファストフード店などでは不要だ。

09 公共交通機関

バスに自転車が積める

一部の州を除き、公共バスには自転車が載せられるよう、ラックが備え付けられている。セルフサービスとなるが、広大なアメリカでは滞在先や学校からバス停まで距離があるケースも多いので、そういった場合に自転車があれば時間を短縮できて便利だ。

10 ごみの分別

細かい分別ルールはない

缶や瓶、ペットボトル、プラスチック容器など種類ごとに細かく分別する日本と違い、アメリカでは大ざっぱに燃えるごみとリサイクルできるごみの分別のみを行う。また、ごみの出し方も決まった収集場所に出しに行くのではなく、家の前にごみ箱を置いておくのが一般的だ。

11 居住エリア

コミュニティーが人種で分かれている

多様な民族、人種が共に暮らすアメリカだが、居住エリアは分かれている場合が多い。日本人が多く住むエリアには、日本食レストランや日本の雑貨が買えるショップが多いなど、同じ街でも違った雰囲気を味わえる。中には危険なコミュニティーもあるので、現地で情報収集しよう。

習慣や文化の違いもポジティブに受け止める心を

アメリカに限らず、慣れない生活習慣や文化の中で暮らすのは、苦労を伴うもの。しかし、そういった「違い」を体験できるのも、留学の大きなメリットの一つとなる。ポジティブな気持ちで受け止めることができれば、異文化への理解は自身を大きく成長させるきっかけになるはずだ。