留学や学校の種類を決めたら、どんな国や地域に行きたいかを考えてみて。今回は「雄大な山や海など自然を満喫したい」「日本と違う外国らしい街並みを楽しみたい」「おいしい料理を堪能したい」という三つの希望に合うおすすめの都市を、英語圏のエリアからセレクトしてご紹介。

その1
雄大な山や海など自然を満喫したい

ローカルの人に人気を誇っている亜熱帯の楽園

オーストラリア ヌーサ

透明度の高い海とビーチをゆったり楽しみたい人に人気の海辺の町。シュノーケリングやサーフィンといったマリンスポーツはもちろん、7~10月はホエールウォッチングやクジラと一緒に泳ぐツアーも実施されている。またヌーサ国立公園内にはコアラをはじめオーストラリア固有の動物が多く生息。生物の多様性を感じられるはず。

山水に思い切り親しめる、まるで天然テーマパーク

ニュージーランド クィーンズタウン

南島の内陸部、リマーカブル山脈とワカティプ湖のほとりにあり「ビクトリア女王が暮らすのにふさわしい街」としてその名が付けられた。近郊ではジェットボート、ラフティング、この地発祥のバンジージャンプなど、自然を間近にスリルある体験ができる。この町を拠点にして世界自然遺産「テ・ワヒポウナム(マオリ語でヒスイの土地という意味)」へ足を延ばすこともできる。

その2
日本と違う外国らしい街並みを楽しみたい

カナダ人も憧れる英国情緒漂うガーデンシティー

カナダ ビクトリア

イギリス植民地時代の風情や風習が色濃く残り、特に春と夏は花壇の花々が街を彩っている。とりわけ絵になる場所として有名なのは英国調の建物の多いインナーハーバーや、四季折々の花が咲くブッチャート・ガーデンなど。カナダで最も温暖な気候に恵まれることもあり、仕事を引退した後、ここに移住する人が多い。

美しく強固な景観が青い海と空に映える

マルタ バレッタ

地中海の島国マルタの首都で、蜂蜜色の石灰岩(マルタストーン)で作られた建物と突き出た色とりどりのバルコニー(ガラリア)が独特な町。町全体が要塞の機能を持つよう設計された過去を有し、当時の騎士団関係の建物は現在、国会や政府機関、博物館などに利用されている。1980年には市街地全体が世界文化遺産となった。中心に立つ聖ヨハネ大聖堂はその内装の豪華さに驚くこと間違いなし。

その3
おいしい料理を堪能したい

オーガニック志向の人にとっての理想郷

アメリカ ポートランド

山と川に囲まれたポートランドには上質なオーガニック食材がたくさん。ファーマーズマーケットが頻繁に開かれ、地元の人々の食や健康への意識も高い。またアメリカの他の都市とは対照的にファストフード店は少なく、地元食材を使ったレストランが数多く並ぶため、こだわりの食材を生かした、新鮮で健康的な料理を楽しめる。

EU最高水準の食品質を保持する緑豊かな都市

アイルランド ダブリン

大西洋に面した自然豊かな土地で収穫された農作物が魅力。イギリス料理と似ていて、シンプルで素朴な料理が多い。中でも大地の恵みをふんだんに使った伝統料理・アイリッシュシチューは地元の人に昔から変わらず愛されていて、ダブリンのレストランでももちろん堪能することができる。またパブ文化が根付いており、ギネスをはじめとするアイルランドのビールは今や世界中で大人気。

その他のおすすめ都市は『留学ジャーナル2020年5月号』でチェック!